第3話 恐怖のゴーストオーシャン
登場人物紹介
ランバルト・ルー 船長
シャリア・トビー 操舵士
ガルシオ・チャル 機関士
ダルマン・アミー 料理人
ハリル・メイアー 船医
マルバス・マリア 航海士
ナブル・ナジーム ナジーム海賊団船長
アイサル・ミーカ ナジーム海賊団操舵士
シュルツ・バルカ ナジーム海賊団機関士
エルマ・ジャミー ナジーム海賊団料理人
ムラウ・ディーバ ナジーム海賊団航海士兼船医
*登場する全ての名称はフィクションです。
海賊として出航したルー船長と仲間のトビー、チャル、アミー、メイアー。
航海士を求め立ち寄った港で何とかマリアを仲間にする。
しかし、チャルが向かおうとした場所は禁断の海域ゴーストオーシャンだった。
「マリア、その海図にあるゴースト何ちゃらって何だい?」
「ゴーストオーシャン、別名海の墓場とも言います。普通の船は絶対近づきませんよ。」
「幽霊でも出るってんのかい?」
「霊がいるかは分かりませんが、1度その海域に入ったら出られないと言います。」
「危険な片道切符ってやつだな。チャル、何でそんな所に行きたいんだ。」
「この海図は私が持っている機械の中にありました。機械は秘宝を示すと言われていますから、危険な海域に宝があっても不思議ではありません。」
「お宝ねぇ、危ない事してまで必要な物なのかい?」
「海賊達はこの宝を狙い、一般の船まで襲います。海の平和を取り戻す為にも宝は悪い海賊達には渡せません。」
「アタイらも海賊だよねぇ。」
「ルーさんは悪くないです。怪盗に義賊がいるよう、正義の海賊がいてもいいです。」
「ルー船長、どうします?」
「みんなはどうよ。危ない海域だよ。」
「私達は元よりルー船長に従うまでですよ。」
「ちょっと考えさせてくれ。」
船長室。
ルーはマリアと話している。
「なあ、マリア。ゴーストオーシャンには何があるんだ。」
「私も噂くらいしか聞きませんが、磁場が狂うようです。」
「中に海賊がわんさかいたりとかは?」
「海賊船もまともには航行出来ないでしょうね。」
「海域内に陸地とかは無いかな。」
「あるかも知れませんが、無事に生還した話を聞かない以上何とも言えませんね。」
チャルが部屋に入って来た。
「ルー船長、ちょっといいですか。」
「チャル、海域は磁場が狂うらしいぞ。」
「そのことですが、通常の機関では狂うと思いますが、この秘宝機関であれば海域は突破出来ると思います。」
「海図と一緒にあった機械の事かい。」
「私も機関士として働いていましたから、大抵のものは分かります。この機関は特別製です。」
「そうかい、うちの機関士が大丈夫って言うなら行ってみるかい、魔の海域に。」
船室に全員揃った。
「みんな、これからゴーストオーシャンに向かうよ。出航の準備をしとくれ。」
「了解、船長。」
アミーは市場に最後の買い出しに向かう。
メイアーは薬局に各種医療品を求めに行った。
トビーは操舵室、チャルは機関室にて調整する。
マリアは船室にて航路を確認した。
「みんな、準備は整ったかい。」
「ルー船長、出来たみたいよ。」
「それじゃあゴーストオーシャンに向けて出航するよ。」
港にはその様子を伺う海賊がいた。
海賊はアジトに向かう。
「船長、奴らゴーストオーシャンに行きますよ。」
「そうかい。なら秘宝はあるみたいだね。」
「我々も行くんですか。」
「あんな奴らに宝はやれないよ。ナジーム海賊団の名にかけて秘法は頂くよ。」
「あらあら、ナジーム船長張り切ってるわね。」
「船長、言い出したら聞かないもんね。」
「どうやら一戦交わる事になるかねぇ。」
「バルカさんは血の気が多いわね。」
「そう言うお前はどうなんだミーカよ。」
「私はジャミーちゃんと見学させてもらおうかしらね。」
「でも、あの海域ヤバいんじゃなくて。」
「ディーバ先生でも苦手なんですね。」
「普通の船なら行かないわね。フ・ツ・ウならね。」
「何か策があるんだな、ディーバ。」
「お任せ下さい船長。バルカさん、手伝って下さいね。」
「はいはい、人使い荒いなぁ。」
「この先の海が噂のゴーストさんかい。」
「ルー船長、変な呼び方しないで下さいね。」
「なあ、トビーよ。海ってヤバいのか。」
「私が乗る船はこんな所には来ないわ。ただ、何が起こるか分からないのが海かもね。」
「船長、そろそろ海域に突入します。船室にお戻り下さい。」
「サンキューマリア。」
「ねえねえ、チャルさん。この機械って凄いの?」
「アミーさんは機械に興味あるの?」
「私は料理作るくらいしか出来ないよ。機械苦手だし。」
「そう、私は料理出来ないからアミーさんが羨ましいかな。」
機関室に警報が鳴る。
「どうやら海域に入ったわね。さあ、秘宝機関を作動させますかね。」
チャルが操作すると警報は鳴り止み静かになった。
暫く進むと島が見えて来た。
船を島に接岸し、上陸する。
「ここは未開の島かな。」
「いや、この機械がある以上誰かは上陸してるわ。」
「奥に進んでみましょう。」
島の中心付近には建造物がある。
「あそこに建物あるよ。」
「それに周りには死体もね。」
白骨死体が散乱している。
「かなり激しい戦闘だったみたいだね。」
「秘宝を巡る争いねぇ。」
その時背後から誰かが来た。
「アンタらもそうなる運命かもな。」
「誰?アンタたち。」
「私はナジーム。ナジーム海賊団の船長さ。」
「どうやってこの島に来たの。」
「そんなことはどうだっていい。さあ、ミーカ、バルカ、ジャミー、ディーバ、こいつらを倒しな!」
「あなた方に恨みはありませんが、秘宝の為お命頂戴致しますね。」
第4話 予告
ついに始まるルー海賊団VSナジーム海賊団。
果たして島に秘宝はあるのか?
次回 「強敵、ナジーム海賊団」
遂にライバル登場です。謎の島での激闘、そして秘宝とは?
ではまた。




