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息抜きで行く異世界旅行~婚約者まじ殺す^^  作者: 月蜜慈雨


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2/6

最近読んだマンガは超少子化が舞台の社会派です



 何を言っているか分からないと思うが、私も分からない。

 ここはどこだ。

 潮の香りがする。するとここは海街か。



 周囲の人が怪訝な表情で私を見つめる。慌てて広場の端にあるベンチに座った。

 少し落ち着いてようやく気が付いた。会話が分かる。

 明らかに日本人じゃないのに、喋っていることが分かる。



 空を見上げる。太陽の様子からいって昼頃だろうか。私が出たのは早朝だから、時間軸がおかしい。

 もっとおかしいのが、太陽の横にでかい星がうっすら見える。

 今まで生きてきて、こんな空見たことがない。


  

 暫定、異世界(仮)。



 さてここからどうしようか。

 すると鐘の音がなった。

 道行く人が足早に一か所に集う。

 私もそこにとりあえず向かうことにした。



 向かった先は、タージマハルのような美しい教会だった。外壁は白くなくて、カラフルで見ていて楽しい。暫定異世界じゃなかったら、写真撮っていた。

 入ると、長椅子が等間隔で置かれていて、みんなそこに座っていた。

 額に手を合わせて、何か聖句のようなものを唱えている。


 見よう見まねで私も真似した。

 みんなお祈りに夢中で私のことなんて視界に入ってないようだった。



 やがて司祭みたいな人がやってきて、説教みたいなものを始めた。内容は善行は巡る、だから隣人には優しくしようみたいな内容だった。

 とりあえずカルトじゃなくて良かった。

 時間は約30分ほど。



 解散になると、和やかな空気で教会を出ていった。

 私は意を決して司祭みたいな人に声をかけた。



「あの、すみません」


「はい、なんですか?」


「旅のものでして、宿を探しているのですが」


「ああ、巡礼者の方でしたか。随分遠くから来たのですね。どうぞうちに泊まってください」


 とても、信者じゃないとは言えず、小さく「ありがとうございます」というしかなかった。

 部屋に案内される。簡素なベッドとサイドテーブルが置いてあった。施設の説明と、食事付きかどうか確認された。迷わず食事付きを選ぶ。

 宿賃は井戸汲みと薪割りでいいらしい。どっちもやったことないけど、やるしかない。

 頑張ろう。



 私は司祭(で合っていた)に頭を下げて礼を言った。

 司祭は「神のはざまに」と言い、その場を離れた。

 ひとまず、宿と食事の確保は出来た。

 そうして私はベッドに倒れ伏して、疲れからか、そのまま寝てしまった。






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