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品位

作者: マスヨーニ
掲載日:2025/12/01

品位


 2030年代、太陽活動が60%に減少する。これは大変な事だ。地球はどうなる? 凍ってしまうのか? 食料は? 暖房は? どうやって生活する?

 1645〜1715年のマウンダー極小期の再来か。河は凍り農作物の不作や飢饉が頻発し、人々の暮らしは厳しかった。暖房用の薪や石炭の需要が増え、価格が高騰。貧しい人々は寒さに苦しんだ。小麦などの主要作物の収穫量が減少し食料不足になり、社会不安や暴動につながった。免疫力が低下し、ペストや天然痘などの流行が深刻化した。 

 ロシアのウクライナ侵攻により、小麦の生産量が減少し世界市場に大きな影響がでた。今回は一国の問題ではない。世界中で同時多品種に起こる。世界中で暴動、飢饉、感染症が同時に多地域で起こる。当然の事ながらエネルギー問題も同時に発生する。人類は冷静でいられるのか心配だ。


 ただ、太陽活動が60%になるといっても、黒点数や磁場活動の強さが通常のピークに比べて6割程度に弱まるという予測だ。太陽からの暖かさが6割になるのではない。現在の地球は産業革命以降のCO₂増加により、現在はCO₂濃度が420 ppmを超え、平均気温がすでに約1.5℃上昇している。しかも放射エネルギーの減少による平均気温が下がる可能性はあるが、影響は0.1℃程度と見積もられている。トータルで考えると今までと大して変わらない。今までの11年周期の太陽活動と何ら変わらないらしい。 


 しかし、全く影響がないわけではない。太陽活動が弱いと、太陽風による防御が減り銀河宇宙線が地球に多く到達する。つまりDNA損傷の可能性が高くなる。高エネルギー粒子は細胞に直接ダメージを与え、長期的な健康リスクが懸念される。また人工衛星の誤動作も考えられる。宇宙線が半導体に衝突すると「ソフトエラー(ビット反転)」が発生し、通信や制御に影響する。太陽活動が高くなると磁気の影響で通信障害が出るが磁気嵐が収まれば治る。今回は機械に影響し壊れたら治らない。地上の電子機器にも影響が出る。 高エネルギー粒子が地上にも到達し、まれにコンピュータやサーバーの誤動作を引き起こす。当然、気候・大気、雲形成への影響もでる。宇宙線が大気中でイオン化を促進し、雲核形成に関与する可能性がある。太陽活動が弱まると宇宙線が増え、雲が多くなり地球が冷える、11年でどこまで冷えるか気になるがアイスボールにはならないだろう。不安の連鎖は怖い。情報伝達には尾ひれがつき、話が思わぬ方向へ大きくなる。冷静と言う品位が重要である。


昨日より素敵な明日に出来ますように 


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