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課長はいつもの優しい口調で言う。


「名前で呼ばれたい気もしたけど、でも名字で呼ばれるのも全然いいよね。だって好きな子がそれがいいと思って呼んでくれるんだから。」


ははあっ!

神様仏様飯田課長様!

なんて神々しい。

後光が射してるよ。

顔は断然坪内さんの方がイケメンだけど(課長ごめんね)、その考え方は坪内さんを超えるイケメン発言だよ。


なんて感動している私の横で坪内さんはチッと舌打ちをした。

おい、課長の前で態度悪いな。


「それに坪内くん、俺との契約、忘れてないよね?」


ニコリと微笑んだ課長に、坪内さんはばつの悪そうな顔をした。

この二人、何の契約を交わしているんだ?

ポカンとする私をよそに、坪内さんは指示を出す。


「わかってますよ。おい、秋山、さっきのやつ今日中にデータ抜き出しとけよ。」


ぶっきらぼうに名字で言われた。

それを見て課長はまたクスクスと笑った。





【END】

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