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真実

キッシュと私はカレカノになった。

死神と人間のカップルなんてはじめてだ。

それ以前に死神の存在自体ビックリしたのに、死神を好きになるなんてー・・って思う。

「どーした?」

難しい顔をしていた私を不思議に思い、私の前に ヒョイッ と顔を出した。

「う・・ううん!なんでもないよッ!!!!」

「そっか^^」

こんなこと・・、キッシュには言えないよねぇー・・・。

「なーなー。なんで未来の体って弱いんだ?」

「しらないよそんなの!生まれつきなんだからぁ」

「生まれつきか・・・。それって最悪だよな」

「まぁ・・・。私のお母さんも体弱かったんだ。だからだと思う」

「そっかぁー・・。で、そのお母さんは?」

「・・・死んじゃったの」

「え」

キッシュはすごく驚いていた。

私はキッシュのことなどおかまいなしに話しつづけた。

「お母さん体弱いって言ったじゃん?」

「おー」

「だから、急に倒れちゃって・・・、病院で・・・」

私は次第に涙が溢れてきた。

キッシュは私が泣いていることに気づき、手で涙を拭いてくれた。

「キッシュ・・?」

「ゴメン・・。俺があんなこと聞いたから・・・」

私が急に泣き出したから言いたくないのに言わされたと思ったのかな・・・。

「つらいのに言ってくれたんだな・・」

「いぃんだよッ!私が勝手に泣いたんだしー^^」

そーだよ。キッシュのせいじゃないよ。私が勝手に泣いたんだもん。

「・・・未来」

キッシュはそう言って私に抱きついてきた。

「へ?キッシュ??」

「強がんなよッ!!!」

「え・・・?」

「俺の前では強がったよーな真似は通用しねえんだよ」

キッシュは分かってたんだ・・。私が心では泣いてることを・・・。

「ありがとう。キッシュ」

もう!キッシュには嘘つけないよ!!

キッシュ・・・。大好き!


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