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第1章「ろくでもない世界で」

こんなろくでもない世界なんて、消えて無くなればいいと思ったことが誰でもあると思う。

そう思ったきっかけは色々だ。

自分の周りの人間で、自分の周りの環境とか色々。

だけどそんな考えはいつの間にか消えてしまっている。

例えば少し自分にとって良い事があると忘れてしまい、忘れてしまっていた事さえも忘れている。

それは簡単に言ってしまえばそれほど重く考えてはいないと言う証拠だ。


だけど、そうじゃない人もいる。

常に自分の周りの世界を否定し続ける人間もいる。

多分その人にとっての世界と言うのは忘れてしまう人に比べて相当に酷くろくでもない世界なのだろう。

それでもその人はそんな世界に生き続けている。

だが、そんな中でも本当に世界を消したいと思った人間が自ら命を絶つのだろう。そして自分と言う世界の中心を無くす事でその世界を壊すのだろう。

だけど、そう考えると世界と言うのは百人百色と、人の数だけあると言うことになる。

その数多くある世界で少しの幸せも感じられない世界はそう無いだろう。

誰の世界にでも喜びや楽しみは多かれ少なかれあるはずである。

だけどその喜びや幸せ、楽しみが人によって感じかたやとらえ方は違うもので、幸せだと感じなかった人達が、先に言った通り、自分の世界に絶望するのである。


そこで私が何を言いたいかと言うと、世界と言う概念や考え方は人によって違いが生じる。

そのわずかな違いで人はその人生を左右させるものだ。

例えて言うなら「こんな世界」と言うのは自分の知りうる自分の周りの世界を言っているのか、それとも他の人の世界も含めて言っているのかはかなり重要である。

もし後者であった場合その人は自己中心的過ぎる考えの持ち主であり、そんな人間の一時の感情で全ての人の世界を否定する資格は無い。

それはつまり、人それぞれの世界があると言う概念を知らないから言える事だと言える。

世界に絶望してしまう人間は恐らく、世界は一つだと考えてしまっているのだろう。


そこで、これから始まる物語では毎回自分の世界に絶望した人間が、いかにして自分世界を変えて行くかを書いた物である。

そして最初の人間はもっとも愚かな人間であると言える。

自分の世界にある幸せを感じ方やとらえ方のせえで自分の世界がろくでもないと感じてしまっている。

そんな彼がどの様にして変わっていくのだろうかは皆さんに見ていただきたい。

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