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黒の剣に姫は囚われる  作者: 黒猫姫
1部
39/48

彩国の寝物語



あるところに、一人の少年がいました。


その少年は、幼い頃に愛した少女を危機に晒し、そして、少年は決意しました。


“二度とこんな思いはしたくない”と。


そして少年は剣を取りました。


もとからの才能か、少年はめきめきと上達していき、少年から青年になる頃には、黒の死神と呼ばれるほどになりました。


瞬殺で敵を仕留めていくからです。それはまるで死神が大鎌を振るったような感じに見た人には見えたのでしょう。

ですが、それほど有名になっても、まだ青年は幼い頃に危険な目にあわせてしまった少女に会いに行けません。


怖いからです。

あなたのせいで!と少女に罵られるのが。


ですが、あるとき、青年のところの噂が流れてきました。

その少女の姉が少女の元から離れた、と。


青年は焦りました。

少女の絶対的味方が少女の周りにいなかったからです。


焦っていたところに、その少女の父がやってきました。

そして青年にこう言ったのです。

“あの子に会いたければワタシに忠誠を誓いなさい、そしてその忠誠の証として一つ国を滅ぼしてくれないか”と。


青年は、少女に会いたくて、国を滅ぼしました。


そして青年は忠誠の証を見せたとして、少女と会えました。





おしまい。

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