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ライトノベル〜夢世界でボクっ子であるボクが無双する〜  作者: 立花 黒


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病院に潜む怪物

 ボクの家から病院へ向かう。移動手段は昨日と同じく車だ。そして病院へ着くのだけど——

 途中走って追いかけて来ていた怪物の中で追いついて来ていた奴等を、ルシータが刀と銃で蹴散らしてくれる。そうして安全が確保されてから、ボクは車から降りた。

 しかし学校の時も怖かったけど、闇に包まれた病院はその比ではないよね。しかも今回は大型の怪物が潜んでいると言うし。それより——


「ルシータ、今から召喚合体しようと思うんだけど、参考までに怪物ってどんな感じの怪物なのか教えて貰えないかな? 」


「えーとね、なんだか院内の通路いっぱいの大きさなうえとても長く、自重を多くの生えた腕で支えて迫ってくる怪物、かな。あと毒液みたいな奴を飛ばしてきていたよ」


「ふっ、ふーん」


 ろくでもなさそうな奴っぽい。でも防御力が高そうなキャラクターが良い事はなんとなく理解した。


 そしたらボクが召喚するのは——

 ボクは顔のシルエットに沿って肩にかからないようカットされた黄金色に輝く美しい髪を持つ『シャルル=ゴールド』の名を強く念じる。すると斜め上方の空間にキラキラと輝く光の粒子が溢れ始め、そこから真紅の冒険者服を着こなすシャルルが現れた。そして降りて来たシャルルがボクに重なると、溶けるようにしてボクと一体化する。

 するとボクの服が真紅の冒険者服に変わり、髪の毛が黄金色に染まる。そして右手には雷を帯びた剣、左手には空中でも自在に動かす事が出来る五百円硬貨ぐらいの大きさの黒球が八個納められた盾が装備された。またスノーボードくらいの大きさの鋼鉄の盾が六枚、ボクの周りに浮かんでいる。


「ツカサ、その浮かんでいる板と玉って、意のままに動かせたりするのかな? 」


「うん、動かせるよ。因みに左手の盾も同じように動かせるし、シャルルは魔力が枯渇しない体質だからボクの気力が続く限りは魔力切れにならずに動かせ続けるよ」


「へー、それはまた凄そうだね」


 とそこで、病院側から青白い顔が一つ浮かぶ。その青白い顔はゆっくりとだが、段々とこちらへ向かって進んでくる。そのためルシータが銃口を怪物に向けるのだけど、それをボクが手を横に広げて制する。


「ここはボクに任せて」


 そう言ってボクは八個の黒球と総数の半分である三枚の盾を操作して、怪物に中距離攻撃を仕掛ける。そして吸い込まれるようにして飛ぶ黒球の打撃攻撃と盾の突き刺さり攻撃により、あっという間に怪物は黒霧へと変わった。


「守備よりのキャラだけど、攻撃も中々やるでしょ」


 黒球と盾が戻ってくる中、ルシータが微笑んでくれる。


「そうだね」


 それから病院内に侵入したボク達は、玄関ホールにいる怪物達を討伐していく。


「ルシータ、学校の時と同じように一階から順に上に向かって移動する? 」


「そうだね、そうしようか」


『ブモォーーォオン! 」


 突然館内に牛の鳴き声を百倍大きくしたような音が鳴り響いた。いる、この建物の中にとんでもない怪物がいるよ。

 それからいつ怪物と遭遇しても良いように戦闘態勢をとりながらボク達は進むのだけど、一階には大物はいなかった。そのため捜索範囲を上に上に広げていくのだけど、多くの怪物はいたけど大物には中々遭遇しない。そして最上階である六階まで来たのだけど大物の怪物には出会わなかった。


「ルシータ、いなかったね」


「そうだね、大きな相手だから見落としとかはないはずだけど」


「取り敢えず一階までエレベーターで戻る? 」


「そうだね」


 そうしてエレベーターに乗り込んだボク達は、ボタンを押そうとして気がつく。この病院、地下の階がある。


「ルシータ」


「そうだね、行ってみよう」


 グングンエレベーターが降下していき、あっという間に地下の階へと着いた。チンッと音を立てた後自動扉が開くと、その階は蛍光灯が切れそうなのか明かりが点滅していた。

 そしてギョッとする。

 通路の奥に、長い髪の毛を垂らした女性らしき顔が宙に浮かんでいたから。いや、あれは——

 顔の下に全方位から鋭い牙が生えた人を丸呑みに出来そうなぐらいの大きな口があり、長くて太いワームのような胴体が奥へと続いている。そしてルシータが言ったように、多くの青白い腕が胴体から生えていた。

 そこでルシータが短く言った。『あいつだ』と。

 エレベーターから降りると、ボクは黒球、ルシータは銃で先制攻撃を仕掛ける。轟く銃声。それを嫌った怪物ワームは、右へ左へ大きな体を動かしながらこちらへ向かい突進。そしてその長細い腕をこちらへ伸ばして来た。その攻撃をボクは電撃の剣で焼き切り、ルシータは刀で斬り飛ばしていく。でも腕が多い! ボクは黒球も扱いその場で防御主体の動きをする。

 しかしそれでも刀を振りながら、銃も乱射して前進するルシータ。その射撃は正確に顔を狙っている。

 すると怪物ワームは突進をやめて、その大きな口から何か液体をこちらに向けて吐き出してきた。それをボクは空中の盾を操りボク達の身体の前に移動させると、汚そうな液体を受け止めていく。


 うわっ、なんか受け止めた部分から煙が出ているし、あの液体の直撃はなんとしても避けないと。

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