やっぱり妹は最高だぜ!
改稿しました!今回は妹がかわいいって話です。
諸君……ちょっと俺の自慢を聞いてくれ。
京香がかわいいのだ。おかしいくらいに。
いや、俺の頭がおかしいのは知っているから、指摘せんでよろしい。
京香がかわいいのが重要なのだ。
今回はそんな京香をじっくり兄の俺が語っていく。
黙って覚悟の準備をしておいてくれ!
では、前置きも済んだ所で、俺が可愛いと思う京香を五つ紹介しよう。
「お兄ちゃん、肩もんであげる!」
「お兄ちゃん、手つなご?」
この二つのシチュエーション、好き。かわいい。
スキンシップが適度にあるのもグッドだな。
「お兄ちゃん起きて!」
「お兄ちゃん、荷物持った?」
俺が二番目くらいに好きな京香だ。
世話焼きなのがいいんだよなあ。
じゃあ……そろそろ、俺が一番好きな京香を紹介するぞ。
「お兄ちゃん、このぬいぐるみかわいいね~」
可愛いものと出会うと、京香は顔をぱあっと明るくさせる。
その笑顔が半端なくかわいいのだ。
天使のような澄んだ声。ちょっと低めの背丈。
ああああああ!!うちの妹宇宙一かわいい!
しかも、朝起こしてくれて支度も手伝ってくれるんだぞ!?
「いってらっしゃい!」って笑顔で手を振ってくれるんだぞ!?
帰ると「おかえり~」って抱きついて来るんだぞ!?
こんな素晴らしい妹、他にいるか?
本当に毎日癒されてる。
読者諸君はそこでハンカチでもくわえて悔しがっているがいい。
俺の勝ち。何で負けたか明日まで考えてきてください。
……失礼。少々シスコンをこじらせていたようだ。
いや、結局何が言いたいかというとな。
誰か、京香の彼氏になってくれませんか?
*
「またラブレターもらっちゃったよ」
「いいことじゃないか」
京香がラブレターをもらうのは、日常茶飯事だった。
まあ、めっちゃ可愛いからな。性格も基本いいし。
でも、京香は告白を全部断ってたんだ。
「他に好きな人がいるもん」ってな。
え?俺?
俺は違うよ、多分からかわれてるだけだからな。
何でため息をつくんだ、諸君。
まあいい。俺の話は置いておこう。
京香はどんな奴が好きなのか。
俺も気になってな。一回質問してみたんだ。
「どんな奴が好きなんだ?」って。
そしたら京香はかわいい満面の笑みを浮かべた。
「ちょっと抜けてて世話が焼けるけど、優しくて面白い人だよ!」
「どのくらい抜けてるんだ?」
「かばんを忘れて学校に行くくらい!」
俺はそれを聞いて確信したね。
ああ、妹はダメ男に惑わされているんだ、と。
恋は人を盲目にする。
きっと京香も、日常生活がまともに送れない様なダメ男を、
「抜けててかわいい」男だと勘違いしているに違いない。
「京香、その男はやめとけ」
「え?でもすっごい優しいんだよ。
私がちょっと強引に絡んでも許してくれるし」
「日常生活がまともに送れない奴と付き合うと苦労するぞ」
「いいもん。私がしっかり教えてあげるから」
「ええ……」
俺は頭を抱えた。
かわいい妹には苦労してほしくないのだ。
まったく、それにしてもどこにいるんだその男は!
妹をたぶらかしおって!見つけたら張り倒してやる!
そう心に誓いつつ、俺は質問を続ける。
「両思いなのか?」
「ううん、片思い」
「なっ……アプローチは?」
「ずっとしてる」
こんなかわいい子にアプローチされて、落ちないだと!?
家事もできて、気も利いてなおかつ可愛いんだぞ!?
もう許せん!兄として、そして非リア充として許せん!!
「そんな間抜けの事は、忘れるべきだと俺は思うぞ!」
そう俺が言うと、京香はぷくっと頬を膨らませた。
「だって、好きなんだもん」
いや、絶対他の男と付き合ったほうが幸せになれるぞ。
そいつ、はっきり言ってダメダメ男だから。
女の子を見る目ないから。
「うー」
京香はこちらを不満げに見つめてくる。かわいいな。
これで、襲ってこなければ完璧なんだが。
「そこまで言うなら、お兄ちゃんが見つけてきてよ」
「え?」
「私と付き合う人を見つけてきて」
「え、うーん」
これは難しい注文だな。
しかし、妹がダメ男に引っかかるのを
黙って見ているのも兄としてどうなのか……
まあ、頑張るか。
「やるぞ」
「えっ?」
今度は京香が俺の返事に目を丸くする番だった。
俺はそれに力強く宣言する。
「絶対に、お前にぴったりの彼氏を連れてきてやる」
「え、あ、うん」
京香の目が泳いでいる。
俺が引き受けないと思っていたのだろう。
いや。兄ちゃんはお前を幸せにするために頑張るぞ。
えっ?もっと手っ取り早い方法があるって?
諸君、なんだその方法は。教えてくれ。
自分の心に聞いてみろ?
……さっぱりわからんな。
それはともかく。
俺は妹の彼氏になってくれる人を募集する事にした。
ネット、友達……あと読者諸君も。
「俺は京香ちゃんを確実に幸せにします」って意気込みがある奴だけな。
書類審査と面接審査で取るぞ。しっかり審査するからな。
たくさん応募が来ることだろう。なにせあの可愛い妹だ。
こうして、俺の計画は始まった。