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5話
助けてください。……キャラたちが暴走しはじめました……止められない。そしてなにこのフラグ的なもの……やめて。そんなキャラち暴れないで……収集つかない……っ!!
「……なるほど、ねぇ」
明かりのない、真っ暗な部屋の中、部屋の主はボソリと呟いた。
「……どうしてやろうかしら。あ、そうだわ」
そして主は、思いついたらように、手元にランプをつけ、手紙を書いた。
「……これでいいかしらねぇ……」
手紙を書き終えた主の瞳は、青色に爛々と輝いていた。
「まったく……。知らないと思っているのかしら……。そうだったとしたら、舐められたものねぇ……」
どうしてくれようかしら、と。
部屋の主は!明かりを消しながら呟いた。