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銀杏の季節がやってくる

作者: 薄雪草


晴れた青い空から舞い降りてくる

金色の光 銀色の風


道を歩いていくと

つむじ風が吹いて

くるくるり

はらりはらり

明るい十月の陽射しのなかに

黄金のかけらが舞っていました


そっと拾ってみれば

手元にも一枚の

銀杏のかたちの葉っぱ

しばらく眺めてみたあとは

木の根元に返しましょう

銀杏に暖かくお布団かけて




つむじ風が吹いて

恋人たちを寄り添わす


青葉の季節は今だけよ と

風は微笑み去っていった



枯れかけの葉はどうしましょと

別の風に問えば


肩に一枚 銀杏の葉が落ちてきて

去り際になって 元気出せよと一言



そうですか そうですね

から元気でもいいから

出してみますか


そんな午後のひとときがありました








タイトル、いちょう、と読んでくださいね。ぎんなん、ではないです。

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― 新着の感想 ―
[良い点] 実家の近くの銀杏のある公園を思い出しながら読みました。 懐かしい気持ちになりました。 良いなって思ったところは、銀杏を手に取ったところ。 忙しない生活をしているように感じていましたが、ふと…
[良い点] なんといいますか、言葉…表現が乏しいので、良い言葉が出てこないのですが、すごく、素敵で好きです! 目を瞑ると、景色が見えてくるようです… 素敵な詩をありがとうございました!
2021/10/27 21:12 退会済み
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