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十四 リスティーの一日目 期待と不安 土曜日

 下着専門店に入って寄ってきた店員さんにワタシは言った。


 「彼氏が我慢できなくなる下着をあるだけください」

 

 そうすると店員さんがモタモタしているのでワタシが自分で選んでいく。

 外でソラが待ってるから早くしないと。


 ソラが好きそうな下着を次々に買い物カゴに入れていく、これもあれもそれも.......ちょっと大胆かなぁ?

 でもソラエッチなの好きだよね?


 あ! あそこにある一際豪華なのも!


 結局店員さんが口を開けていいる間にソラが好きそうな下着を選んでしまった。

 レジに持っていくと。


 「お客様.......失礼ですがお金の方は......?」

 「む! ワタシはちゃんと払うよ! お会計して! ソラが待ってるの!」


 外にいるソラが暇そうにしている。

 早くしないと! ソラに嫌われちゃう。そんなの嫌! 早く早く!

 

 それでも店員さんが怪しそうに見てくるのでワタシは非常用に持っている札束をポンとレジに置いた。百万円あれば足りるよね?

 日本人はすぐに人を疑うんだもんムカついちゃう。あ! ソラは別だよ? 大好き!


 ワタシはモタモタお札を数え始めた店員さんに見切りつける。もうこれ以上ソラを待たせられない!


 「お釣りはチップでいいから早く! ソラが.......婚約者が我慢出来なくて怒られちゃう」

 

 ワタシがそういうと店員さんが急に目の色を変えて急いで袋詰めしてくれた。他の店員さんも手伝ってくれている。わたしも手伝っちゃう。一秒でも早くソラの所に行かなくちゃ!

 折角ついて来てくれたのにソラの機嫌を損ねちゃう。ただでさえ嫌われてるのに.......ううっ。


 「でも。今日はこれでめろめろだもん! 大丈夫!」

 

 なぜか店員さんの手つきが更に速くなった。嬉しい。

 速く! 速く! 

 

 荷物を持って見せを出るとき店員さんに言われる。


 「又のお越しを.......旦那様との熱い夜を満喫してください応援しています」

 「うん!」


 最後にそういわれて気分が良くなって店を出る。次は独りで来てじっくり選ぼうかな?

 店を出たらすぐにソラが声をかけてくれた。嬉しい。


 「そんなに買ってきて持ってやらないからな!」

 「自分で持つから大丈夫!」


 ちょっと重いけど大丈夫、大丈夫、これもソラとの生活のためだもん。

 これくらい余裕だよ。

 あ! ソラがちょっと持ってくれた優しい。大好き!


 「で? 帰るか?」

 「むー。何で帰りたがるの?」

 「重そうだし.......」

 「ソラ、やっぱり良い人!」

 「気のせいだ」


 結局、ワタシの事を心配してくれるソラ。全然変わってない。変わってない! 大好きなソラだ!

 早く帰ってソラを誘惑したい。でも.......その前にソラの夕食の買い物をしないと、折角だからソラの好きなもの作りたいな。


 「ソラ、何食べたい?」

 「ほー。作ってくれるのか。だがそれは無理だぞ、内は火も水も電気もつかないからな」

 「むー。なら全部買う!」


 足りないなら買えば良い。ガスコンロでもなんでもいい。お金はソラのために使う様に今まで使わなかっただから今使わなければ意味がなくなっちゃう。ソラに美味しい料理を作るよ!


 「お前ちょっとは貯金しろよ。流石にもったいないぞ」

 「でも、料理したいもんっ」

 「ほーう。ならば金を貸せ」

 「はい」


 ソラが欲しいなら全部あげる! このカードにお父さんの遺産が全部入ってるけどソラにあげる!

 


 「え? 何なの? お前。そんなに簡単にわたしちゃっていいの?」

 「ソラだから良い!」


 もちろんソラにしかあげないよ? いままでだって欲しいって言われても誰にもあげなかったもん。

 

 でも、ソラは折角あげたのにポイッと返してきた。酷い。皆は欲しがってたのに! ソラはいらないのかな?

 

 「良いか! 絶対に俺に渡すな! つうか誰にも渡すな! 良いな」

 「分かった。じゃあこっち」


 なら、と思ってソラに札束をあげる。カードの方が沢山おろせるけど、ソラは紙の方が好きなのかな?


 「うぉおおおお! 変なカードよりこっちの方がテンション上がるわ!!」

 「本当! ならあげる!」


 おお! 喜こんでくれた! 嬉しい持ったあげたい! カードを紙に変えてこようかな? でも持つのも保管するのも大変! どうしよう。


 と思っていたらそにまた返された。お金に困ってるってセイジさん言ってたのに.......


 「いい加減にしろ!! お前の金銭感覚どうなってるんだよ! 誰にでも金を渡すのか!!」

 「むー。ソラだからだよ」

 「良いか!! お金は人に渡すな! 親父さんと約束したんだろ、好きな人の為だけに使うって。だったら渡しちゃいけ無い」

 「ソラが貸してって言ったのに~」


 理不尽だ!


 「常識を考えろ! 馬鹿。貸してって言われたからって貸すな!」

 「むー。ソラの意地悪」

 「ちょっとお前近くにこい」

 「ん」


 近くにこいって言われた! 嬉しい。なんだソラもワタシのことちゃんそういう対象に見てくれるんだ!

 ワタシはソラの息が当たるくらいに近寄る。トクントクントクン心臓が高鳴る。

 あ! ソラとキスかな? ワタシ初めてだよ。


 「って近いから! お前のパーソナルスペース近すぎるだろ」


 ソラがふぅーって息を拭きかけてきた.......うぅっ


 「ソラ、くすぐったいよ」

 「悪い......ってつい謝っちまった」

 「お前いまいくら持ってる?」

 「いっぱい」

 

 ソラにそう聞かれてもワタシは答ら無い。

 そこまでお金なんかどうでもよかったから数えてない。毎月お父さんに言われた通りに銀行から降ろしているから手持ちは結構沢山あるけど数えてないよ。


 「良いか! いくら日本でもそんな大金をこんな繁華街で見せびらかしてたら危ない。だから絶対に外で出すな」


 ソラが指を立てて真剣に周りに視線を送りながら忠告してくれた。


 「殺されるの?」

 「運が悪ければな」

 

 ソラの肯定がゾクッと背筋を撫でる。

 やだ。死にたくない。やっとソラと会えたんだよ? まだソラの子供産んでないよ.......


 「ううっう。やだ。死にたくなよ」

 「だったらそんなもん持ち歩くな馬鹿!」

 「お父さんが肌身離さずもっときなさいって言ったもん」

 「銀行に預けろよ!」

 「銀行?」


 銀行ってお金を降ろすところじゃないの? 預けられるの?

 ソラに聞きたかったけどソラはそれ以上はこの話を続けるつもりは無い様に見えたからやめる。

 ソラが話した無いなら聞かない。


 「まあ、そこら辺の相談は親父にしろよ」

 「分かった。.......ソラ」

 「なんだよ」

 「死にたくないよ!」


 やりたいことが沢山ある。ソラのお嫁さんになるためにいままで頑張ってお勉強してきたのにまだ何もしてない。


 「俺は何もしてやれない諦めろ」

 「ソラ~」


 ソラに見捨てられた酷い。でもソラなんか最初より沢山話してくれる。嬉しい。


 「じゃあ、帰るか」

 「.......料理作りたい」


 ソラの料理を作るのはずっと夢だった。だから怖いけど帰らない。

 お嫁さんは料理を作るものだもん! ソラの胃をキャッチしてソラをメロメロにするんだもん!


 「死ぬより料理作りたいのかよ。まあ良いや。ほらついて来い、ガスやら水道やらを払いに行くぞ」

 「ソラ~待って」


 ソラが歩いて行くのですぐに付いていく。ソラ大きくなっていて歩くのも速い。

 駄目元でお願いしてみたらソラが立ち止まった。優しい。それから色々買い物して回っていたら。


 「持ってくれた!」


 更にソラはワタシからさっと買物袋を持ってくれた! カッコイイ。


 「痛かったなら言えよ馬鹿。怪我したなら持ってやるだろ」

 「自分で持てると思ったんだもんっ」

 「買い過ぎなんだ」


 買いすぎじゃないもん! 全部使うんだもん! ソラ♪ ソラ♪ ソラ♪ 楽しいな♪


 ワタシは視界に移った中の良い子連れの親子に目が止まった。

 早くワタシもソラとあんなふうに仲良くなりたいな。子供も可愛い!


 「あれは、その内、子供が反抗期になって家族崩壊する典型だ。羨ましがる必要は無いぞ」

 「ソラはひねくれ者」


 大丈夫、ソラとワタシの子供はちゃんと立派に育つから! ワタシが育てるよ。ソラ♪



 「うるせー、ほら帰るぞ。お前の家に」

 「ソラ! 大好き!」

 「なぜに!?」


 こうして初めてのソラとのお出掛けが終わった。

 もちろん帰宅したら急いでご飯の準備に取り掛かったよ


 コトコト、グツグツ、コトコト。楽しいな♪

  


 「出来た!」

 「.......」


 料理が出来たのでお皿を運んでソラを待つ。

 ソラは無言でワタシを見ている。まだお腹減ってないのかな?

 ワタシはペコペコだよぉ.......でも我慢我慢! ソラと食べるだもん!


 「食べ無いのかよ! 冷めるぞ」

 「ソラが食べるまで待ってる」

 「俺は良いから早く食べてさっさと寝ろ」

 「ソラが食べるまで食べ無い」


 それは絶対だよ? ソラと一緒じゃないと意味ないもん。ソラがお腹へるまで待てば良いだけだし。


 「馬鹿。俺は二千円しかないの、お前と違うの、毎日食べてたらすぐに無くなっちゃうの。分かったか?」


 無くなる? お金? .......ソラたべないの?


 「何で.......ソラの為に作ったのに」

 「は?」

 「何でお前俺の分まで作ってるの?」


 理由は一つだよ。


 「ソラに食べてほしいから」

 「お前。どこまでが生活費か分かってる?」

 「ん? 全部じゃないの?」


 生活どころかソラの出費は全てワタシが払うよ? 


 「絶対違うから! 多分食費は別だから」

 「じゃあ食べないの?」


 .......折角ソラの為に作ったのに.......ソラが食べると思って沢山練習してきたのに。

 ちょっと悲しくなって泣きそうだけど。泣かないよ。ソラがいるから悲しくないもん! 


 「食べん」


 グーッ。

 ソラのお腹の虫はが悲鳴をあげてる。お腹減ってるんじゃん.......


 「と思ったけど。良く考えたら俺もお前にキャベツをあげたし。別に良いな、うん」

 「よし。だったら早く食べよう。冷めちゃうからな。実は美味そうだと思ってたんだよ」

 「うんっ。ソラと食べる!」


 結局食べるんだ! 嬉しい。ソラが自信作クリームシチューを食べてくれる。

 気になるのはソラの反応! ソラの舌にあうかな?


 「どう?」

 「.......まずい」


 酷い.......頑張ったのに!


 「初めて作ったのに.......」

 「味見したか?」


 味見なんかしたらソラより早く食べることになっちゃうからしないよ。


 「まだ」

 「しろよ! まあ良いけど。食べてみろよ」

 「うん」


 クリームシチューからオニオンスープの味がした。確かに、


 「.......まずい」

 「だろうな。激まずだ」


 ソラがぱくぱく食べながら感想を口にする。

 もうやめて! 恥ずかしい。 食べないで! 


 「.......ないで」

 「ん?」

 「もう食べないで!」


 そういったらソラはいきなりクリームシチューを全部掻き込んだ。そして


 「甘い! 俺に一度出したものを下げられると思うなよ! もう全部食べた」

 「まずかったのに.......」 

 「まずかったけど、悪くは無かったって事だな」

 「え?」

 「俺のために作ったんだろ? なら俺が全部食べるのは当たり前だ。ありがとう気持ちは美味かった」


 ソラは感謝してくれた。美味しくないスープを飲んで.......ワタシの為に.......ソラは! ソラは やっぱり!


 「ソラ、やっぱり大好き!」

 「気のせいだ。離れろ」


 お父さんもお母さん安心してください。ワタシは寂しくありません。ソラが居るから独りじゃありません。ソラ好きだよ~

 約束.......思い出してよ。


 「お前何で日本に来たんだ? いやそもそもそんなに金があったら一人で生きていけるだろう。こんなぼろアパートに住む必要は無いと思うんだけど」

 「ソラに会いたかったから」


 お金なんかいらない。ソラがいれば良い。もっと早くソラに会いたかった。日本に来たかった。

 この想いソラに届くかな? 


 食事を終えたソラは背伸びをした。そして


 「まあ良いや。明日はバイトあるからもう寝る」

 「ならリスティーも寝る!」


 食欲を満たした後は.......ううっ恥ずかしいけどがばんばる。ソラの為にがばんばるもん!

 下着も買って準備は万端だよ。


 「その前に食器洗えよ。.......俺がやるか」

 「ソラはやらなくて良いよ。後でやるから!」

 「寝るんだろ?」

 「ソラが寝たらやるもんっ」


 ソラとの後にちょっと片付けるよ?


 「じゃあ風呂入って来るから、片しといて」

 「うん!」

 

 あ! そうだよね。身体を洗わないと駄目だった! 綺麗にしないと.......ううっ緊張して全然考えれないよ.......ソラは緊張してないな、初めてじゃないのかな? え? もしかしてソラもう誰かと.......そんなの絶対嫌。

 でも先生が男は狼って.......どうしよう。ソラが狼で沢山の人としてたら.......なんか嫌だよ。

 

 ソラのお風呂のシャワーの音を聞きながら悶々していると.......あっ! 来ちゃった! シャワーの音で来ちゃった。

 やばい漏れちゃう。オシッコしないと。

 トイレは.......お風呂場! 

 

 「ソラ。開けて!」

 「今。出るから待って」

 「ソラ。トイレ漏れちゃう!」

 「な!」

 「ソラ! 漏れちゃう!」

 「待てって!」


 本当に漏れちゃう、って所でソラが開けてくれる。ソラが水に濡れててカッコイイけどそれ所じゃない。

 急いでパンツを降ろして.......あ!


 

 「ソラ。見ないで!」

 

 ソラがチラチラ見てたので追い出す。トイレは恥ずかしい.......

 ソラが居なくなっておちつけて尿意を解放する。

 

 シャーシャー。


 「ハァーっー、もうっソラのエッチ」


 あ! そうだ。大きい方もしておこう。ソラとするとき綺麗にしなきゃ!


 ぽちゃり。


 「んっ! んっ! んー」


 ガチャガチャ。


 ソラが扉を開けた音が聞こえた。えッ? ソラいっちゃうの? 待ってよ。

 

 「ソラ!? どこ行くの? 待って!」

 

 扉腰に声をかけるとすぐにソラが返事てくれる。ちょっと待ってよソラ、一緒に行くよ?


 「ちょっとコンビニ行ってくる。アイスでも買ってきてやるよ」

 「待って! 行くから! ワタシも行く!」


 急いで綺麗にしてからトイレを出てソラを追いかける。


 「ソラ。待って! 今行くから」


 そして白いワンピースに今日買ったピンクのジャケットを羽織ってすぐに支度を終わらせた。


 「コンビニ、行こう!」

 「.......お前ちゃんと拭いたか?」

 「ぶー。綺麗だもんっ」

 「ちゃんと拭かないと後で痛くなるからな後悔するぞ! 待っててやるから拭いて来い」

 「綺麗だもん!」


 綺麗にしてあるよ。だってソラに何時触られるか分からないもん。急いでてもちゃんと綺麗にしたよ。

 ソラにそういいながら外に移行したらソラが部屋に戻って来る。あれ?


 「ん? 行かないの?」

 「.......良く考えたら金が無い」


 お金なら沢山あるよ。もうちょっとワタシを頼って欲しい。

 一緒に暮らすんだから!

 

 「むー。ワタシが持ってるもんっ」

 「五月蝿いな。お前の金は好きな人の為に使うんだろ? 無駄遣いするな!」

 「ソラの為なら無駄じゃないもんっ」

 「無駄だ」


 ソラの為に使うことが無駄づかいならお金なんかいらない。ソラと夜の買い物楽しみ♪


 「行きたければ一人で行ってこいよ」

 「ソラが行かないなら行かない」

 「お前まさか恐いのか?」

 「怖くないもんっ」

 「じゃあ一人で行ってこいよ」

 「ソラ、大っ嫌い!」


 ソラはちょっとデリカシーが無いよ。ソラと一緒に行くから意味があるんだよ?


 「まあ良いや。寝るか」

 「寝る~」


 は! ついに来た。ソラとの初めて.......ワタシは期待半分不安半分でいたのにソラは


 「布団なんて一つしかねーぞ。お前風呂で寝ろ」


 え? 一緒に寝ないの? え? 男と女が一緒の家ですむのに?

 あ! お風呂でするのかな? それはちょっと早いよ。


 「ぶー。布団が良い」

 「ふふふ、一ヶ月洗ってないぞ!」

 「ソラのだから気にしない」


 むしろソラ匂いが篭って嬉しい。


 「俺が風呂で寝ても良いけど鍵閉めるぞ」


 ん? どういうプレイ?


 「たとえ閉めなくても俺がいる中、出来ないだろ、外は夜使えない、コンビニまで行かないと無いぞ」


 もう.......聞いちゃえ!


 「一緒に寝るんじゃ無いの? ソラはリスティーと寝たくないの?」

 「待て、それは無い」


 ガーン。ワタシそんなに魅力無いの? ワタシじゃ嫌なの?

 

 「なんで?」

 「よし分かった。お前は明日布団を買ってこい。今日は俺の布団を貸してやる」

 「ソラは?」

 「床で寝る。同じ部屋なのはもう諦めよう」

 「別に一緒に寝ても良いのに.......」


 むしろ一緒に寝たかったのに.......

 悲しい.......ワタシ.......ダメなのかな?


 「お前。さっき、四回転分トイレットペーパーを使ったろ」

 「え?」

 「しょん便するときハァーって言ってたろ」

 「!?」

 「まだあるぞ。大便するときは.......ぐぅ! お前」


  あまりにも衝撃過ぎてソラを殴っちゃった。でも。


 「ソラのエッチ」


 トイレの音を聞くのは最低!!


 「知るか馬鹿。これからは俺がいる時にはトイレを使わないことだな。出て行っても良い。つうか出ていけ!」

 「馬鹿! ソラの馬鹿! もう知らないもんっ」


 ムカついたのでワタシはそのままお風呂で寝ました。折角準備してたのに!

 ソラの為に.......うっ.......ウウゥ.......ソラぁ~ワタシの事好きになってくれるよね?

 ワタシはソラが大好きだよ!


 ムラムラムラムラムラムラ。うっ.......


 「ソラ? 本当に良いの? ソラ?」

 「すーっすーっすーっ」

 「馬鹿! 女の子に恥かかせたらダメなのに! 酷い」


 うっ......今日はすると思って期待してたから.......余計ムラムラするよう。ううっ。ソラ寝ちゃったし自分で.......


 イジイジイジイジ。


 「ソラ.......っ! ソラ.......っ! ソラ.......っ!」

 

 自分で処理しました。


 「ん? .......この音あいつまさか!? まあ思春期だから仕方ないか.......これ俺もムラムラするんだけど」


 バッチリ聞かれているクリスティーナさんでした。

 

 

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