2話・光郷真零においての注意事項
ーーーー光郷真零と言うことろに飛ばされた零夜くん。何やらやべぇのがーーーー
楽しんでいってね〜
美羽「そうね、、、ここは“光郷真零”よ」
零夜「は?・・・どこ?」
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美羽「そうね、簡単に言うなら貴方達がいた世界とはまた別の世界かしらね」
零夜「へぇ〜、、、、、へ?、、、ゑ?ま?え、ちょ、ま、、、ゑ?」
美羽「どうしたのかしら?と言ってもまぁ無理もないのかしらね」
零夜「そりゃそうでしょう!?えぇ、、、 だって、えぇ!?地球は!?どこ行ったの!? 爆発した!? BAN☆で爆発するほど脆くないよね!?」
美羽「チキュウだとかなんだかは知らないけどとりあえず別世界とだけ認識してもらえればいいと思うわ」
零夜「は、はぁ、、、ってなるわけないよね!?え、馬鹿なの!?ねぇ美羽さんは馬鹿なのかな!?急にさぁ!“ここは貴方のいた世界とは違うの〜ウフフ〜”って言われたら誰しもみんなはぁ!?ってなるよね!?ね!?」
美羽「誰が馬鹿よ。殺されたいの?しかもそんな気持ち悪い口調で言ってないのだけれど?捨てるわよ?」
零夜「ア、ハイ、、、調子に乗ってすみませんでした」
美羽「分かればよろしい」
零夜「ま、まぁ、別世界なのはとりあえず分かった、、、実感は全然ねぇけどな」
美羽「まぁ、それはそうでしょうね」
零夜「でもなんかいきなりぶっ飛びすぎたことを言われたせいで何周も回って逆に実感あるかもしれんな」
美羽「どっちよ」
零夜「俺に聞かないでくれ(切実)」
美羽「まぁそれもそうね」
零夜「にしても、光郷真零かぁ、、、とりあえず地球とは違うだろうし近辺だけでもちょっと散策しといた方が良いだろうな、流石に周りに何があるとか知っとかないと不便だし。いつ帰れるかも分からないってのもあるし。(あとは衣食住か。最悪野宿だな)」
美羽「あぁ、衣食住についてはここでいいわよ、男と2人ってのは気が引けるけど流石に別世界の人を野ざらしにしても死ぬだけだし」
零夜「なんかサラッと心読まれた!?え?そんなナチュラルに読まれる?顔に出てたか、、、!?まままぁ、とりあえずここで全部済ませられるのなら嬉しいが〜って待て」
美羽「何かしら?」
零夜「死ぬとはなんだ死ぬとは。誰が生活感皆無自宅警備員最有力候補だ!」
美羽「誰もそんな事言ってないし思ってないわよ。あと死ぬって生活感とかそういう事じゃなくて、普通に歩き回りでもしたら襲われるわよ?」
零夜「襲われるぅ? 誰に。こんな世界にも不審者とかいるのか?それとも熊とか凶暴な動物が」
美羽「違うわ、それよりももっと恐ろしい存在よ」
零夜「なんだ?別世界ってことだしゾンビでも出てくるのか!?w そりゃテンション上がるなァ!男子ならもれなくみんな夢見るヒーロー! 女の子を助けて“ねぇ君大丈夫?怪我しなかったかい?”って決めゼリフやって美女を落とすあの夢!」
美羽「どんな夢よしょうもない、、、まぁでも、あながち間違ってないわ」
零夜「だよなぁ!やっぱ俺がヒーローになる時ぃ〜、、、ぃぃぃ!?」
美羽「何よ」
零夜「え!?出ちゃうの!? 本当に出ちゃうの!?ゾンビ!? え!?ヤダヤダ怖い怖い」
美羽「ゾンビって言うより正確には“喰種”って言う魔物が出るわね。ていうかあんなに夢とかどうたらこうたら言っておいて案外ビビりなのね」
零夜「しょうがないじゃん!夢とは言ったけど実際戦えるほどの勇気とか持ち合わせてる訳じゃないもん!むしろ誰か身代わりにして速攻逃げるタイプだもん!」
美羽「うわぁ、、、あなた、、、最低ね、、、」
零夜「うっさいわぁ!いいだろ!別に自分が助かってりゃ!」
美羽「はいはい、、、そうですねそうですねっと」
零夜「あーあ、、、にしても喰種ねぇ、、、光郷真零めちゃめちゃアブねぇところじゃねぇか本当に大丈夫か?」
美羽「まぁ、一概に平和とは言えないけどそれでもある程度楽しい生活は出来るわよ?」
零夜「そうなのか?」
美羽「まぁまず、喰種に会うことも別に頻繁って訳でもないしね」
零夜「なら安心だな!」
美羽「まぁでも、ほんと勝手に死なれたら困るし、危ないからあなたが外出する時は私も同行するわ」
零夜「大丈夫だって! 頻繁には会わないんだろ!?なら少しくらい大丈夫だ!つーわけで!いってきまーす!」
美羽「人の話を!・・・はぁ、、、まぁ慣れない空間だろうし今日くらいはいいかしらね」
零夜の声「へぇ〜こんな感じなんだ光郷真零って、、、ほんとに喰種とやらがいなければ全然綺麗なところじゃないか!まぁどうせ会わない会わない!」
美羽「ほんと楽しそうね、聞いていて微笑ましいわ」
零夜の声「ん?そこにいるのは人か? 美羽さん以外にも人いるんだな」
美羽「え?人?ここら辺は私以外はいないわよ?」
ーーってなるともしかして、、!
「マズイっ!!」
零夜の声「おーい!そこの人〜!おーぉぉぉぉぉぉ、、、い?・・・・・ギャァァァァァァァァァァ出たァァァァァァァァァァ!バケモノ!汚物!変態!ねぇ待って助けて!お母さん!お姉ちゃん!」
美羽「零夜!そこどいて!」
零夜「今度はなになにぃ!?」
美羽「いいから!」
零夜「はいぃぃぃ!」
美羽「はぁぁぁぁっ!“貫壊”!」
零夜「うぉっ!?なんだよなんだよなんなんだよ!」
そこら辺の喰種「ウワァァァァァァァ」
美羽「危ないね、、、気づけてよかったわ。あとは、“浄化”・・・よし、これでおっけー」
零夜「うおぉ!?消えた!?もう何が何だか分かんねぇよ!!」
美羽「気持ちはわかるけど1度落ち着きなさい」
零夜「はぁはぁはぁ、、、何だ今の!?あれが喰種なのか!?あと美羽さんは美羽さんで何者!?」
美羽「そう、今のが喰種よ。あと今の私の力は“能力”とでも言うのかしらね」
零夜「の、のーりょく!?え、、、かっけぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!?」
美羽「そうなのかしらね?あと言ったじゃない。外は危ないって」
零夜「は、はい、すみませんでした」
美羽「まぁ、よく分かったんじゃないかしら?」
零夜「はい、、、」
美羽「喰種ってのは人に化けている事が殆どよ、普通に喋れるし。強ければ強いほど人間の擬態が上手くなるの」
零夜「そうなんですか、、、ちなみに今の喰種は美羽さん的にどのくらいの強さなのでしょうか?」
美羽「あんなの雑魚も雑魚よ。私自身めちゃめちゃ強いわけじゃないからね。その私ですら勝てるほどなのだから雑魚よ」
零夜「は、はぁ〜。とりあえず美羽さんが凄いことだけは分かりました、、、。」
美羽「そう、それは良いわね。とりあえずこれから君が元の世界に帰るまでの間、喰種を常に警戒しながら生活しなきゃならないわ。覚悟はいい?」
零夜「あぁ、、、はい、分かりました、、、」