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第三章 王都編 第九話 論功行賞と候補

魔族との戦いが終わり、報酬の話です。

 今回の騒動である緊急依頼について、依頼達成の報告を受けたガジャーノ陛下とギルドマスターのギリックは安堵のため息を吐いた。


 予想以上の魔物の数を討伐した事に対し、論功行賞を設けることになった。



 特級戦功


 ユウト・サトウ A級ランク

 大小様々な魔物を討伐。 更に上位魔族を討伐し戦闘終結に貢献。


 報酬 白金貨2枚



 S級ランクパーティ疾風

 大型の魔物を複数討伐し、下級魔族を討伐。


 報酬 白金貨一枚と大金貨八枚



 S級ランクパーティ青龍

 大小様々な魔物を討伐し、下級魔族を討伐。


 報酬 白金貨一枚と大金貨四枚



 一級戦功


 ソロ冒険者ケイリーB級ランク

 大型の魔物を十二体、小型の魔物を六十体討伐。

 A級の援護をし戦闘に貢献。


 報酬 大金貨五枚



 二級戦功


 A級ランクパーティ戦乙女、B級ランクパーティ隻眼

 負傷したC級を保護しつつ魔物討伐に貢献。


 報酬 各パーティ大金貨三枚




 「……では、ギルドマスターと陛下の決定により彼のランクを昇格します」



 「うむ。 ユウト・サトウをS級ランク冒険者にし、謁見の準備を整えよ」





 国から論功行賞の報酬が、冒険者ギルドから参加者に通常報酬が配られ、ファジール王国は平和を取り戻した。



 カフェシエルもまた、騒動の前と変わらずーー




 いや、若干の変化はあったものの穏やかに過ごしていた。



 若干の変化とは、カフェシエルのマスターが、S級冒険者になったことに対するお祝いである。


 祝いの言葉と同時に、S級という責任が新たに加わり三日程浮遊城で休んでいたユウトは、久しぶりのカフェシエルへ足を運んだ。



 朝食を済ませ、転移門を通りカフェシエルの地下から上がると、厨房に明かりが灯っているのを見たユウトはカウンターから厨房へ向かった。


 するとリオルクさんとガリムさんが、何かを話し合っていた。

 扉から少し顔を出していた僕は、ガリムさんに見つかり話しに加わる事になった。


 どうやら最近、新メニューが出てない事を不安に思い、メニュー開発をしようとしていたそうだ。


 熟考した後、前世の料理を書き出していった。



 新メニュー軽食候補


 オムライス


 カレーライス


 スパゲティ


 ハンバーグ定食


 ピザ


 ピザトースト



 新メニューデザート候補


 アイスクリーム


 パンケーキ


 フルーツパフェ




 結構な数、出たな。


 「何書いてるんですか、マスター」


 「新メニュー候補なんだけど、流石に全部をいっぺんに出す訳にはいかないから、小出しにしようかと思って……」


 「随分、沢山ありますね。 どれを作るんですか?」


 「うーん、リオルクさんとガリムさんは今、食べるとしたらどういうものが食べたいですか?」


 「「肉」」


 「じゃ、ハンバーグ定食ですね」


 僕は苦笑しながら答えた。


読んでいただきありがとうございます。


好きです、ハンバーグ!


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