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私は布団に潜ったまま言う。


「坪内さん、アイス食べたいです。あと、ポカリ。」

「じゃあ買ってきてやるよ。」


坪内さんがベッドから立ち上がる。


「ちゃんと寝てろよ?」

「うん。」


そう言って、頭をポンポンと撫でてくれる。

ふっと柔らかな笑みを残して、坪内さんは部屋を出ていった。



坪内さんの気配が消えて、私の涙腺は崩壊した。


奈穂子の言うとおり、私は坪内さんが好きでたまらない。

いつの間にか大好きになっちゃって。

恋愛なんてしない、一人で生きていこう、なんて、ただの強がりだと思い知らされた。


優しくされるたび、笑顔を向けられるたび、私の胸はぎゅっとなる。

意地悪な言葉にも厳しい言葉にも、坪内さんの優しさが感じられて、嫌な気持ちにならない。


坪内さん。


私、

坪内さんのこと、

信じてもいいですか?


好きって伝えたら、

受け入れてくれますか?

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