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黒の剣に姫は囚われる  作者: 黒猫姫
0部
5/48

4話


「よろしくね?」




そう言って、ふわり、と笑いかけてくれたお姉様。





私はそこで、この人は信頼できる、と思いました。





周りの人達は、オロオロするばかりで、誰も私のことを案じてくれませんでした。


いや、案じてはくれていたのでしょう。ですが、私には全く響きませんでした。



ですが、何故でしょう。この、エイリン・アッセラと、私の姉だと名乗ったこの女の人は、オロオロせず、不安そうな感じをおくびにもださず、ふわりと、笑いかけてくれたのです。




私は、それが何故かとてつもなく。






ーーーーーーーーーーーーー嬉しかったのです。

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