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アカテンΩ序

作者: このさく

アカシック・テンプレートさんの超銀河極光伝説アカテンΩ(オメガ)みなで紡ぎし物語という作品に感銘を受けたので、それの序章を作らせて欲しいとアカテンさんに懇願したら、暗黒微笑でGOサインが出たのでこの作品を作らせてもらいましたのですよー

現状このトリニティ大陸には三つの大国が存在している。


その中に、あまたある創作の中でも特異な形式の国家が存在した。


その名はレイジラ。愚連隊国家だ。

なぜ、レイジラが愚連隊国家と呼ばれるのか、それは国民の90%以上が暴走族であることに由来する。


この国家は大陸を制した暴走族、麗慈羅(レイジラ)連合が母体となった国家だ。


今回はこの国ができる直前から語らせてもらおう。


当時のトリニティは、ジャスティスという一国家が征服していた。そして、退魔師ハヅキが世界に絶望し、魔を生み出す大淫婦ハヅキに変貌し世界を混乱に陥れている最中。人々は混乱し暴走に走る若者も少なくなかった。


そんな中、伝説の暴走族、麗慈羅(レイジラ)が結成された。


これは魔術があり亜人がいて女神天使もいる、ファンタジー世界の歴史である。


~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~


俺の名前はマサル。山賊だ。


峠道をバイクで疾走する集団相手に俺は山賊行為を働こうと思い、木の上から飛び降り先頭のバイクの上にまたがりこう言った。

「おまえら通行料払えや」


「あんッ、なんだとッ。てんめえら、やっちまえ」

俺の前に座っているドデカモヒカンエルフが言った。


「山賊、舐めんな。ごらぁ」

そう言って俺は愛用の武器の20cm程度の鎌を両手に構えた。

そしてバイクに突き立てる。まずはアシから狙え、常識だ。


そうしてバイクをパンクさせドデカモヒカンエルフが怯んだ隙を付き喉元に鎌を当て俺はこう言った。

「おい、こいつの命が惜しくなければ有り金全部おいてけや」


「ひっ卑怯にござる。人質を取るなんて暴走族の風上に置けない行為にござる」

ちょんまげのウサギ獣人の言葉に俺はこう返した。

「はははっ、無法者の山賊は卑怯こそ誉れ(ほまれ)なり」


「むっ、ちょこざいなぁ」

俺はちょんまげウサギの悔しそうな顔を見て山賊行為の素晴らしさを再実感する。


「お前、二代目麗武仁瑠(レイブニル)総長になってみないか?」

ドデカモヒカンエルフの死を目前としているにも関わらず真っ直ぐすぎる瞳と物言いに俺は少したじろいだ。



「暴走族だと、そんな低俗なアウトローになるつもりはさらさら無い」

だが俺は、動揺を悟られまいとできるだけ毅然とした態度で言った。


「おいおい、お前が俺たちに持ってるもん差し出せって言ったんじゃねーか。それは俺たちのチームが欲しいってことだろ」

ドデカモヒカンエルフの完璧な正論に俺はたじろぎこう言った。

「たっ、確かに山賊としてくれる物を拒むのはできない」


俺はこうして麗武仁瑠(レイブニル)の総長をモヒカンエルフことソウジから受け継いだんだ。


そうして、俺は暴走行為を開始した。

まずは空中系暴走族羅美兎(ラビット)との抗争だ。


羅美兎(ラビット)はメンバーが全て魔術師で結成された箒にまたがる暴走族で、総長は元空賊だったらしい。


抗争の内容はこうだ。まず矢文で日時と場所を取り決め全面決戦を行う予定だったが、総長が元海賊の慈無駆州(ジンクス)の横槍が入り三つ巴の大戦となった。


「おい、てんめえら。気合い入れてけや」

ドデカモヒカンエルフで元総長のソウジの言葉でメンバー全員の顔が引き締まる。


「イエッサー」

俺含め全員が先代に敬礼し血で血を洗う元山賊VS元空賊VS元海賊の抗争が始まった。


俺は二本の鎌を振り回し大暴れしていたところ空がいきなり陰った。


羅美兎(ラビット)の策略かと思ったが、羅美兎(ラビット)の連中も慈無駆州(ジンクス)の連中も驚きの色を隠せていないことから第四勢力の介入だろうと当たりをつけた。


そして、空を見上げると巨大な魔の物が飛んでいた。

そして誰かが言った。

「大淫婦ハヅキだと!」


そう、大淫婦ハヅキが自らが生んだドラゴンをこの抗争に参加させに来たのだ。


「おい、一時休戦といこうじゃないか。山賊、空賊、海賊、暴走賊、全部賊だ。賊共、あのドラゴンを倒した物がこの抗争の勝者だ!」

俺は戦場全体に響きわたるほどの大声で叫んだ。


慈無駆州(ジンクス)、総員に告ぐ、敵はドラゴンだ。羅美兎(ラビット)麗武仁瑠(レイブニル)より早く潰せ」

羅美兎(ラビット)。ドラゴンを倒せ。余所のチームに負けたら承知しないぞ」

全体に響く大声が後から遅れてやってきた。


ドラゴンが火のブレスを吐こうとしてしていたので、俺はドラゴンの舌めがけて鎌を投げたが狙いは数メートルずれドラゴンの翼に刺さった。


「まずはアシから狙えってな」

俺は狙いが外れたことをごまかした。


翼に鎌が刺さったドラゴンが大地に落ち横転し砂埃が舞った。


閉ざされた視界の中ドラゴンのうめき声が聞こえた。

俺はその音を目印、いや耳印にして全力疾走した。


砂埃が収まり視界が回復すると慈無駆州(ジンクス)の本陣から魔力の大砲がドラゴンの無防備な腹に打ち込まれた。


その直後箒がドラゴンの目玉に突っ込みドラゴンはまたも悲鳴を上げる。


俺はその光景を見ながら爆速ダッシュの末ドラゴンの目と鼻の先まで接近した。そして、ドラゴンの喉元を鎌で刺した。


鎌で刺す直前までピクピク動いていた手足や尾が動きを止め勝利の歓声が上がった。


そしてそれぞれドラゴンを倒した貢献度順にチームの頭文字を取り、麗慈羅(レイジラ)連合が生まれた。


麗慈羅(レイジラ)連合はドラゴンを倒したという実績のおかげで大抵のチームが即座に傘下に入らせてくださいと願い出た。


それを全て麗慈羅(レイジラ)連合は受け入れ決戦の地であった龍殺しの丘を根城にした。


そうして、愚連隊国家が出来上がったんだ。

現状暴走賊の難民を受け入れまくりトリニティという大陸の最強国家ジャスティスと肩を並べるほど強大な力を手にした。

そして大淫婦ハヅキの討伐隊を結成したものの5000の賊が全員死亡する。しかし、この世界の光の最終兵器的存在:女神天使の一人ワカナ、滅多に姿を見せないものの一度顕現すれば罪無き者を救うため悪しきを全て滅ぼすという力の持ち主がハヅキを滅し全てを救った。ただ一人、強大な力を持ちながら愛する者に裏切られ世界に絶望し大淫婦となってしまったハヅキを除いて。


だがレイジラは、ジャスティスにとっては目の上のたんこぶな愚連隊国家だ。

レイジラとジャスティスとの抗争が普通なら起きないわけはなかったが、ジャスティスで内乱が起こり抗争は回避された。


その内乱にはこんな背景があった。


それは大淫婦ハヅキが生み出した魔に対抗するためにジャスティスが貧乏な子供を使った人体実験を行っていたのだが、大淫婦ハヅキが女神天使に討伐されたことにより予算が降りなくなり研究は破棄されたのだが、子供たちは処分前に脱走しスラム街に潜伏した。


その子供たちは誰からも相手にされず路地裏で異能を磨きジャスティスへの復讐の機会を伺っていた。


だが、そんな彼らに手を差し伸べる存在がいた。


それは、ハヅキという名の退魔師であった。

と言っても大淫婦と化したハヅキとは名前が同じだけの別人だ。

彼女は当時の退魔師に蔓延していた金払いのいい相手以外から仕事を受けるのは馬鹿のやることという風潮に反発し、より多くの人を救おうと考えスラム街に迫る魔の物を溢れる才で一掃した。


だが、そんな彼女を疎ましく思った同業者に異能の子供たち以外のスラム街の人たちは買収され、ハヅキを騙し捕らえ魔の者に売り払った。

彼女は魔の者に永劫の責め苦を受けさせられているらしい。

こんなことから退魔師にハヅキという名前を付けると才覚には恵まれるがけっして幸せは訪れないと言うジンクスが生まれた。


異能の子供たちは彼らを止められなかったふがいなさから異能を覚醒させジャズティスに反乱を起こした。


そしてそのスラム街は焼き払われ、少年たちはジャスティスから独立し新たな国家ネオングを設立した。


数で勝るジャスティス、個人の能力で勝るネオング、士気で勝るレイジラ。

三つの国家は拮抗しにらみ合いを続け火花の散らし合いを続けていた。


そんな均衡を崩す者が現れた。それは永遠の王の名の下に世界を支配せんとする魔王:イビル=コンニャクだ。


その絶大な力に女神天使の一人コガネが異世界から最強の魂八百万の理を制す天上貴族、藤原啓泉(ふじわらけいせん)を転生させようとしたのだが、侍武(さぶらいぶ)曙光(すふぃあらいざー)!!の演舞(ライブ)があるからと断られ女神天使と死闘を演じ彼の魂は疲弊し消滅の寸前まで追い込まれるも女神天使に勝利した啓泉は異世界転生というあり方に称賛の意志を示すも、自分の世界をおざなりにした状態で他の世界に干渉するなど、世界を統べる天上貴族として不実に過ぎる。ーーゆえに、麿がこの世界を救済し尽くすか破壊し尽くしたその時にまた会うとしよう。と言い元の世界へ帰っていった。


また女神天使の一人ヒサメはロンズデーライトと言う名の青年に聖なる剣を授け魔王:イビル=コンニャクを倒させようとするも先兵である堕淫棲隷武(ダイン・スレイブ)を全滅させたは良いもののロンズデーライトは魔王:イビル=コンニャクの前に破れ去った。


そこでようやく武闘派女神天使コズミが顕現し、その活躍でイビル=コンニャクは倒れた。


だが、暴走したロンズデーライトは悪霊となり自らを勇者に仕立てあげた世界に復讐を誓った。

ロンズデーライトを押さえるため彼の持つ聖剣に封印した。そしてそれを封印し続ける一族が生まれた。


その後この世界には平穏が訪れた。

トリニティという大陸の覇権を巡って多少の小競り合いはするが全面戦争はしない。そうして三つの大国は長き平和を過ごしていた。


また新たなる災厄に備えジャスティスは天才科学者コスモスと大魔導士カオスに聖光武具(セイント・ウェポン)を作らせた。


だが魔の者たちが活性化し知能を持ち人を襲いだし大陸は混乱に陥った。


さらに異次元からの帝国の侵攻で三大国は大打撃を受けた。

こちら側の聖光武具含むほぼ全ての攻撃が効かずチートと言われる能力を持った異世界の兵団と知恵を付けた魔物たちに為す統べなく蹂躙されるトリニティの三国。


さてさて、この後どうなるのか。それはアカシック・テンプレートさんの超銀河極光伝説アカテンΩ(オメガ)みなで紡ぎし物語を読んで確かめてみよう。

下のリンクから今すぐ本編に飛びなさいなのですよー

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