傾国の魔女【200字】
王太子は婚約者だった女の前に毒杯を置いた。ルナの黒髪を老臣は傾国の魔女だと罵り王太子も金髪の令嬢に心を奪われた。
「さすがに最期は本人なのね」ルナは毒杯を呷った。言葉の意味は王太子が双子の弟を代役にして彼女を避けたからだ。
だがその令嬢こそが本物の魔女だった。
魔女はルナを生き返らせ弟と一緒に国から逃がした。危険を冒させた彼女への報酬だ。
愛する人とずっとお幸せにね……魔女は愚かな次王の隣で妖しく笑った。
王太子は婚約者だった女の前に毒杯を置いた。ルナの黒髪を老臣は傾国の魔女だと罵り王太子も金髪の令嬢に心を奪われた。
「さすがに最期は本人なのね」ルナは毒杯を呷った。言葉の意味は王太子が双子の弟を代役にして彼女を避けたからだ。
だがその令嬢こそが本物の魔女だった。
魔女はルナを生き返らせ弟と一緒に国から逃がした。危険を冒させた彼女への報酬だ。
愛する人とずっとお幸せにね……魔女は愚かな次王の隣で妖しく笑った。
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