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人と魔物の戦い
渚城の森には、いつも武士達が使う弓道場がある。そこはいつも薄暗く、静かで、木漏れ日が辺りを照らしている。
理太郎はこの弓道場が好きで、毎日通うが、他の武士達はあまりここへはこない。城のすぐ横に新しい弓道場が出来たらしく、皆そちらへいっているようだ。
理太郎の弓は他の武士と比べて重く、ボロボロだが、誰よりも強く速く的を射抜く。的をいること80本、このくらいかな、と理太郎は呟き、森を出て城へむかう。
理太郎は渚家に使える者であり、けして身分は高くない。ただ、ある使命を帯びていた。
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はじめまして!これが初小説となります、ヴェルドラです。 精いっぱい頑張りますので、あたたかいめで見てください☺️