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黒の剣に姫は囚われる  作者: 黒猫姫
0部
9/48

8話


少女はそう叫ぶと、門番たちに突っ込んでゆく。



「なっ!?」


門番たちは突っ込んできた少女に驚き、そして剣を抜く。



「なっていないっ!!!なんだその構えは!」



少女は低く叫ぶ。




ガァンっ!!



門番たちが構えた剣は、少女に弾かれ、飛んでゆく。



「!?」



驚愕の表情をしている門番たちの首に剣を突きつけた少女はため息を吐きながら、



「……こんな腕前でこの大切な城の前を守っているとは……。

情けない。

ほんっとうに情けないっ!!」




そう心の底から叫ぶ。


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