一話 精霊と魔獣
この世界には魔法がある、原理はまだすべては解明されていないが魔力を使い発動する事で知られている。
魔法の発動の仕方はいろいろな方法があり、詠唱、術式、精霊に頼む方法、などがある。
精霊は魔力に意思が宿ったものらしい。
私の能力は無駄に万能らしくバッタから精霊までカバーしています。
力を貸してもらう事は得意分野です。
変わりに詠唱は舌噛みそうで怖いです。
精霊のほかには、魔獣と魔物がいる。
魔獣は生きた生物に魔力が大量に入ってしまったもの、魔物は魔力に意思が宿ったもの。
精霊と魔物の違いはまだ分かっていないそうだ。
目の前にいる白い狼のような魔獣を見る。
「グルルル」
「・・・・・・」
「グルルウ」
「・・・・・・」
好意が漠然と伝わってくる。
魔獣には意思が無く暴れることしか考えられないと聞いたが、こいつには敵意も悪意も感じられないし・・・。
・・・よし飼おう。
かわいいし、子犬みたいに小さいし。
早速屋敷に戻り、長年この家の執事を勤めてきたじいやに相談する。
「おや、リア様ッ、いやリア様ッ三日間もどこにいっていたんですか!」
「・・・・・・」
道に迷って精霊に食べ物もらって、池の上歩いた。
じいや葉は真っ青になったり真っ赤になったりしている。
「とととりあえず、お母様と、お父様に報告を、そこに絶対そこにいてくださいね!」
じいやは転びそうになりながら、走って父の部屋に向かって行った。
まあいいや、こいつ洗ってやろう。
冷た過ぎず暑すぎないお湯をかけ石鹸を使い体を洗っていく、もちろん能力で洗っていいか聞いている。
濡れたちび狼はモップみたいだった。
「いままでどこmp@:」
親に泣かれるのは悲しい物があるな、まあまた外に遊びにいこ。