お手伝いって?
一人称が安定しなくて申し訳ないです
「お久しぶりです〜斗真様」
クソ女神の声だ。前回会ってから随分遅かったが何か分かったんだろうか?
「聞いてるんですか?斗真様〜?」
「聞いてます聞いてます。今度は何ですか?またくだらない事だったらキレますからね」
「あはは〜私がくだらない事言うと思ってるんですか?失礼ですね〜」
どの口がほざいてんだか。
「と言っても今回お話しする事はただのお知らせです。近々あなたへ私からのサプライズがあります」
「サプライズ?何ですかそれ?」
「斗真様〜教えたらサプライズにはならないでしょう?それでは私は失礼しますね」
相変わらず自己中な女神だ。
ーー
ー
俺が目を覚ました時には既に二人とも起きていた。
どうやら部屋に届けられた朝飯を食べているようだ。
メニューは保存食の詰め合わせみたいだ。これは待遇がいい方なんだろうか?
二人の様子を見てると俺も腹が減ってきたな。
「俺の分もあるんだろうな?」
「ああ、かひんさふ。おめらめふぇすか?」
レントの野郎、飲み込んでから話せよ...
「心配しないでもちゃんととってあるよ」
その点ラスは偉いなぁ。レントも見習えばいいの
に。
「何ですかその視線。なんかバカにしてません?」
「そんな事ないぞ。どうぞお食事を続けてくれ」
俺が朝飯に手をつけた時、ドアが開きフィストがやってきた。
「お前ら、いい知らせだ。今からちょっと俺たちを手伝ってくれたら解放してやる」
「おっ!本当か!なんでも来い!料理を作るか?掃除をするか?それとも物品の整理か?」
前の世界では色んな仕事やったからなー
「なんでそんな家庭的な物ばっかなの」
ラスが呆れ顔でこちらを見ている。
「そんな訳ないだろう馬鹿が。ついて来い」
フィストの案内で俺たちは格納庫らしき場所へと連れてかれた。
ヘリーーいわゆるオスプレイの様な形のヘリだーーが格納庫の奥までズラリと並んでいる。
更に奥の方には戦車らしきものまであった。
おいおい、冗談だろ。こいつらかなりヤバイ。絶対に怒らせないほうがいいな。
「言い忘れていたが、ここで見た事は外では絶対に喋るな。もし喋ったら・・・分かるよな?」
「お、おす」
「このヘリだ。乗れ」
言われるがままに俺たちはヘリに乗り込んだ。
「それで私たちは何をすればいいんで?」
さすがレント。俺が聞きたかった事を聞いてくれた。
「これから説明される」
そう言うとフィストの掌にホログラムが浮かび上がった。そこにはあの将校の姿があった。
「諸君!ついにこの日が来た!あの橋を忌々しいイエローマン共から奪還する日が!この橋を得る事ができれば我々は他の勢力に対してアドバンテージが得られる!諸君らに言いたい事は一つ!死ぬな!」
将校の演説が終わった。そしてフィストの補足が始まった。
「知ってるだろうが、イエローマンというのはウイルスに感染した人間だ。といっても肌は黄色に変色し体も一回り大きくなっている。奴らの知能は我ら人間と同レベルだ」
「ちょっと!こんな命に関わる事を手伝わされるなんて聞いてないよ!」
ラスの怒りはもっともだが、この状況下じゃ仕方ないだろうな。
「本来ならお前らはもう死んでいる。まだ幸運な方なんだ。すまないが生き残ってくれ」
「ラスちゃん、フィストさんの言う通りだよ。僕らが生きてるのは幸運な方だ。きっとなんとかなるさ」
「そうだ。こればっかりはどうしようもない。ま、安心しろ。お前は絶対に死なせないから。もちろんレントもな」
「二人とも…ありがとう」
「準備はできたか?じゃあ行くぞ!」
フィストの合図と同時にヘリが着陸しハッチが開いた。
さあ、生き残るか!




