学生街の喫茶店再び
「可愛すぎる」
純喫茶ガロにて、ナポリタンと、コーヒーを前にして、サイコが唐突にそう言った。
「誰が?」
主語がなく、本当に唐突に、そう口にするので、俺はそう聞き返していた。
「高山実。本当に可愛い。私が男だったら、間違いなく好きになってると思う」
「ああ、みのりんいい娘だもんな」
サイコが、ナポリタンを蕎麦の様に啜りながら、俺の返答に頷く。そんな彼女を眺めながら、俺も、メロンソーダをストローで啜った。
「タマネギ残すなよ」
そう言って、サイコのナポリタンの皿から、ケチャップのついたタマネギをつまむ。彼女は玉ねぎが嫌いだ。人間は嫌いなモノに遭遇した時、逃げるか、立ち向かうかのどちらかを選択し、それを極める。サイコは、タマネギから逃げるを選択した様だ。スパゲッティーに絡みついたタマネギだけを、器用に皿の縁に追いやる。俺はそれをつまんで食べていると言うわけである。
「結構うまいぞ、タマネギ」
ケッチャプとバターにコーティングされて、かつ、自身も炒められる事で搾りだした甘味をもって、玉ねぎは俺の口の中でとろけて行く。
サイコはちらりと、俺を盛るが、あとは無言でナポリタンを啜った。
「好き嫌いするなよ。みのりんが見たら怒るぞ」
サイコがまた頷く。
口の中に、スパゲッティーが残っていて喋れない。
口の中に残ったスパゲッティーを飲み込んで、彼女は、「あの娘だって、ピーマンが嫌いだよ」と言い訳めいた。
「でも、ちゃんと頑張って食べてるじゃないか」
「泣きそうになりながらね」
サイコが鼻で笑う様にそう言うと、俺もおかしくなって「あそこまで嫌いなら、とせばいいのにな」と言っていた。
みのりんは、毎回、ピーマンに遭遇すると、鼻を摘みながら、口に入れては、涙目になりながら、飲み込む。彼女が、それを始めたのは、昼休みに、サイコがタマネギを残しているのを発見したのがきっかけだった。「サーちゃん好き嫌いはよくないよ」とみのりんが、指摘すると、「みのりんだってピーマン残ってるよ」とサイコが切り返した。
それに、みのりんがむきになった。
「じゃあ、いいよ。ウチもピーマン食べるから、サーちゃんもタマネギ食べなよね」
と言って、彼女のピーマンを食べると言う苦行が、始まった。
サイコもそれに素直に付き合っているが、サイコはみのりんの様に、泣きながら食べるほど、タマネギは嫌いではなくて、頑張れば食べる事が出来た。みのりんのピーマン嫌いは、油断をすれば、その場で、ピーマンもろとも胃の中の物をぶちまけてしまう程深刻なものである。だから、彼女は、ピーマンを食べた後は、時として、口を手で押さえて堪えながら必死で、食事を完遂しようとする。
「もういいよ」
いつか、サイコが見るに見かねて、そう言った事があったが。
「サーちゃんが、頑張ってタマネギを食べてるんだから、ウチも頑張る」
と言って、譲らなかった。まあ、吐き戻してしまう程と言ってもアレルギーとかではないので、身体に害はないのだが。
時々、色んな意味で、心配にはなっていた。
そんな日々のみのりんの努力を知っていて、今、サイコはみのりんの見ていない所で、タマネギを残すと言う裏切りをしている。
「馬鹿正直な所が可愛いから、私も彼女の言う事は聞くことが出来る。私は彼女には逆らえない」
そう言って、サイコは、一度は避けたタマネギを一欠けら、フォークで刺して、口に運んだ。
「さっきの事もそうだ。小林の事、一生懸命守ろうとしている。タダシとの約束をちゃんと守ろうとしている」
「本当俺もそう思うよ。みのりんには、頭が上がらない」
みのりんが動いてくれる様になってから、コバは前よりも明るくなり、確かに吃音も減った。コバを風研部に引き入れてから、みのりんは、部活時間以外でも、俺と同じようにコバに声をかける様になった。休み時間には、俺よりも先に、コバのクラスに乗り込んで、楽しそうに喋くっていた。(その際、サイコも大人しく付き合って、コバと喋くっている、みのりんの傍らに佇んでいる)
みのりんとサイコが、コバを訪ねる様になってから、コバのクラスメイト達は、コバに対して、無意味ないじめをしなくなった。今までおどおどしていて、冴えなかったコバを、女子が2人も訪ねてくると言う現象が、クラスメイト達の、コバに対する見方を変えたのだ。異性との交流の機会が増える、ないし、モテる様になると、人としてのスキルが上がったとみなされる。(高校生とは実に単純だ)だから、彼らは、みのりん達のコバへの訪問を彼のスキルが上がった証拠と判断したのである。
それに、スタイルが良く、いつもニコニコしているみのりんと、影があるが、知性に満ちた雰囲気を持っているサイコは正直、目立つ。それが、余計に、彼らにコバのスキルが上がったと思わせた要因でもあった。
「本当に、お前らが協力してくれるのがありがたいよ。こう言うのって、1人で解決するのは難しいって、前に知り合いがアドバイスくれたんだ。俺自身そう思ってたし」
「それは、例の件から来る反省かな?」
サイコが見抜いてそう言うのに対し、俺はただ、「ああ」とだけ答えた。
「君はいい友人に恵まれているようだ」
サイコの淡々としたその言葉に俺は、また、「ああ」とだけ答えた。
彼女に何かを見抜かれるのに俺は大分慣れてきている。いや、それどころか、見抜かれる事で、何も言わずとも理解されている様な安心感すら、抱く様になっていた。
「まあ、君にとってはそうなんだろうな。当たり前だけど。そして、私にとっては本来他人事だが、君の一友人である以上関わらなくてはならない課題だ。そして、みのりんにとっては、純粋に小林卓也を守りたいと思う正義感だった」
そう言って、サイコはコーヒーを口に運んだ。
「だった?」
そんなサイコに俺がそう聞き返すと、彼女は「だって、みのりん。小林の事好きだもん」と、サラリと、そう言葉を落とした。
サイコの落とした言葉を俺は素早く受け止める。
「えっ、いつから?」
「いつからだろう?ただ、初めて会った時から彼の事可愛いって連呼してたから、その時からかも知れないし、最近かも知れない。私たちが彼と頻繁に話す様になってから、彼の博識さを知ったあたりから、彼女、「コバってすごい」を連呼するようになって、しまいには、小林の事が好きだと私に打ち明けて来たから」
「だから、さっきやたらと安藤さやかの事を気にしてたのか」
「安藤さやかは、小林の吃音の原因である前に、初恋の相手だからね。それがみのりんの可愛いところさ」
要するに、みのりんは、コバがまた、喋れなくなる事もそうだが、安藤さやかへの思いが復活して、気持ちがそっちへ行くかも知れないのが不安なのだ。という話である。
事態はいい方向に進んでいた。
「コバは、それを知っているのか?」
思わず身を乗り出して、サイコにそう問い質すと、彼女は薄ら笑いを浮かべながらも、首を横に振った。
「おそらく知らないと思う。私も小林にいちいち報告なんかしてないし、それに、みのりんに、告白する勇気はまだないさ」
「そうか、ノリのいい、みのりんなら、さらっと告白すると思ってたけどな」
俺がそう言うと、サイコは更に二ヤケて、「彼女だって乙女さ。そう言う所は奥手なんだよ」可笑しそうに語った。
「じゃあ、両想いって事だな」
俺の言葉に、今度は、サイコが「えっ」と身を乗り出した。
「あいつ、前から、みのりんの事が好きだったんだよ」
「これはこれは、面白くなってきましたわな」
サイコが嬉しそうな顔になる。
笑顔。
彼女の嬉しそうな笑顔が、とても可愛らしく、俺は思わず見とれていた。
見とれていると、不意にサイコが真顔になって、「小林は、みのりんで、自慰行為をした事があるのだろうか」と言ってきた。
「はぁ?」
思わず聞き返す。
「君は、私でした事があるんだろう?」
「それ、聞くか?」
真顔のサイコはコーヒーを啜りながら、頷く。
確か、前にもこんな事を聞かれた気がする。
「コバは、しないと思う」
話題をそらす様にそう言うと、サイコは少し、いたずらっぽく笑いながら、「私は構わないがな。どんなに犯されても、それは君の脳内にいる私だからな」と言って、「で、小林がしないという根拠は?」と聞いてきた。
「暴力だって、言ってたよ。性欲は、欲求をぶつる以上は暴力だって、前に言ってた」
「真面目だね。小林卓也という男は」
性への衝動を暴力だと言う。
そんな小林卓也という男はどこか、俺たちよりも、達観している様に思えた。
「恋の喜びは愛の厳しさへの架け橋に過ぎない」
サイコがそうつぶやいた。
「なんだそれ?」
サイコが「なんだと思う?」と言った表情で、俺を見た。
「チューリップの、青春の影の一文句だね」
コップの水を、替えに来たマスターが、サイコの代わりにそう答えた。
「財津和夫?」
「おっ、彼氏さんも知ってるの?」
マスターが嬉しそうにそう言った。
「知ってますよ、有名ですから。でも、音楽は「サボテンの花」しか知りませんけど。ほら、昔ドラマの主題歌だったから」
俺がそう答えると、マスターは「あれもいい曲だった」としみじみ言ってから、「それにしても彩子ちゃんよく知ってたね」とこれまた嬉しそうに、サイコにそう尋ねた。
「私、音楽好きですから」
サイコが笑顔で、マスターにそう答える。
「どんな曲ですか?」
俺がそう聞くと、マスターは「あっ、よかったら掛けようか?レコードあるから」と言って、カウンターの奥にあるレコードラックから、それを1枚取り出すと、カウンターの上に置いてあった、小さなレコードプレーヤー(ポータブルタイプと言えばいいのか)にセットして、スイッチを入れて、レコードに針を落とした。
ブツンと言う音が鳴って、それが、部屋に溶けていくのが解った。
ああ、これが、、以前マスターの言ってた音か。
そして間もなくして、曲が始まった。
静かなバラードだった。
自らの事だけに、必死になるしかなかった若い少年少女が、お互いを愛し思いやる事で、大人になっていく。人間として不完全な存在の子供から、人間として、完全までとはいかなくとも、不完全でない者へと成長していく。そんな、姿を思い描ける曲だった。
そんな曲のせせらぎと戯れる様に、サイコが静かに語りだした。
「恋はまだ、ただ漠然と相手に行為を抱く段階だ。だから、相手の悪いところは見えにくい。そのため、見ているだけで満足できる。オナニーも、異性の性的に美しい部分を想像して、行う自己満足行為だ。この2つの真理は、エゴイズムで、成り立っている。だから、恋にしても、自慰行為にしても、それは、まだ、一方的な思いに過ぎない。小林は多分、そんなエゴイズムを抜きにして、みのりんと、向かい合いたいんだと思う。「ロリータ」の主人公、ハンバート・ハンバートが出来なかった事だよ」
「大人なんだな。コバは、俺らなんかよりも」
サイコが頷き、コーヒーを飲で、まだ、続ける。
「恋が、愛に変わった時、エゴイズムではなくなる。なぜなら、愛には、相手の思いをくみ取らないと置けないと言う責任があるからだ」
「それで、恋の喜びは愛の厳しさへの架け橋に過ぎない。か。君はそう言いたくて、この文句をつぶやいたのか」
解っているじゃないかと、目で言いながら、サイコは続ける。今日は話が長い。
「とあるAVライターが言うには、性交渉も肉体関係があろうとなかろうと、それが欲求を満たす為のみだったなら、セックスとは言わないそうだ。本気で、相手を愛おしく思っての末の性交渉でなければ、自己満足なオナニーなんだそうだ」
サイコがトンデモ発言をした。普段なら、ここで笑うか、突っ込むか、絶句するのだが、話の流れから、サイコの放つ真剣雰囲気から、俺は真面目にこう答えた。
「男が強引に女を押し倒したら犯罪になるし、そうじゃなくても、遊び半分でシテ、子供が出来て、その子を降ろすなんて事になったら、その子供が不幸だ」
「面倒臭いだろうね。人工中絶せずに生んだとしても、その子を育てるのは。その子の生命としての成り立ちに、責任を持てないんだから」
「だから、幼児虐待が起こるのかな?」
俺の投げかけた疑問にサイコは少し考える表情を作ってから、「すべてはそうとは限らないが、その要因も一理あるかもな」と言ってこう続けた。
「仏教でも、キリスト教でも、多くの宗教において性欲に対する厳しい戒律があるのは、無意味なセックスによって生まれる不幸な子供を作らない為だと言う解釈があるって何かで読んだ事がある。どの神も、子供を作るなとは言っていない。宗派によっては、性の戒律が緩い一派もある。そう言う一派に共通するのは、子供は”作る”のではなく、”授かる”と言う表現をするんだ」
「確か、教授もこの前、そんな事言ってたっけな」
サイコが頷く。
”作る”ではなく”授かる”
よく昔話で、おじいさんとおばあさんが、子供を授かったと言う、言い回しがあるが、それは、”七つまでは神の内”と言って、民俗学、風俗学において、子供は七歳になるまでは、神の使い、もしくは、授かりものとして、考えられていたからだという。
昔は、今ほど、医学も発達しておらず、子供が早くに死んでしまうのは当たり前だった為に、とても大事に育てたと言う歴史の一場面なのだと、教授は言っていた。
七五三なんかもその名残で、神様の手を離れる七歳まで子供が無事に育ったことを祝う行事なのだと言う。
「七つまでは神の内。そうやって、先人達は、子供を守ってきたわけだ」
サイコは静かにそう言うと、残りのナポリタンを平らげた。
口の周りがケチャップで赤くなる。
「サイコ、お前いい母親になりそうだ」
恋愛や、性欲に対する独自の考えを持っている彼女なら、命を粗末にはしないそう思えた。
「何で?」
真っ赤な口のまま、サイコがそう答える。
「いや、何と無く」
俺はそのまま思いを口にした。
「それはどうかな?」
真っ赤な口のサイコが不敵に笑って、そう言った。
「何で?サイコはちょっと変わってるけど、しっかりしてるし、俺は、そう思う」
俺がそう言うと、サイコは、不敵な笑みを更に強めて、「だって、私殺すもん」と言ってからこう続けた。
「もしも、誰かが、私を犯してその結果妊娠をしたら、私はその子を産んで、すぐに殺して、段ボールに詰めて、私を犯した奴の家に玄関に届ける。もしも、その相手が複数だった場合。つまり私が回された場合は、その人数分に子供を八つ裂きにして、全員に送り付けてやるさ」
そう言って、彼女は、赤い口をようやくナプキンで拭いた。
「怖い事言うなよ」
サイコの怖い台詞には、大分慣れて来た俺は、半笑いで、そう突っ込んだ。
サイコも悪戯を叱られた子供の様に、ペロンと舌を出しておどけて見せた。話の内容が違ければ、可愛い仕草なのだが。
「だけど、本当に好きな相手との子供だったなら、私は命がけでその子を守る。それが、私の責任の取り方だ」
不敵な笑みから、真剣な瞳に切り替えて、サイコがそう言った。
サイコ、お前は、サイコパスなんかじゃないよ。そう言いたくなった。彼女は異常なんかじゃない。誰よりも繊細で、優しすぎるからこそ、この、人の心の何かが、希薄になった社会に自分のアイデンティティを見出せなくなっているだけなんだ。そう言ってやりたくなった。
サイコは、確実に、藤村彩子に戻り始めている。いや、完全なる藤村彩子になりつつある。そんな風に思えた。人には、子供から大人になる切り替わりの時に自分が何者であるか解らなくなる一瞬がある。
その一瞬は男でも、女でも、子供でも、大人でもない。そんな時期なのだ。
つまり。
何も無い。
無。
そんな時期に、俺たちは必死になって、新しい自分を当てはめようと、必死にもがいて、どうにか、自分と言うものを再確認する。
それが上手く行かずに可笑しくなる奴も多分いるだろう。俺も一度失敗したからそれがよく解る。とにかく、どっちにしても、無は、確かにそこにあって、誰もがその無と戦わなければならない宿命を持っているのは事実なのだ。サイコ、藤村彩子もそんな俺たちと何ら変わらない、ごくありふれた普通の女の子なんだ。
そう思えた。
その思いを上手く言葉にまとめられず、俺はしばらくボンヤリと彼女をただ見つめていた。サイコも、全て語りつくして満足した様に、ボンヤリしている。
2人でボンヤリ。
ボンヤリのまま、結局何も俺はサイコに言ってやれなかった。
しばらくしてカウンターから、マスターがサイコに「彩子ちゃんコーヒーおかわりする?」と聞いてきた。それに気付くと、サイコは瞬時に笑顔になって「うん、まだ、だいぶあるから、大丈夫」と返した。その代わりに、俺が「あの、俺にもホットください」とホットコーヒーを頼んだ。
「彼氏さんはホット初めてだよね」
コーヒーを持ってくると、マスターが常連客に言う様に、そう言った。
「藤村が飲んでるの見てたら、飲んでみたくなったんで。でも、俺、まだこの店2度目ですよ」
「あっ、そうだっけ。いつも彩子ちゃんが、君の事話すから、なんだかいつも来てるって錯覚しちゃった」
「そうなの?」
サイコに聞くと、彼女は頷いた。
「他に話題もないからね」
「俺の何を喋ってやがる」
「悪口」
サイコがそう言って、二ヤケる。
話を軽く煙に巻く。
「またかよ」
俺が沿い口走ると、マスターが、「そんな事ないよね。彩子ちゃんいつも、彼氏さんの事ほめてるじゃない。友達のために一生懸命だって、木村君のそんなところが好きだって」と、サイコが普段この店で語るという”俺の悪口”を、暴露した。
その暴露に、サイコが切れ長の眼を見開いて、固まり、頬と、耳を少し紅葉させていた。
俺もなんだか照れ臭くなって、固まった。
場が気まずくなる。
流石に、マスターも空気を読んで「あっ、ごめん」と一言つぶやいた。
「そんなつもりじゃないから」
眼を見開いたまま、少し怒った様にサイコが言った。
「解ってる。サイコが俺に対して、そう思ってないのは解ってる」
彼女の気持ちを取り繕う様にそう言ってみるが、サイコはさらに激しく怒った口調で、「オレはそんなつもりじゃないからな!」と何故か、涙目になりながら、男言葉で、そう言った。
「解ってるって」
俺はそう言って適当にサイコを受け流した。
男言葉で、一度キレてから、冷静さを瞬時に取り戻して、サイコは一言こう言った。
「浴衣、着てくるよ」
夏祭りの話である。
「ああ、楽しみにしてる」
俺がそう言うと、サイコは小さく微笑んで、コーヒーを口に運んだ。俺もそれを真似る様に、コーヒーを一口飲んだ。




