それぞれの将棋大会
雪野将王を呼んでの将棋イベントから約5ヶ月経ち、季節は冬、1月だ。
おかげ様で新規の増え、休日には10人以上お客さんがいる。
特に増えたのは初級者、級位者のお客さんだ。島崎さんの熱心な指導と草の根活動のおかげだ。
そして念願の級位者大会が昨年末に開催された!!
参加者全員に楽しんでもらうために私と島崎さんとで話し合いを重ねて、趣向をこらしたオンリーワンな大会になったと思う。
大会はトーナメント方式ではなく総当たり戦で10級以下、5級以下、1級以下とクラス分けを細かく分けた。
参加総数は22人 10級以下が5名 5級以下が9名 1級以下が8名。
普段から教室に通ってくださっている人、雪野将王のイベントに参加された縁で遠方から来てくださった人もいる。
以前、商店街祭りで島崎さんとオセロ対決を繰り広げた高井田君は将棋を初めて4ヶ月で道場2級と成長著しいく上級者クラスでの出場だ。
参加者全員に賞状と賞品が貰えるようにした。
賞状を貰う。というのは嬉しいことだし、日頃の努力が可視化できる。努力が報われないと辛くなって辞めてしまう。
例え、入賞できなくても努力したことを讃えることが大事だ。と島崎さんは言う。
内容もバラエティに富んでいて1位、2位、3位はもちろん、各級から対局態度がよかった人には優秀賞を最も熱戦を繰り広げた対局には名局賞を最も時間を使った対局者には努力賞を授与した。
大会の後は将棋クイズ大会。
超簡単な問題から、誰が解けるの!?というコアな問題まで将棋に関する多種多様なクイズを用意した。
正解数が1位、2位、3位に賞状と授与した。
賞品も豪華!! 居飛車、振り飛車の多彩な戦法や囲いの破り方、手筋、必至問題、詰将棋などなど
書籍を人数分用意! プラス将棋駒ストラップ、クリアファイルなど雑貨か用意!
正直、赤字の出血大サービスだが、言い方は悪いが損して得取れ。
1人でも長く将棋を続けて、一生の趣味にしてほしい。
青葉将棋道場をこの市の将棋好きが集まる憩いの場所にしていきたい。
この先、10年、20年先を見据えた取り組みなのだ!!
みなさん笑顔で帰られ、大会は大成功で幕を閉じた。
実際、教室や道場も今年に入って人が増えた。
これからも愛される道場をじっせしていかなければ!!
島崎さんと2人で頑張っていこう!!
日は流れ2月某日。
「うおー!! 東京だ。流石、大都会人が多いな。」
半年以上先の中学生名人戦に向けて大会になれるために女流アマ名人戦にエントリー。
階級は名人クラス。ほとんどが3段以上の強い人ばかりなのでどこまでいけるか分らないけど
予選で敗退したら東京観光を楽しもう。
「将棋会館始めていくので楽しみです。」
「僕は、3年ぶりくらいの将棋会館なので緊張するよ。」
今日は月曜日の祝日、道場が定休日で島崎さんも同行してくれることになった。
とっても、飛車一枚分心強い。
島崎さんも3月あるアマ名人戦県大会に出場予定。
雪野将王も将王戦が始まる。
私と島崎さん、それぞれの大会が始まる。
このお話で「将棋道場」編は終了で次回から「将棋大会」編がスタートします。
当初は「将棋道場」編のみで終了を予定していましたが予想以上に評価をいただいて嬉しくなり
続けることにしました。
島崎視点のお話し書く予定です!
私自身は級位者で上手く描写できない箇所も多いと思いますが。
よろしくお願いします。