きっかけ
フィクションです。
今日も1日働いた自分や職場の仲間に「お疲れ様」と言って帰る準備をする。
同じ職場の人たちも「お疲れ様」って言いながら帰る準備をする。
さほど荷物があるわけではない。パソコンや
書類、辞書や参考書は自分のデスクに置いて帰るので、荷物は貴重品くらいだ。
荷物がまとまったらタイムカードを切る。
毎日同じようなことの繰り返しかもしれないが、この当たり前のような繰り返しが何よりも幸せな証拠だ。だから、「疲れたー」というちょっとマイナスなイメージを持つ言葉じゃなく、
「今日も自分頑張った。今日頑張れたから明日も頑張れる。」と明日を向くような言葉を思って退勤する。
「お疲れ様〜」
自分のデスクの隣の席の『夜火』が声をかけてきた。夜火は結婚していて幸せな家庭を築いているが、その幸せな話しを話せる友達が少ないらしく時々飲んでいる仕事仲間だ。いつか自分も結婚したら夜火のような幸せな家庭を築いていきたいと思ってる。
「ねぇねぇ、翠嵐さんそういえば明日と明後日休みだよね?旦那と一緒に行ったんだけど「雲白駅」に行ってみたらどう?霧が凄くて真っ白な世界を感じられて神秘的な体験ができるよ。今回も天気が良ければ行く価値はあると思うよ。」
夜火の家庭は旅を日課にしている。時々こうやって教えてくれる。前回も[電車を降りたらすぐ隣が海]という素晴らしい駅を教えてくれた。その日は快晴で最高の写真を撮ることができたし、電車の中の自分1人の時間を楽しむことができた。
夜火のおすすめの場所は何か自分にとって新しい発見がある。自分にとって何かいい刺激になると思い、
「ありがとう。明日から行ってみるよ。」
と翠嵐は返事をして家に帰る。




