『浅井長政にゃん』
どんな展開なのやら?
生後、しばらくは寂しい人質生活が続いた。禁欲的だった。
別に乳児だし気にしなかった。
何処かの別室では、(p@:;x。sf)聞くに堪えない声が聞こえる。
まあ、なんだかんだあってコメントしずらいけれど……、
俺って、『浅井長政にゃん』だよね? やった~死亡フラグ確定!!
バンバン、歴史改変してやるぞ~ぉ。
他は良く判らんが、長政ならば知っている。
義務教育を受けていれば、み~んな知っているが、実はまったく知らないという。
恐ろしく”マイナー”な人物だ。
信長とその妹、姪を介したエピソードしか知られていない。
何故か?朝倉(お魚かも?)さんと大の仲良し。
そう、敗者は消え去るのみなのだ。
とりあえずお市を……おいちく、いたd…て、まだ生まれていないよね?
気を取り直そう。
前世の俺が住んでいた長浜市は太閤秀吉の出世の町としてわりと有名な街だ。
戦国時代が舞台となる大河ドラマでは必ず出てくる町だ。
元々豊臣秀吉の人気は、とても高いものがある。
笑うことに、下水道のフタまでもが千成りびょうたんである。
どんだけだよ!
まあ良くある郷土の英雄様である。
なにを隠そう、俺も大の秀吉ファンであります。
土地柄ゆえか、歴史が大好きで資料とかもそれなりに読んでいた。
俺は子供の頃からまったくゲームに興味がなかった変人だが、
『太閤談志伝』と『信秀の坊や』シリーズは別腹であり超大好きだった。
「連休の前日から三日三晩やり続け、気がついたら出勤日の朝」などはザラという中毒状態であった。
でも、この際関係ない。
……ん、『ゲーム?』
だからか? だから適当にエロゲではないが、リア充の、『浅井長政』か?
浅井さんは、平成の大合併により新たに長浜となった旧浅井町?の人だ。
一応、地元密着の人なのだが……。
全国的には・・・・・・。
『ひこちゃん』の方が有名だろう
一応、長政プレイもしていたので多少の知識はあるが、興味は薄かった……、ゴメン。
だって秀吉の敵だし。
戦国に思いをはせ、どちらかと云えば夢見がちだった俺。
「もし、信長に出会ったらどうするべ? 逃げろ」とか、
「秀吉の家来になったら、どう取り入ろう?」とか、
「悔しいけれどやはり家康の家臣がいちばん安牌か? いや激戦と貧乏とで死ねる」
なんて夢想を無双していましたが……。
浅井家は、実に盲点でした
転生はしたものの、『戦国ファンタジー(エロ?)』じゃないですか?
まあ、乳児、母乳プレイは多少あこがれるけれど……。
とりあえず、戦国の世を生き抜く為にも己を知ろう。
というわけで現状確認だ…。
「ピコン」
…そう思ったら、頭の中に、情報ウィンドウが開いた。
流石はゲーム? 便利だ……。
とりあえずはここまで。