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無装の俺  作者: 叢舎 翰哉
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序章

 この世界に自分を守る為の防具はあっても他人を傷つけるのを前提としたものは造られない。

 理由は簡単、人を傷つけるのに最も適している武器をみんなが持っているからだ。

 

 その武器の名前は“心武しんぶ”。

 この世界の誰もが持っていてその形は全員違う。

 

 大剣、太刀、刀、槍、盾、篭手、弓、斧、銃など千人いれば千通り形が違う。

 

 そして何よりこの心武しんぶの一番の特徴。

 一つは心武しんぶについている宝珠と呼ばれる結晶。

 これによってその心武しんぶの持ち主は特殊能力を使うことができる。

 

 炎の宝珠をもった剣は炎を纏い斬ると同時に燃やすことも可能。

 転移の宝珠をもった盾は空間転移を可能とさせる。

 土の宝珠をもった槍は大地を操る。

 

 こんな武器をこの世界なら全員持っている。

 それなら普通のなんの変哲のない武器は廃るのもおかしくない。

 

 この心武しんぶの入手法は15歳になった年に行われる成人の義にて心武倉庫と呼ばれる場所で自分の心武しんぶを受け取れる。

 心武倉庫と言っても沢山の心武がそのまま置かれている訳では無い。

 

 あるのはたった一つの結晶だけ。

 その結晶は子供一人分くらいのサイズがあり、そこで心武しんぶを受け取れる。

 

 もう1度言わせて貰おう。

 この世界に心武を持たない人はいない。

 

 ただし俺以外は。

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