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3度めのリメイク化記念 ロマンシングサガ2の思い出 七英雄の軌跡

ロマンシングサガ2 リメイク版発売記念 SFC版はやりこんだ自分。

人魚事変に「アリだ―」騒動や、人形皇帝、コムルーン島に、浮遊城。

そんな自分が響いたセリフは「金金金金、世の中金だなー」。

ロマンシングサガ2 言わずと知れたスクウェアエニックスのRPGの名作


「ひらめき」技システムと、数々のクラスの武器やスキルが醍醐味の名作。


そして宿敵「七英雄」、自分たちを別世界へ追い出した古代人にざまあするべく戻ってきたが

どいつもこいつも人外のバケモノと化してしまい基本話を聞かない。


この会話にならない自称「英雄」なボスキャラさんたちとの記憶をかいつまんで書く。


1、クジンシー。 はじまりはクジンシー。アバロン襲撃。


七英雄クジンシー。ゴブリンどもを引き連れて襲ってきて「この国はもらった」などと中2病発言。

じつはゴブリンより弱く、ゴロ巻き初見殺しのソウルスティール頼みのザコキャラだったりする。

1回目「なんでこのオレがー」2回目「なんでオレだけー」嫌われ者の君がいけないのだよ。

さらば新宿男。


2、ボクオーン。 麻薬大好きの自称頭脳派、実はただのセコイだけのオッサン。 


ステップにバカでかい地上戦艦を走らせ暴走族のごとくブイブイ言わせ周辺に麻薬を売りさばく。

自称頭脳派だの、七英雄の軍師だの吹きまくるわりにはやってることはタダのヤクザ。

麻薬取り締り法および道路交通法違反でタイホするとばかりに乗り込むと、ビビッて言い訳しまくる

ここでこの犯罪者に容赦すると逆ギレして背後から襲ってくるのでしっかりオシオキするのがセオリー。

犯罪者は増長させると人形だのおもちゃで抵抗するので早期に退治するのがおすすめ。

君はセコすぎたんだよ。さらば大久保男。


3、ロックブーケ。ロマサガ2のオタサーのヒメ。性格はお察しの通りのブラコンです。


ジャングルで男たちをスキルで操り何やら調査しているナゾの美女の自称女王。オトコを取られた

アマゾネスの激おこにドコ吹く風で、皇帝一行もアゴで使うタカビーぶりには呆れた皆様も多いと思う。

こういう女の人にありがちな要求を断ると豹変してキレちらかすのをやってくれる。

最後まで忍耐を尽くして付き合うとネタバレにつながるのだが、皇帝をハエ呼ばわりして襲ってくる。

テンプテーションという混乱技と 招雷という雷系のスキルがやっかい。見切れば楽勝。

お兄様!と同じ七英雄のノエルを呼んで倒される。性格の悪いブラコンだった。サヨナラ!池袋女。


4、ノエル。 七英雄の剣聖だが徒手空拳の方が強い。シスコンの世紀末の拳法使い。


七英雄の中では一番会話が通じるひと。真面目に復讐への計画調査をしているが人材募集しても

モンスターしか来ないという人材難に陥る。一見理性的だが妹ロックブーケが倒されると

激おこぷんぷんエクストリームで襲ってくる。ブラコンシスコンいい加減にしてくれ妹さん性格悪いよ

聞く耳持たずである。剣聖で数々の剣技で皇帝一行を苦しめるが、光技「ソードバリア」で完封できる。

実は初見の徒手空拳の時のほうがよほど強敵で話が通じる時にこじらすと

「降りかかる火の粉は払わねばなりません!覚悟!」とばかりに「キック」一発でいわされてしまう。

お前はケンシロウかサウザーか。

ちなみに妹さんをやってしまった場合は最後に回して遺跡で待ちぼうけさせたほうがオススメ。

真面目だけどシスコンすぎたアナタがいけなかったのだ。さらば、ひとつ上野男。


5、スービエ。 一人娘を守る母親を狙う変態触手男。合体させてはいけない。


七英雄脳筋その1。七英雄のリーダー、ワグナスのいとこにあたり計画にも協力的だったが

モンスターを吸収しすぎて脳筋化した合体マニア。触手はイカンと言ったろうが。

北の海を支配し、娘を守る「海の主」を付け狙う。どうもモンスターを吸収しすぎると

アタマが中2病化するようで、最強だの覇者だの発言を連発する。

言うだけあって「津波」だの「メイルシュトローム」だの全体技で圧倒してくる。

だが中盤以降で海の主イベント前ぐらいなら普通に勝てる。

人妻を狙うとは不届きな、成敗してくれる。さらば恵比寿男。貴様には海の藻屑がお似合いだ。


6、ダンターグ。 脳筋、うん脳筋。七英雄?いやモンスターでしょ。


七英雄脳筋その2。洞窟で700年モンハンしていた脳筋おじさん。

本人いわく厳選していたそうだが、ウソつけ!である。

ひたすら強くなるためにモンスターを狩って吸収していたそうなのだが、もはや目的と手段が逆転した

モンハンおじさんとなってしまった。「一生モンハンしておとなしてろやヒキニート」と煽るとキレて襲ってくる。「地割れ」や「ぶちかまし」など脳筋技をかましまくる。レベルを上げて物理でなぐるを実践してモンスター化した七英雄であった。ズルしてたけど。

脳筋が引きこもってモンハンばっかしてちゃダメでしょ。さらば五反田男。


7、ワグナス。七英雄リーダー「このワグナスこそが最強なのだ」お前もか。


七英雄リーダーで古代人ざまあ計画の首謀者で騒動の中心人物。自称「最強(笑)」

古代にモンスター一掃や吸収法利用など、英雄たる叡智と力量を兼ね備えたかつての英雄。

しかしながらモンスターを吸収するともれなく脳筋中2病になる弊害をくらってしまい

かつての智謀もダメダメになり、七英雄リーダーでありながら失態続きとなる。

バレンヌから遠いヤウダのあんまり賢くないアト王を同盟を持ち掛けてだまして国を

乗っ取るというボクオーンもかくやのセコイ策を使ってダメとなれば

素直に対決すればいいものを拠点の城を浮かせて逃げると言う呆れた行動に出る。

なんとか乗り込んだ皇帝一行を浮遊城テーマパークで迷い消耗させ疲労の極みで

討ち取るというまた英雄らしからぬ手段をもって迎え撃ち見事に敗北する。

七英雄リーダーということでそれなりの強さだったのだが行動や失態をみるに

昔はキレキレイケイケの政治家がジジイになって権力やカネに執着した老害バカに

堕落したような非常な残念感が漂うのである。さらばだ品川男。汝は堕落した。


8、 七英雄は追放された!なぜだ!「おバカになったからさ」


七英雄はナゼ追放されたか。筆者が思い返すに「制御不能で重大事故を起こす装置をどう処理するか」

物理パワーや、危険技術、武器スキルを所持する権力者や有力者が「重大な認知障害」「倫理感喪失」

「精神障害や人格障害」を起こし、重大な事故や事件を起こす状況になったのでは?と推測する。

クジンシーは卑屈で尊大な性格が肥大しトラブルばかりを起こし、ボクオーンは倫理感を失い知能犯罪を起こしまくる。ロックブーケは兄を至上にしながら女性特有の傍若無人ぶりを周囲にふるまい、兄の

ノエルは収拾しながらも根本的な対処はしない。スービエとダンターグは暴力を至上として横暴なふるまいと傷害や暴行事件ときには破壊事件をおこし、肝心のワグナスはそれらを英雄の特権として尊大な

態度と発言に終始し自分たちの行動行為をまったく省みない。

吸収法は薬物障害や麻薬依存のようなもので人格や知能・倫理観や認知能力にかなりの悪影響があったのではないかと思わざるえない。

リメイク版では権力闘争の果ての古代人の愚行と描かれていたが、彼らの力や能力が人間ばなれした

以前にそれらを制御する人格・頭脳・倫理観・認知能力が変容劣化し文字通りの「モンスター化」した

彼らに恐怖を覚えた古代人が追い詰められた結果のように思えてならないのである。


アメコミのヒーローがいつのまにかヴィランになって日常がむちゃくちゃになっていたと。


以前のような理性的でもなく、正義感や倫理観もない生存本能と悪意、貪欲さと虚栄心と傲慢さが肥大した人格となった彼らが怒りと復讐心をもってその能力を尽くして仕返しに戻ってくると予想するのは容易であっただろう。だからこそ「生き残った古代人は元の世界からも逃げ去った」のだろう。


吸収法の利用の責任者のひとりであったオアイーブは、元の世界で待ち、いかような手段をもってしても七英雄を撃滅しなければならなかった。ただし本音のところは安堵と落胆したのではないだろうか?

実のところ、彼らの知能と復讐という志は劣化し、2人は計画に脱落、ほかは計画をすすめながらも

技術や手段において実質的な調査を進めていたのはノエル・ロックブーケ兄妹のみ、他3人は復讐といいながら元の世界の実質的な征服計画に鞍替えしていた。この間700年、帝国に幻体を倒され復讐は

頓挫を余儀なくされ、本体を追い詰められることになった。



七英雄は 彼ら自身の堕落をもって自滅したのはないかというのが筆者の見解である。


 





 



古代人が七英雄はモンスターのようになってしまったという嘆きは

彼らの外見ではなくその中身と心根を言っていたのではとこの歳になって気づく自分。


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― 新着の感想 ―
リベンジオブザセブン、本当良かったですよね! まさかの七英雄内カースト。結束してるようでみんなやり方がバラバラで、結構人間くさいやり取りとか見てると最高でした。ネタバレになっちゃうと七英雄の評価が上が…
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