僕の人生なんかこんなもんだ
小学生の時に馬鹿みたいにいじめられて馬鹿みたいに誰か助けてって枕に顔を押し付けて声にもならない声で叫んだ
何度も何度も助けてって声を殺して泣いた
だれも助けてなんかくれやしないのに
父親は僕の中で死んだし母親は離れて暮らしてる側にいるのは母親が僕のためにと買った腐るほど多いぬいぐるみと広い家
そして、インターネットという名の赤の他人ども
僕にはそれしかなかった
それしかなかったんだ
インターネットという名の赤の他人どもも僕をたくさん傷つけた
そして僕自身も赤の他人どもを傷つけた
それでも縋った
縋り続けた
僕の唯一の居場所だと信じ続けた
信じ続けるしかなかったんだ
それしか僕にはできなかった
何も変わろうとしない僕は
何も変わらない僕は
誰のことも信じられず誰のことも受け入れられない僕は
社会に出た瞬間ゴミのように消えた
上司に媚を売り
取引先にも媚を売り
恋人にも家族にも
本当の自分を打ち明けられないまま
明日も恋人が作ってくれた朝食を食べながら
仕事をする
僕の人生なんかこんなもんだ