第七話 出発
少し風邪をひいていました……。少し更新が遅れました。すみません!
翌朝。
村はまだ朝霧に包まれていた。
小さな教会の前で、俺は荷物を背負う。
と言っても、大したものはない。
着替えと、少しの食料だけだ。
「準備はいいかい、ハレ君」
神父が扉の前で微笑んだ。
「はい」
短く答える。不安はない。
神父は俺の姿を一度ゆっくり見て、頷いた。
「君なら大丈夫だろう」
「……何がですか?」
思わず聞き返す。
神父は苦笑した。
「王立統合魔法学園はね、世界中から天才や秀才が集まる場所だ。魔法貴族の子供、王族、英雄の血を引く者……」
そこまで言って、俺を見る。
「そして、怪物もね」
軽い口調だった。
だが、その言葉には重みがある。
「君がその中でどう生きるか、それは、君自身が決めることだ」
俺は黙って頷いた。
神父はポケットから手のひらサイズの袋と地図を取り出す。
「これは?」
「金貨だよ。少ないが、ないよりはいい。お小遣いと思いなさい。後この地図は......王都の学園の学園長に見せればいいだろう」
「……ありがとうございます」
「その地図は、進むべき道を照らしてくれるはずさ」
袋を受け取る。かなりの重さだ。
中から小さく金属の音がした。
その時だった。
神父がふと、真剣な顔になる。
「最後に一つだけ」
「はい?」
「もし、学園でキーナの名前を聞くことがあっても」
神父は少しだけ視線を落とした。
「君は気にしなくていい」
「……どういう意味ですか?」
神父は答えない。
代わりに、こう言った。
「君は君の人生を生きなさい。それだけでいい」
俺は少しだけ首を傾げたが、深くは聞かなかった。
やがて村の外れの道に出る。
王都へ続く長い街道。
俺は振り返る。
神父は教会の前で、静かに手を振っていた。
「ハレ君」
最後に、神父が言った。
「世界は広い。そして、時々残酷だ」
「……はい」
「だが」
神父は少し笑う。
「君なら、きっと大丈夫だ。入学試験も自重せずやりなさい」
神父へお辞儀をして、王都へ歩き出そうとした……。その時だった。
「ハレさん!!」
神父の後ろから走ってくるレイの姿が見えた。
あえてレイには言わずに来たのに……。とぼやきながら、レイと向かい合った。
物価が高いですねぇ。ガソリンなんかもとても高くなっています。不景気、なんとかしてほしいですねぇ。
お読みいただきありがとうございました!!!
今後ともクエーサー島津をよろしくお願いします!!!




