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アリスの存在理由 作者:魚屋めばる
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4、アリスはチャシャ猫がドMだと知る。



「ニッシッシッシ!!ニッシッシッシ!!馬鹿だねぇ!馬鹿だよねぇ!」

「……仕方ないわよ。この世界に来て間もないんだから。」

何故かチャシャ猫さんは笑い続ける。

「どう言う事ですか?」

グリーンさんはため息をつきながら言う。


「…シロウサギには心臓がないのよ。」


「心臓がない!?じゃあどうやって生きているんですか!?」

「あっちの世界じゃ確かそれでも死ぬんだっけ、まぁこっちの世界でも似たような物。心臓を壊されると「心」が壊れるの。」

「何でシロウサギさんの心臓は壊れてしまったのですか?」

グリーンさんはちょっと苦い顔をしたがすぐに話しだしてくれた。

「……そっちの世界なら200年くらい前かしら、この世界に三人の客人が来たの。客人なのか侵入者なのか最後まで分からなかったけどね。その一人がクイーンの怒りに触れシロウサギに殺害を命じられてんだけど逃げられてしまった。クイーンはカンカンに怒って今までにない怒りを示しシロウサギの心や自分すら殺してしまった。

そして狂ったシロウサギは探しているのクイーンの代わりを。」

「そう…なんですか。」

じゃあクイーンは居ないの?でも私をクイーンに会わせるってシロウサギさんは心の中でも言っていた。どう言う事?

「それなのにアリスってば、『この心臓に誓って』なんて『今から嘘をつく』とも言っているような言葉を信じるなんて馬鹿だなぁ!!ニッシッシッシ!!」

「……あのすいませんシロウサギさんはクイーンに私を会わせるって言っていたのですが、それはどう言う事なのでしょうか?」

「お、無視かな、悲しや悲しや…」

「……クイーンは死んだけどクイーンはこの世界にいるの。」

「どう言う意味ですか?」

「クイーンが居なくなったら誰かをクイーンの代わりにしなきゃ行けないとシロウサギは思った、だから行動力もあり人を惹きつける力のある少女、アリスをクイーンにしようとしたの、だけどクイーンが消えると元々この世界に居たはずのアリスも消えてしまった。そしてシロウサギが目をつけたのが…」


グリーンさんはすっと私に指を指した。


「あんた達の世界の少女。」


「……!」

「彼はこの世界を開いた少女を引きずり込んでアリスにして前のアリスだったクイーンに殺させるそしたらクイーンだった子は解放されて元の世界に戻る事ができるの。」

「どうしてですか?」

「『役』の重要性よ。『アリス』は居なくてもアリスはまだ来ていないという事にして話はまだ成り立つことができる。しかし『クイーン』は元から絶対に居なくちゃいけない。そう世界が判断してアリスはクイーンに変わる事が可能になったの。ただしクイーンしか「入れ替わり」を行う事ができないって条件付きだけどね。」

「何故前のクイーンは元の世界へ戻れるんですか?」

「簡単な話よ。みーんな心臓がパラパラ壊れていくの、鬱病の女王なんて誰が必要とするの?」

「……ああ。」

「つまり、アリス!君はクイーンとなって心臓を自ら壊すまで永遠に働き続けるのさ!!

この世界の生贄として!」

「……そんな…。」


私はまた泣きそうになる、それを見てグリーンさんが慌てて言う。

「あんたがクイーンにならなくてもこの世界から逃げ出せる方法は一つだけあるわ。」

チャシャ猫さんがその言葉を聞いて笑う。

「姉貴ってば、やっぱり気が違ってるね!国賊になるってかな!?」

「ええ、元からそのつもりよ。」

「……?」

グリーンさんは私を起き上がらせ私の手を引く。

「え、えっと…あの?」

「付いてきてあんたを元の世界に戻すには私一人だけじゃ不可能なの。協力者を紹介するわ。…あんた覚悟は出来てる?」

「!?何をするんですか?」




「……ハイリスク、ハイリターンのクーデターよ。」




私は物騒な事を言うグリーンさんに姿が目立たないよう白いローブを被せてもらい顔を隠しながら部屋からでその協力者さんに会いに行った。


ちなみにこのローブはグリーンさんのお手製らしく艶々でとても触り心地が良かった。何故かそのローブを被った姿を見てチャシャ猫さんは大笑いしてしたけど。

そんなに似合わなかったのかな?






「あ、あとチャシャ猫希少な時を止めるキノコ勝手に使った罰としてコレ終わったらあんた亀甲縛りでしばらく木に吊るしておくわね。」

「ニシシッ…アレゾクゾクするからチョット好き……」

「本当あんた気持ち悪い。」


チャシャ猫はMのスケべジジイ

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