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五話 楽しさ
怖かった、だが同時に楽しかった。
敵がどうやって私を殺しに来るのか、次の一手は何をすれば生き延びれるか。
痛みがあれば違っただろう。
探索者ギルドの人達にも説教された。
まあ、すべて能力がやってくれました。
違うところ見てても説教が続き、最後の方ではお菓子食べながら聞いてました。
探索者ギルドの人に、私が死ななかったのが驚きだと言われた。
あの骸骨、スケルトンは通常の数10倍ほど強かったらしい。
骸骨に殺されそうになっていた少年も、私も事情聴取を受けた。
なぜ骸骨がこの国の中に入れたのか、今度そのことで幹部達が会議を開くとか。
とにかく、外に出るのは控えたほうがいいかも知れない。
親はあきらめ顔で、危ないことはするな、と。
もうそろそろ、魔法学校に入学しなければいけない歳になる。
魔法には興味があるので楽しみだ。