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第二十三話  邪魔された上京

   第二十三話  邪魔された上京

    

 鈴花が目覚めたのは強い日差しを感じた午後だった。隣を見ればハルがベッドに寝転がり天井を見ている。ハルは彼女が起きたことを確認すると、起き上がった。

「起こす手間が省けたな。ちょうど午後二時半を過ぎたところだ。」

 鈴花は半分眠った状態で洗顔や歯磨きをこなしていく。習慣というのはこういう時に役立つ。

 鈴花とハルは準備を終えるとロビーへ向かった。朝と同様にスタッフや見知らぬ客人がそれぞれの行動をしている。

 鈴花とハルは空いている椅子に座って宗太を待った。しばらくして宗太が来る。相変わらずパジャマ姿だ。

「飯でも食おう。昨日の夜から何も食ってないだろ。」

 鈴花はハルの言葉にいまさら空腹を思い出す。眠かったためか忘れていたのだ。

 ハルは椅子から立つと歩き出した。鈴花と宗太もその後に続いた。着いた先はホテル内のレストラン。彼女はハルに導かれるままにレストランの中に入る。そして、三人で一つのテーブルについた。すると、ウェイターがメニューを持って登場する。

 鈴花はメニューを開いてもどれが食べたいとも思わない。食べないことには空腹は満たせず動くことが出来ないのは分かっている。しかし、選べない。

「ハルに任せるわ。」

 鈴花はメニューを閉じてハルに渡した。ハルはメニューを見ながら料理名をウェイターに告げていく。結果、宗太も同じく食べたいものを言わなかったためにハルの独断で料理が選ばれた。

 ウェイターはすべての注文を復唱するとその場を離れて厨房へ下がる。周りには鈴花たち以外居ないため、まるで貸切のように思えた。

 しばらくするとウェイターの手によって料理がテーブルの上に並べられていく。その量は三人には多いような気がした。少なくとも鈴花からみれば多いような気がした。

「よし、食べるぞ。いただき……あれ。」

 鈴花はハルの声に彼を見たが、すぐに目の前の料理に視線を戻した。

「鈴花は最近軽いものしか食ってないだろ。だから、戦いから帰ってくると何時もぐったりしてんだよ。」

 ハルは目の前にある料理を取って鈴花の前に差し出した。料理はご飯もののようだ。しかし、彼女はなかなか受け取らない。

「さっさと受け取って食え。食わなきゃ死ぬ、食っても死ぬ。だったら食って死んだほうが良いだろ。」

 鈴花はハルから皿を受け取る。目の前に見える料理の山。何時だったか、このぐらいの量の料理を食べたことがある。そのときはしっかり食べていたような気がする。その時と今と、何が違うんだろうか。

 鈴花は皿にのった料理を一口食べた。すると、まるでまだ何も食べていないような感覚になる。彼女はもう一口食べる。彼女の食べたものが底の無い胃袋に落ちていくような気がした。彼女は底の無い胃袋を完全に満たすようにゆっくりと食べ進める。彼女の姿を見たハルや宗太もそれぞれ食事を始めた。

 ハルが頼んだ料理の山は次第に崩れ始め、遂には新しい料理の山を呼ぶことになってしまった。

 テーブルから皿が無くなると、三人はそれぞれ膨らんだお腹をさする。鈴花にとっては久しぶりにいっぱい食べたような気がした。

「さてと、払ったら次は買い物に行こう。」

 ハルが席を立つと、つられて他の二人も席を立つ。レストランの勘定とホテルのチェックアウトを済ませてホテルから出た。

 鈴花は先ほどまで居たホテルを見る。そこには、明かり一つ無い建物があった。

「ほら、行くぞ。」

 鈴花はハルの声に応えると、ハルと宗太の横に並んで歩いた。駅を越えて一昨日訪れた専門店へ入る。すると、あの時と同様に人々が現れた。

 鈴花は店内のカフェで一人お茶を飲む。宗太は男物のコーナーをハルと回って色々買っている。彼女が一緒に居たからといって何かアドバイスできるわけでもなく、彼自身も彼女の同行を嫌がったので付いていかなかった。彼女は周りを見る。他にもお茶を飲んでいる人が何人か居た。中には仕事をしている人も居る。本当に忙しそうだ。彼女はこんな状況まで再現しなくても良いのにと思った。

 しばらくしてハルと宗太が戻ってきた。動きやすそうな短パンにTシャツ。鈴花とは男物か女物かの違いだけだ。

「さてと、準備も出来たし、東京に行くか。」

 三人は店を出て駅構内へ入る。ここでも人々が行き来している。

「東京までの切符を買わないと。」

 鈴花たちは券売機で切符を買う。彼女はハルをどれに区分するか少し迷ったが、大人と考えて購入した。改札機に切符を通すと階段を下りてホームへ出る。周りに何人か電車を待つ人が居る。彼らが居なければ寂しいホームが彼女たちを迎えていただろう。

 しばらくして電車が来る。鈴花たちはそれに乗ってよく知る町から東京へ移動を開始した。乗客は時間帯のためかまばらで簡単に座ることが出来た。そこから外の景色をじっと見る。彼女は特にすることもなくただただ景色を見た。彼女が見る外の景色には人一人居ない。ハルは当たり前だと言うが、それでも本当にみんな居ないんだと彼女は思った。映っているはずの大型スクリーンは何も映さず真っ黒い。見る人間も映す人間も居ないのだから仕方ないと思う。

 鈴花は外から目を離して深呼吸する。朝寝たためか体がおかしい。彼女は目を閉じて到着するまで待った。

 不意に電車が止まる。鈴花が東京に着いたのかと思えばそうでは無かった。電車は橋の上で止まっている。橋を渡っているということは一応東京都には入ったらしい。辺りを見回してみるとハルが居ない。

「ハルどこ。ハル知らない。」

 宗太に聞いても良い答えは得られない。鈴花は彼を連れて車内を移動した。行ったり来たりしたものの見つからない。

「ハル。ここに居たの。どこか行っちゃって心配したわよ。」

 東京側の先頭車両にハルは居た。車掌と何か話している。こちらに気づくと寄ってきた。

「まずいことになった。ここからは歩きだ。」

 電車のドアが開いた。すぐに外の空気が中に流れこみ室温を上げようとする。その中をハルは何も言わず車外に出て行った。

「ちょっ、ちょっと待ってよ。」

 鈴花と宗太はハルを追って車外に出た。車外に出た途端に熱風が身体にぶつかってくる。陽が傾いてきたとはいえ未だ暑い。真下を川が流れているからそれでも涼しいほうだろう。川を流れる水の音だけが聞こえてくる。

「あの、先に行っちゃったけど。」

 鈴花は宗太の声で現状を確認する。ハルは既に橋の上を飛んでいた。置いて行かれたらまずい。彼女は宗太とともに走りだした。

 鈴花がハルにもう少しで追いつきそうになったとき。ハルは振り返った。その顔に元気がない。

「よりにもよってこんな場所で敵が現れたぞ。」

 鈴花は本を受け取ると開いた。自動的に新しいページがめくれる。そこには新たな敵が表示されたいた。毎度のとおり文字は読むことができないが姿は確認出来る。

「これは、サイコロ……なの。」

 そこには正六面体の物体が表示されている。線だけで表されており、色は無い。あえて色を付けるなら紙と同じ白だろうか。

Soliquid(ソリキッド)だとよ。ほら、鈴花。ぼさっとするな。」

 気がつけばハルに片手を引っ張られて宙に浮いていた。宗太も同じく。何故なのかと周りを見ればすぐにわかった。

 白いサイコロの形をしたソリキッドが橋の上を転がってきたのだ。鈴花たちが乗ってきた列車はもう無い。代わりにソリキッドが何個も列をなして橋の上を転がっている。高さは列車よりも少し高いぐらいだろうか。そのまま橋の上に居たら押しつぶされていただろう。そういえば昔サイコロを転がすゲームがあったような。

「鈴花ぼーっとするな。早く本を見ろ。」

「かっ、片手じゃ無理だってば。だったらどこか下ろして。」

 片手をハルに掴まれている状態では気軽に本も開けない。何処か陸に下ろしてもらわないと駄目だ。

 ハルはすぐに川を渡って東京駅側の街中に降りた。振り返れば今も橋の上をサイが転がっている。何個も何十個も。橋を渡り街中に入っていく。地面が小刻みに揺れる。ソリキッドが転がっているためだろうか。

「ど、どうするのあれ。大丈夫なの。」

 心配そうに鈴花を見る宗太。

「知らないわよそんなの。やるしかないの。」

 鈴花は地面が小刻みに揺れる中、本を見る。そこにはいつもの通り倒し方が書かれて……いない。ページは真っ白のままだ。彼女は驚きハルを見る。

「まだ倒し方が分かっていないってことだな。こいつも万能じゃない。」

 少しずつ揺れが大きくなっていく。ソリキッドが近付いてきているのだ。

「じゃあ、どうすれば良いの。」

「とにかく今は、逃げる。」

 ハルは鈴花と宗太を掴んで飛び始める。今は何も出来ない。ならばハルに付いて行くしか無い。

 何度か角を曲がって一本道を真っ直ぐ行くとひらけた場所に出た。

「ここは駅前か。」

 電車が停まっていなければ着いたであろう駅前の広場に着いた。ここは高架駅らしく駅の入り口が二階部分にある。

「さてと、丁度いいな。」

 ハルはそのまま駅の改札口前に鈴花と宗太を下ろす。

「あんたはここに居てくれ。高さも十分あるし、敵もここまで登ってこないだろう。」

 ハルは宗太を降ろすと再び飛び始めた。

「ちょ、ちょっとこんな所に置いていっていいの。」

 鈴花はハルに抱えられながら駅構内を出て駅前広場に戻る。そこで、ハルは彼女を地上に下ろした。広場は大きめのモニュメントがあるが意外と広く四方をよく見渡せる。

「鈴花。敵はお前を狙っているんだ。あいつじゃない。もしあいつを狙っているんだったらデスフェリアの時に木っ端微塵に消し飛んでいたさ。」

 鈴花はその光景を想像して身震いした。ハルにそんな事を言ってほしくないが彼女自身も宗太が居ては行動しづらい。彼は高いところに居ることだし、大丈夫だと思うことにした。

 再び地面が揺れ始める。最初は小さく、しかしゆっくりと揺れは大きくなっていく。

 ちらりと黒い本のページを見るとやっと倒し方が浮かび上がっていた。

「倒し方。今度は……。」

「鈴花、上だ。」

 その時、ソリキッドが勢い良くビルを飛び越えて広場に転がってきた。とっさのことに彼女は動けずハルが抱えて飛ぶことでなんとか交わす。他のソリキッドもビルの間を通り抜けて来ている。

「まさかこのサイコロって、跳べるの。」

 ソリキッドは結構高い建物を飛び越えて来た。やろうと思えばどんな高さでも跳び越えられそうだ。それだけ広場へ登場したときのインパクトは強い。地面を走っていたら押し潰されていただろう。

「ハル、助かったわ。早く倒さないと。」

 黒い本のページには何時もの通り十個の数式が書かれている。

「えっとxとyが入っていてイコールが無いから単項式と多項式の計算かな。xやyをそれぞれ計算しろってことよね。」

 書かれていたのは単項式と多項式。四則演算と分数の式が各二問ずつ計十問ある。

「書く場所はビルの壁ならば何処でも良いと。ふふ、高い所なら安全ね。」

 振り向けば広場で一際大きな音をたててソリキッドが転がっている。数は増し、広場を埋め尽くそうとしていた。しかし、先のサイコロジャンプの件を除けばサイコロである以上簡単には高いところに到達しないだろう。

「今回は簡単ね。なんとかなり……あれ。」

 ソリキッドたちの動きがおかしい。広場に集まりすぎたためなのかまるで敷き詰められたブロックのように綺麗に並んでいる。そして、どのソリキッドも動かなくなった。

「どういうこと。ハル、ちょっと近づいて。」

 鈴花は目をこらす。ソリキッドの表面が微妙に波打っているように見える。いや、錯覚だろうか。彼女はもう一度良く見る。ソリキッドの表面は確かに波打っていた。

「まさかこいつら、サイコロが本来の形じゃないのかもな。」

 ソリキッドの表面の波は大きくなりやがてソリキッド同士の波が同期していく。大きな一つの波になったとき、すべてのソリキッドは一つの大きな物体に変化した。

 その時、鈴花の真横のビルに何か粘着質の物体がぶつかる音がした。ビルを見れば確かにジェル状の何かがくっついている。広場のソリキッドに視線を戻すと、自分自身を小さく切って周りのビルの壁目がけて飛ばしている。固体が駄目なら液体ということか。

「これは危ないぞ。鈴花さっさと解くんだ。」

 ビルの壁に付いた液状のソリキッドが、鈴花たち目がけて飛んでくる。なんとか交わすものの彼女のすぐそばを通り過ぎる液体状のソリキッドは後を絶たない。高いビルも多いこの地域ではどこから飛んでくるか分からないためにどうしようも無い。それでビルの壁に書けなんてどうしろというのだ。

「俺があいつらに当たらないようになんとかするからお前は計算に集中しろ。」

 鈴花はページを凝視する。。幸い四則演算の八問は単純な問題が続いているので壁にかけさえすれば大丈夫だろう。それにしても壁にチョークで書けるのだろうか。

 隙を見てハルが壁に近づけてくれた時に答えを書く。不思議とどこでもチョークで書けた。本当に不思議なチョークだ。

 次の問題の答えを書こうとしたとき、彼女は真横から感じたことのない強い衝撃を受けた。直後体が重力にしたがって地面に向かって落ちていく。風を切り、支えるもののないまま落ちていく。鈴花はただただ絶叫する。今はそれしかできない。彼女が地面に到達する直前で落下は止まった。ハルが受け止めたらしい。

「だ、大丈夫か。生きてるぞ。生きてるからな。」

 鈴花の目と鼻の先に地面があった。それだけに本当に死ぬと思った。彼女は恐怖で何も言えず荒く呼吸するだけだ。ただただ涙が出てくる。死を眼の前にすると人間ってこうなるんだろうか。

「あいつら真横からぶつかってきやがった。ふざけた真似を。」

 ハルは語気を強めて言った。ハル自身も衝撃で落下したのだろう。とにかく持ち直して鈴花を捕まえてくれて良かった。

「鈴花。書くときはさっさと書くんだ。止まっていると狙い撃ちされるぞ。」

 この状況では悠長に壁に途中の計算式なんて書けないということだ。出来るだけ頭で考えるしか無い。

 戦闘でいうヒット&アウェイという戦法だろうか。見渡せる場所で答えを出すと、そのまま近くのビルの壁に移動。壁に到達するとすぐに答えを殴り書きしてすぐに離れる。これを繰り返すと、最初のような真横からの強い衝撃を受けることも無くなった。それでもソリキッドたちは縦横無尽に飛び回っている。時には答えを書いているビルの壁に張り付いていて、そこから鈴花たち目がけて飛んでくることもあった。

 四則演算を終えると最後は分数の単項式と多項式だけになる。しかし、この二問が厄介だ。ぱっと見ただけでは答えが分からない。分数といっても加算減算が加わった式でなんか見るからに面倒そうだ。

「分数だってようは分子の式と分母の式の割り算だ。落ち着いて考えてみろ。出来るはずだ。」

 ソリキッドの攻撃を避けながらもハルが言う。このままの状態をハルに強いていては、また地面に落下するかもしれない。

「割り算。わりざんね。」

 鈴花は頭を掻きながら再度式を見た。まず、式の分数部分を定数と変数部分で分ける。分けた分数を加算減算すればよいのだが分母を揃えるという面倒な事が起きる。分母を揃えるために同じ分だけ分子に数を掛けるのだ。紙に書いて計算するなら簡単に解けるのにと本当に思った。出した答えを腕に書く。チョークで書けるかなんて考える暇は無い。ただわかる範囲で後が残れば良いのだ。その状態でもう一つの式を計算する。

 鈴花は低くうめき声を挙げた。解けないのではない。気持ち悪いのだ。

 ソリキッドのせいでハルは縦横無尽に動きまわる。故に、頭が揺らされ続けて気持ち悪い。

「終わらせる。終わらせるんだから。」

 酸素を補給しようと息が荒くなっている。視点はせわしなく動きつづけた。

「解けたわ。早く書かせて。」

 鈴花は最後の問いの答えを出すと、弾かれたように叫んだ。腕に書いた答えと今頭の中にある答え。これらを書けば後は最後の仕上げだ。

 ハルはすぐに壁に近づく。鈴花は素早く二つの答えを書き殴るとその場を離れた。安全な地点まで戻ると再度倒し方のページを見る。すべての問題が光り、最後にすべきことが現れた。そこには「本を閉じて空に差し出す」と書かれていた。

 鈴花は本を閉じて空へ差し出した。太陽の光が当たっている黒い本の表紙が黒い墨で覆われていく。完全に覆われると何度か形を変形させた後、丸い玉となって周囲にはじけ飛んだ。はじけ飛んだ黒い液体はソリキッドに付着していく。液体が付着すると徐々に黒くなり、まるで干からびたように動かなくなった。彼女たちに近づいてくるソリキッドも、逆に黒い液体がかかって地面に落ちていった。

 すべての敵が黒くなったとき、その全ては消滅し代わりに黒い本が鈴花の前に現れた。彼女は念のため黒い本を開いて確認する。確かに倒した事を表す赤い文字が書かれていた。

 鈴花は大きく深呼吸すると同時に全身の力が抜けてしまった。ハルがあわてて支える。

「手ごわいわね。敵も、倒すための計算も。」

 鈴花はつぶやく。何時来るか、どんな敵なのか分からない中で対処しなければならない。この戦いは何時終わるんだろうか。

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