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作中人物紹介(第12章終了時点)

※第12章終了時(第205話まで)に作中に記述のある情報のみを記載。(史実とは作中で登場人物によって史実として扱われている内容)

※これらは作品内の人物設定であり、必ずしも実在の歴史上の人物・団体・事件と一致するものではありません。



~主要登場人物~



●天童恵梨(エリザベス1世)

主人公。21世紀日本に生まれ育った働く女性。才色兼備だが恋愛に向かない性格で、彼氏がいたことはない。

自他共に認めるトップセールスとして実力をつけ、27歳で親の会社を継ぐ決意を固めたところで事故に遭い、何故か16世紀のイングランド女王エリザベス1世の中身になる。


※史実のエリザベス1世(エリザベス・チューダー)

16世紀イギリスに君臨した女王。スペインの無敵艦隊(アルマダ)を撃破し、黄金時代と呼ばれる平和な時代を築いた名君として有名。

生涯独身を貫き、『処女王(ヴァージン・クイーン)』の2つ名で知られている。



●バーリー男爵ウィリアム・セシル

主席国務大臣兼国王第一秘書。被後見人裁判所長官。枢密院委員。

中性的な美貌を持つ若き宰相。微笑みを絶やさない穏やかな性格だが、鋭い洞察力と広い視野を持ち、必要とあれば冷酷な判断を下すことも厭わない能吏。

エリザベス女王=天童恵梨という秘密を共有する秘密枢密院の一員。

恵梨の絶大な信頼と好意を受け、「私の精霊さん」と呼ばれている。



●レスター伯爵ロバート・ダドリー

首馬頭しゅのめのかみ。枢密院委員。

華やかな美貌とスタイルに恵まれた貴公子。優れた身体能力を持ち教養もあるが、空気を読まない自信家で、物事を深く考えない楽天家。

秘密枢密院の一員。ところ構わず女王への求愛行動に走るため、よく他のメンバーから面倒臭がられている。

恵梨からは「私のウサギさん」と呼ばれている。



●サー・フランシス・ウォルシンガム

外務大臣。秘密情報部長官。枢密院委員。

鋭い眼光を持つ長身の美丈夫。髭と全身黒衣がトレードマーク。恵梨曰く「まっくろくろひげ」

広範なスパイ情報網を持ち、情報処理能力に長ける。女王の信頼も厚いが、歯に衣着せぬ物言いで口論になることも多い。

秘密枢密院の一員。フランス赴任中にブロア条約の締結と、『聖パウロの使徒座の虐殺』で邦人とユグノーの救済に貢献し、外務大臣、枢密院委員に任じられる。

恵梨からは「私のクマさん」と呼ばれている。



●クリストファー・ハットン

舞踏会で女王に目をかけられて宮廷に上がったシンデレラボーイ。

金髪碧眼の美少年然とした容貌で、かなり幼く見えるが、オックスフォード大学出身の秀才。

固定観念に捕らわれない柔軟な発想と鋭い洞察力で恵梨の正体を看破し、秘密枢密院の一員に。現在は、女王の執務補佐、救貧法制定のための調査委員として活動中。

恵梨からは「私のヒツジさん」と呼ばれている。



●フランシス・ドレイク

後に世界周航を達成し、アルマダの海戦でスペインを破り、世界一有名な海賊、イングランドの英雄……となる予定の青年。

剛胆な野心家だが、明るく人なつっこい性格で、女王相手にも平気で下ネタを飛ばす。実はハットンと同い年。精悍で年に似合わぬ体躯を持つ。

有名すぎて恵梨が先走って保護し、17年早く大航海に出ることに。悪天候によりはぐれた副船長のウィンターが帰港し、絶望的な報せをもたらす。

現在は生死不明。



●須藤マリコ(メアリー・スチュアート)

恵梨のアメリカ留学時代の同級生。箱田玲と親しかった恵梨をライバル視していた。玲と付き合うことに成功するも、後に別れる。

同じく何故か16世紀のスコットランド女王メアリー・スチュアートの中身になるも、美貌と卓越した恋愛の手管で次々と男を籠絡し、時代を掻き回していく。


※史実のメアリー・スチュアート

16世紀スコットランドの女王。類い希な美貌を持つも、情熱的な恋愛に傾倒し国政を乱した罪で国を追われる。

亡命先のイングランドで囚われの身が続き、エリザベス1世の暗殺を企てた罪で処刑される。



●箱田玲(レオナルド・バーコット)

恵梨のアメリカ留学時代の同級生で、初恋の相手。結局マリコと付き合うが、後に別れる。

国際医師免許を取るために渡米しており、研修医1年目で死亡。何故か16世紀に飛ばされ、ドクター・バーコットという無名のドイツ人医師の中身になる。


※史実のドクター・バーコット

天然痘で危篤に陥ったエリザベス1世を救った人物。謎が多く、その後、歴史の表舞台から姿を消している。



●ノーフォーク公爵トマス・ハワード

第4代ノーフォーク公爵。前王朝プランタジネット朝の血を引く由緒ある家系で、名声、財力ともにイングランド随一の大貴族。

エリザベスに求婚するも拒絶され、その確執をデ・スペにつけ込まれて反エリザベスの陰謀に荷担してしまう。レスター伯の説得で蜂起直前に改心し、エリザベスに許しを乞い極刑を免れる。

現在はロンドン塔のビーチャム・タワーに投獄されている。



●フランシス

エリザベスの飼い猫。黒猫で目つきが悪く、鳴き声は「みぎゃー」

名前の由来は「黒いからフランシス」

役職は女王付ネズミ捕獲長チーフ・マウサー



●キャット・アシュリー

女王の寝室付き女官の一。筆頭女官。

エリザベスの幼少の頃から教育係として仕えていた。セシルとは旧知の仲。

エリザベス=天童恵梨という秘密を知っている女性。



●レディ・メアリー・シドニー

女王の寝室付き女官の一。

ロバートの姉。現ウェールズ長官ヘンリー・シドニーの妻。息子が1人いる。エリザベスの良き理解者。



●アン・ラッセル

女王の寝室付き女官の一。黒猫フランシスの世話係。

女王の養い子。天然痘にかかり危うく命を落としかけるが、ドクター・バーコットに助けられる。その後、バーコットに数学を教えてもらうようになる。



●ハンズドン男爵ヘンリー・ケアリー

副侍従長兼警備隊長。エリザベスの母方の従兄。ロバートの部下。

女王のお忍び市内視察に付き合わされた時に、町医者バーコットと面識を持ち、危篤に陥ったアンを診察させるため強引に連れてきた。





~その他の登場人物~



◇イングランド


●サー・ニコラス・ベーコン

枢密院委員。国璽尚書。

セシルとは法律上の親戚。見上げるような巨漢。



●クリントン海軍卿

枢密院委員。海軍司令官。

女王に高血圧を心配されている。



●ノーサンプトン侯爵兼エセックス伯爵ウィリアム・パー

枢密院委員。熱狂的なプロテスタントで、ブラッディ・メアリー時代に1度は爵位までも剥奪されたのが今となっては自慢の種。



●サセックス伯爵トマス・ラドクリフ

第3代サセックス伯爵。北部の反乱を無血で鎮圧。枢密院委員に任命される。

反乱鎮圧の際にエリザベスの指示に従い、『ダラムの奇跡』を目の当たりにしたことで女王に心酔する。



●ダービィ伯爵

メアリー女王時代からの生き残り枢密院委員。



●ウィリアム・ディヴィソン

ウォルシンガムの私設秘書。

ウォルシンガム不在の間、女王秘書代理とイングランド内での秘密情報部のバックアップを任される。



●サー・ウィリアム・セント・ロー

護衛隊長。ロバートの部下。ケアリーの上司。



●ベッドフォード伯爵フランシス・ラッセル

アンの実父。エリザベスのサロンの常連。

女王治世4年目の正月に、娘のアンを女王に献上する。



●サー・ニコラス・スロックモートン

元フランス大使。ウォルシンガムの前任。

スコットランドの動乱時に、メアリー側とスコットランド政府側の調停役としてスコットランドに一時派遣される。



●オックスフォード伯爵エドワード・デ・ヴィア

亡き父の遺言でセシルに遺贈されるも、身分の劣る養父を軽蔑している。

セシル毒殺未遂事件の主謀者と見なされ、女王の怒りを買うことを恐れ亡命。



●ウィンチェスター候

齢80歳越えの、貴族院の有力人物。

国王の結婚問題に口を出す貴族達に憤慨し、孤立する女王に味方しようとするが、高齢のためエリザベスに宥められる。



●ランドルフ

メアリー在位時のスコットランド駐在大使。



●サー・フランシス・ノリス

頑強なプロテスタント。メアリー・スチュアートがイングランドに亡命してきた当初、世話係としてカーライル城に派遣される。



●フレミング卿

ボルトン城の城主。メアリーを軟禁中、監視を任されていた。



●シュルーズベリー伯

富豪。軟禁中のメアリーの後見人を任される。



●トマス・パーリー卿

前被後見人裁判所長官。セシルの前任者。死去。



●イザベラ

グレート・レディーズの一。

ノーフォーク公爵トマス・ハワードの婚約者。



●ジョン・ホーキンズ

フランシス・ドレイクの従兄。

サン・ホアン・デ・ウルアの惨劇で重傷を負うが、快復後、海軍監督に任命され、海軍力の立て直しに尽力する。



●ジョン・ウィンター

ドレイク率いるイングランド私掠艦隊の副提督。エリザベス号を指揮する。

ドレイクの船と嵐ではぐれ、プリマス港に帰港し、彼らの生存がほぼ絶望的との報告を持ち帰る。



●ロジャー・アスカム

エリザベスの少女時代の家庭教師。王女時代のエリザベスの才能に惚れ込むが、宮廷の水が合わず大学に戻る。

イングランドにおけるラテン語の権威で、同時に教育法、弓術の権威でもある。旅行好きで広く各地の風土に精通し、旅行記も出版している。



●エドマンド・スペンサー

ケンブリッジのペンブルック・カレッジにて、文法学、修辞学を学ぶ男子学生。

女王の大学表敬訪問で調子に乗った行動を取り、女王直々に発破をかけられる。



●ジョン・ディー

ロバートのお抱え占星術師。



●ジョン・フィールド

イングランドにおける有名な清教徒(ピューリタン)のリーダー。

かくしゃくとした老人。



●ロバート(小)

セシルの養い子の1人。アンからは「ロビン」と呼ばれている。



●フィリップ・シドニー

レディ・メアリー・シドニーの息子。



●キャサリン・グレイ

サーフォーク公爵の娘。王位継承権を持つグレイ家の姫君。

次期王位継承者の身で、未婚のまま恋人の子を身ごもり、女王に無許可で秘密結婚に踏み切るが、事態が明るみに出て罰される。



●シーモア家のエドワード

キャサリン・グレイの恋人。

女王に無許可で次期王位継承者候補のキャサリン・グレイと秘密結婚を行う。事態が明るみに出て罰され、結婚を無効とされる。



●王室家政長官アランデル伯爵夫人

女王と親しくしている貴婦人。ハットンファン。



●エイミー・ダドリー(エイミー・ロブサート)

ロバートの妻。

屋敷の階段から落ちて首の骨を折って死亡。夫ロバートに暗殺の嫌疑がかかるが、後に事故と断定される。



●ウィリアム・パリー

クイーンボロー地区選出の議員。散歩中の女王を狙い庭に侵入。狂乱状態で銃を所持していたため連行される。

後に警戒心の薄い女王をびびらせるための茶番(ウォルシンガム発)と判明。



●ジョン・ボウリー

水上パーティでの女王暗殺未遂事件で怪我を負った水夫。

恵梨の優しさに触れ、異常な執着を見せるようになる。イエズス会士に無謀な恋情に付け込まれて扇動され、謁見の間に飛び込み無理心中の凶行に出て逮捕される。



●リチャード・トップクリフ

熱心なプロテスタント。枢密院委員から自宅で容疑者を取り調べる許可を得ていたが、嗜虐趣味に走ったカトリック教徒迫害が問題になる。

女王に対する不敬罪で訴えられ、その他の悪行も摘発される。



●ロバート・サウスウェル

アランデル伯爵夫人の礼拝堂付き司祭を務めていたイエズス会士。

リチャード・トップクリフに逮捕され、拷問にかけられた後、タイバーンで処刑された。



●ウェストモーランド伯爵チャールズ・ネヴィル

イングランド北部の領主。

リドルフィの陰謀に荷担し、ダラムで武装蜂起を画策するも、サセックス伯爵の交渉に応じ、降伏する。



●ノーサンバランド伯爵トマス・パーシー

イングランド北部の領主。

リドルフィの陰謀に荷担し、ダラムで武装蜂起を画策するも、サセックス伯爵の交渉に応じ、降伏する。



●バニスター

ノーフォーク公爵家の執事長。

リドルフィの陰謀に荷担。ノリッジの公爵邸を出たところを逮捕される。



●ヒグフォード

ノーフォーク公爵の秘書。

リドルフィの陰謀に荷担。シュローズベリーで逮捕される。



●パーカー

ノーフォーク公爵の秘書。

リドルフィの陰謀に荷担。シュローズベリーで逮捕される。



●ハンティントン伯爵ヘンリー・ヘイスティングス

 ヨーク家の血を継ぐ。エリザベスの後継者議論で候補の1人に挙げられる。





◇スコットランド


●ダーンリー卿ヘンリー・スチュアート(スコットランド王ヘンリー・スチュアート)

メアリー・スチュアートの夫。電撃結婚だったが、半年足らずで夫婦仲が冷え切る。

スコットランド王ジェームズ2世の血を引く貴族であり、同時に、母親がイングランド王ヘンリー7世の孫にあたるというイングランド王位継承権保持者。

エディンバラのホリルード宮殿で武装蜂起し、女王秘書のリッチオを殺害。カーク・オ・フィールド館で暗殺される。



●モレー伯

メアリーの異母兄で庶子。プロテスタントの気質で実務能力に長けた男。イングランド政府と通じる。

庶子であるため、王位に就くことは諦めているが、代わりに政治の実権を握ることに執念を燃やしている。

メアリーからは「お兄様」と慕われていたが、ダーンリー卿との結婚に反対し懐を分かち、反乱を起こす。

メアリー亡命後は、幼いジェームズ1世の摂政として返り咲く。



●リッチオ

女王秘書。メアリーのフランス宮廷風サークルに入ることを許されたイタリア人の音楽家。

メアリーからは「不細工だけど天才」と、芸術と実務の信頼を得て女王秘書に取り立てられる。

ダーンリー卿やプロテスタント貴族らの嫉妬を買い、ホリルード宮殿で殺害される。



●ボスウェル伯ジェームズ・ヘップバーン

メアリー・スチュアートの愛人。総司令官職を任される。メアリーからは「アタシの熊さん」と呼ばれていた。

プロテスタントの既婚者だったが、ダーンリー卿死亡後、離婚を成立させ、未亡人となったメアリー・スチュアートと結婚する。

ダーンリー卿殺害の首謀者と見なされ、国外へ逃亡。王殺しの大罪人として国際指名手配を受ける。



●メートランド

スコットランドの国務大臣。メアリーからは「インテリ」と呼ばれ信任を得ていた。

ダーンリー卿との結婚を反対し一時離れるも、モレー伯と同様最側近に返り咲く。

4人のメアリーのうち1人(メアリーA)に求婚。



●ジェームズ王子(スコットランド王ジェームズ6世)

メアリー・スチュアートとダーンリー卿の息子。

メアリー廃位・亡命後、スコットランド王となる。

史実ではエリザベス1世の死後、イングランドとスコットランドの合同君主となる人物。



●ルースヴェン卿

スコットランドのプロテスタント貴族。

ダーンリー卿と組みクーデターを起こし、リッチオを殺害。



●ジョージ・ダグラス

ロッフレーヴェン城の城主ウィリアム・ダグラスの弟。

ロッフレーヴェン城に囚われていたメアリーに籠絡され、脱出の手引きをする。



●ロス司教ジョン・レズリー

メアリーのイングランドにおける代理人。

リドルフィ、デ・スペと通じ、イングランド女王の王位転覆を目論む。



●チャールズ・ベイリー

ロス司教ジョン・レズリーの従僕。

リドルフィの暗号の運び屋。ドーヴァー港で逮捕される。



●ジョン・ノックス

スコットランドの熱狂的な清教徒(ピューリタン)の指導者。メアリー・スチュアートの天敵。

『フランスの堕落を持ち帰った女王』と、メアリーのことを痛烈に批判。



●4人のメアリー

メアリーの取り巻き。メアリー・スチュアート=須藤マリコの秘密を知る。全員同名なため、メアリーの手紙内ではメアリーA、B、C、Dと区別される。



●メアリー・シートン

シートン伯の娘。4人のメアリーの1人。



●マリー・ド・ギーズ

メアリー・スチュアートの母にして、スコットランド女王の摂政だった女性。

フランスの名門ギーズ家の出身。プロテスタント貴族らと対立を深めるが、肺気腫により死去。



●レノックス伯爵夫人マーガレット・ダグラス

ダーンリー卿の母。ヘンリー7世の孫。

息子の王位継承に執念を燃やし、エリザベス女王、メアリー・スチュアートに求婚するよう仕向けた。



●シャトラール

フランス人の宮廷詩人。メアリー信奉者の主人に仕え、フランス宮廷からメアリーを讃えるためだけにスコットランドに渡る。

暇を持て余したメアリーの遊びに本気になってしまい、寝室に潜り込んだところ騒ぎとなり、処刑される。





◇スペイン・ハプスブルク家


●フィリペ2世

スペイン国王。ポルトガルを併合し、ポルトガル王フィリペ1世を兼任。

エリザベス1世の姉メアリー1世の元夫。即位後のエリザベスに熱心に求婚するが、引き延ばし作戦にすっかり嵌ってしまい断念。現在も独身。



●アルバ公爵

スペインの将。

一大軍勢を率い、ネーデルラントのプロテスタントを弾圧。『血の粛清』と呼ばれる苛烈な弾圧で、ヨーロッパを震撼させる。



●フェリア伯爵

初代スペイン大使。フィリペ2世とエリザベスの結婚交渉を進める。



●グスマン・デ・シルヴァ

2代目スペイン大使。前駐英スペイン大使フェリア伯爵の帰国後、入れ替わりでやって来る。

エリザベスとは良好な関係を築く。



●デ・スペ

3代目スペイン大使。スペイン風の髭を生やした小男。グスマン・デ・シルヴァが、健康上の理由で辞任したため着任した新大使。

宝物船漂着事件でスペイン側に誤報を流し、両国間の関係を悪化させただけでなく、メアリー・スチュアートとノーフォーク公の橋渡しを担い、リドルフィと結託して反乱を扇動した。

リドルフィの陰謀解決後、イングランドを追放される。



●ドン・マルティン・エンリケ

フィリペ王が任命したメキシコ副王。

スペインの重武装船団に乗船時、サン・ホアン・デ・ウルア港でイングランドの私掠艦隊とエンカウント。ドレイク達との紳士協定を破り、奇襲。壊滅寸前まで追い込む。



●カール大公

ハプスブルク家の王子。神聖ローマ皇帝フェルディナント1世の3男。オーストリア大公。

セシルの手引きでお忍びで来英。ハムスターっぽい顔立ちで、恵梨に「ハムちゃん」とあだ名をつけられる。

皇帝や周囲の期待を受け、女王に求婚をするが、実際は年下の恋人がおり、察した恵梨が縁談を破談にする。



●ラベンスタイン男爵カスパー・ブルンナー

皇帝特使。ローマ皇帝代理として、カール大公とイングランド女王の結婚交渉を進める。

粘り強い交渉の結果、カール大公のお忍びでの来英を実現する。



●ヴォルフ親子

カール大公の信任厚い従者。



●フェルディナント1世

神聖ローマ帝国皇帝。フィリペ2世の叔父。カール大公の父。

初めはイングランド女王の結婚相手としてフィリペ2世を後押ししていたが、交渉が長引くにつれフィリペに圧力をかけて身を引かせ、自分の息子を推すようになる。



●マリア・アンナ

バイエルン公の娘。カール大公の姪で、年下の恋人。



●フィリッピーネ・ヴェルザー

カール大公の兄の妻。商人の娘で、秘密結婚による貴賤結婚。



●神聖ローマ皇帝の娘エリザベート

シャルル9世と結婚する。





◇フランス


●フランス王アンリ2世

馬上槍試合の事故で死去。



●カトリーヌ・ド・メディシス

フランス王の母。故・アンリ2世の妻。

メアリー・スチュアートとは犬猿の仲。フランス宮廷の陰の支配者と目されている。



●フランソワ2世

カトリーヌ・ド・メディシスの長男。父アンリ2世の急逝を受け16歳で即位。メアリー・スチュアートの夫。

ギーズ公が摂政として実権を握るも、病弱なため跡継ぎを残すことなく、即位から半年足らずで夭逝。



●シャルル9世

フランソワ2世の弟。兄の崩御を受け即位。

病弱で精神薄弱。母カトリーヌ・ド・メディシスが摂政として実権を握る。

聖ペトロの使徒座の虐殺事件を受け、精神の安定を崩したと噂される。



●アンジュー公アンリ・アレクサンドル・エドゥアール

フランス国王シャルル9世の弟。健康な美男子で、カトリーヌ・ド・メディシスは『愛らしい目』と呼んで溺愛している。

傲慢で気まぐれな性格。美しい男を好み、両性具有者(エルマフロディット)の島と揶揄される寵臣を侍らせ乱れた生活を送っている。

エリザベス女王との婚約交渉が進むも、本人は乗り気ではなく、度々女王を貶める言動を見せる。



●エリザベート・ド・ヴァロワ

カトリーヌ・ド・メディシスの長女。スペイン皇太子カルロスの妻。



●マルグリット

カトリーヌ・ド・メディシスの次女。奔放な姫。

政略結婚によりナバラ王アンリと結婚するが、その挙式が聖ペトロの使徒座の虐殺の引き金となる。



●クロード

カトリーヌ・ド・メディシスの三女。



●ルイ・オルレアン

カトリーヌ・ド・メディシスの四男。夭逝。



●エルキュール・フランソワ

カトリーヌ・ド・メディシスの末の息子。



●ナバラ王アンリ・ド・ブルボン

ナバラ女王ジャンヌ・ダルブレと、ブルボン家当主アントワーヌ・ド・ブルボンの息子。

マルグリットと結婚するが、その挙式が聖ペトロの使徒座の虐殺の引き金となる。

史実では、ヴァロア朝が途絶えた後、フランス王アンリ4世として即位し、ブルボン朝の始祖となる。



●ナバラ女王ジャンヌ・ダルブレ

ナバラ王国の女王。アンリ・ド・ブルボンの母。熱心なプロテスタント。

息子とマルグリットの挙式準備のため、パリに滞在中に病死。何者かによる毒殺が疑われている。



●アントワーヌ・ド・ブルボン

ブルボン家の当主。カトリックだったが、妻ジャンヌに影響されユグノーに帰依する。

第一次ユグノー戦争で戦死し、若いアンリ・ド・ブルボンが当主を継承する。



●ギーズ公フランソワ

フランスの筆頭貴族。メアリーの叔父。フランソワ2世の摂政。カトリーヌ・ド・メディシスの政敵。

対立勢力によって深夜に狙撃され、死亡。



●ロレーヌ枢機卿

ギーズ公の弟。



●ポルトロ・ド・メレ

ギーズ公暗殺の実行犯。青年貴族。暗殺の首謀者としてコリニー提督の名を挙げる。



●ギーズ公アンリ

ギーズ公フランソワの息子。

コリニー提督を父フランソワの仇と信じ、激しく憎んでいる。



●ノストラダムス

高名な予言者。カトリーヌの相談役。

ドクター・バーコットを見出し、カトリーヌの侍医に引き立てた。バーコットが未来から来た人間だと知っている。



●モンモランシー

フランスの勇猛で高名な軍人。カトリーヌの政敵。サン=ドニの戦いで死去。

死去後、彼の国王代理総司令官の立場は、カトリーヌによりアンジュー公へと与えられた。



●コンデ公爵

ユグノー派貴族の中心人物。ユグノー戦争の最中に捕えられる。



●コリニー提督

ユグノー派の中心人物。ロジュモーの和議でユグノー戦争が終結した後、宮廷に戻り、シャルル9世の寵を得る。王を説得しフランドルへの侵攻を企んでいたが、聖ペトロの使徒座の虐殺事件で惨殺される。



●ディアーヌ・ド・ポワチエ

アンリ2世の20歳年上の愛妾。

50歳を過ぎてもなお若々しい美貌が衰えることがなかったと言われる。



遊撃騎兵隊(エスカドロン・ヴォラン

カトリーヌがハニー・トラップのために用意した、200人規模の美女軍団。

両家の子女で構成されるカトリーヌの侍女。



両性具有者(エルマフロディット)の島

アンジュー公の取り巻き。際立った美貌を着飾った男性のみで構成されている。





◇イタリア・ローマカトリック


●教皇ピウス5世

ローマ教皇。教皇選出前はローマの異端審問長官として活躍し、戴冠後は、次々に抜本的なカトリック改革を実行している革新派。

エリザベスを破門し、エリザベス暗殺を暗に奨励するような破門勅書を発布する。



●教皇ピウス4世

ピウス5世の前任。英国国教会のローマ・カトリック復帰要請を拒否されたことで、女王の破門を決意するも、政治的配慮により保留していた。死去。



●ロベルト・リドルフィ

ロンドン在住のイタリア人。元はフィレンツェの銀行家で、あるビジネスの代理人としてロンドンに来ていると自称している、カトリック教徒。

教皇特使を名乗り、ノーフォーク公トマス・ハワードを陰謀に引き入れる。陰謀発覚後、イタリアへ亡命。



●アルヴァーロ

初代イタリア駐英大使。アクィラ司教。





◇その他の国


●セバスティアン1世

ポルトガル王。1559年1月初旬に死去。



●エンリケ1世

ポルトガル王。1559年1月末に死去。



海乞食(ゼーゴイセン)

ネーデルラントの海賊。反スペイン活動を行う。



●ハインツ

 ドイツ特使の従者。エリとレイの21世紀の友人、ハンスと瓜二つの姿をした別人。





◇過去の歴史的人物


●エドワード3世

14世紀のプランタジネット朝イングランドの国王。

身分によって衣服を規定する贅沢禁止法を最初に制定した。



●教皇アレクサンデル6世

15世紀の教皇。新世界の領土は、未発見の場所も含め、子午線の東側がポルトガル、西側がスペインのものになることを定めた。



●ヘンリー7世

チューダー朝イングランドの祖。エリザベスの祖父。



●マルティン・ルター

ドイツの宗教家。宗教改革の先駆けとなる。



●ヘンリー8世

チューダー朝イングランドの国王。ヘンリー7世の息子。

ローマ・カトリックを離脱し、国教会を設立した。若いころは美貌でならし、終生で6人の妻を得る。



●アン・ブーリン

エリザベスの母親。ヘンリー8世の2人目の妻。ヘンリー8世が国教会を設立するきっかけとなった女性。

王の寵を失った後は、不義の疑いをかけられ処刑される。



●トマス・クロムウェル

イングランド史上最凶とも言われる恐怖政治を敷いたヘンリー8世時代の宰相。主席国務大臣兼国王第一秘書。

あらゆる側面から王権を強化し、臣民に王の絶対権力への服従を誓わせ、イングランド絶対王政の基礎を築いた。



●エドワード6世

エリザベスの弟。ヘンリー8世の3人目の妻ジェーン・シーモアの息子。

ヘンリー8世の死後、幼くして即位するが、病死。



●トマス・シーモア

エドワード6世時代の海軍卿。ヘンリー8世の最後の妻キャサリン・パーの恋人で、ヘンリー8世の死後、夫となる。

エリザベスの初恋の人。権力欲が強く、エリザベスとの結婚を狙う。摂政として権力を振う兄の権勢を妬み、反逆を企て処刑される。



●エドワード・シーモア

トマス・シーモアの兄。エドワード6世の摂政。



●キャサリン・パー

ヘンリー8世の6人目の妃。ヘンリー8世の3人の子供たちの良き義母となる。

熱心で博学なプロテスタントで、若い頃のセシルに目をかけた。



●ジェーン・グレイ

王位継承権を持つサーフォーク家の姫。キャサリン・グレイの姉。ロバートの弟ギルフォード・ダドリーと結婚する。

エドワード6世の崩御の際、当時摂政だったロバートの父ジョン・ダドリーが王に遺書を書かせ、強引に次の王に指名させた。

王位継承権第一位の、メアリー・チューダーを支持する軍勢に敗れ、若くして処刑される。『9日間の女王』と呼ばれる悲劇の女性。



●ギルフォード・ダドリー

ロバートの弟。ジェーン・グレイの夫。

妻ジェーン・グレイと連座で処刑される。



●メアリー1世(メアリー・チューダー)

エリザベス1世の姉。

エドワード6世の死後、初の女王として即位するが、熱心なカトリック教徒で、短い治世の間にプロテスタントを厳しく粛清し、ブラッディ・メアリーと呼ばれた。

母と己を不幸にしたアン・ブーリンの娘エリザベスを憎んでおり、王女時代のエリザベスをロンドン塔に投獄した。





◇21世紀


●ハンス

恵梨のアメリカ留学時代の友人。レイの親友。ドイツ人の留学生で、レイとはルームメイト。


●黒木主任

恵梨の営業時代の上司。





◇作中時間以後の歴史的人物(※作中で登場人物によって史実として扱われている人物)


●ルイ16世

フランス絶対王政期、ブルボン王朝の最後の国王。フランス市民革命で処刑される。



●マリー・アントワネット

ルイ16世の妻。フランス市民革命で処刑される。



●エドワード・ジェンナー

18世紀のイギリスの医者。種痘法を発見した。



●イグナーツ・ゼンメルワイス

19世紀の医者。分娩時に医師の手を消毒することによって、母子の死亡率が劇的に下がることを発見した。





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