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プロローグ
プロローグ
『ギャアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアーーーー...........』
Lv30台モンスター、『リザードマン』の断末魔が洞窟の中に木霊する。
右の腕は突然変異を起こしたのかどうか知らないが、剣の形になっており、左の腕もこれまた知らんが、突然変異で盾の形になったと考えられているらしい。知らんけど。
そして、その両腕を剣と盾の形にした第3級モンスターに指定されている、『リザードマン』、そんな強敵をも、彼は一撃で葬り去る。
(レベルアップか...........)
彼は腕の〝それ〟に目をやる、〝それ〟は発光と共に一つの情報を示していた、それは全ての強さの基準、そうLv。
たった今上がったばかりの彼のLvは.....
「90か..........」