その6 RとLを区別する
次に大切なのは最低限の正しい発音だ。
厳密に言えば、母音も子音も英語と日本語では違っている。
とはいえ、似ているといえば似ている。
なので、これだけは守っておこう、という3つの区別だけは覚えておきたい。
RとL、BとV、SとTHの3つだ。順に説明する。
まずRとLだ。
日本語の「ラ行」はこの2つの音のどちらでもなく、中間的な発音になる。
英語でRを発音する時、たとえば "right"(右)という単語を発音する場合、最初の音は、舌の先を上口蓋につけずに「ライ」と発音する。
次にLの発音だ。
日本人にとってはこちらの方がやや難しい。
"light"(光線)の最初の音は、舌の先を上の歯の根元につけて「ライ」と発音しなくてはならない。
これを誠実に区別して発音しようとすることが大切だ。
これらを区別せずに流暢っぽくしゃべるよりは、少しくらい遅くてもキチンと区別しながら話す方が相手に好感を持たれる。
1つの文章の中にRとLが混ざっている言い回しとして、石鹸のコマーシャルでの "LUX, super rich." というのがある。
このフレーズを何度も練習してRとLを区別して発音できるようにしよう。