表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
10/17

10 学校帰りのゲームセンターってワクワクしない?

明日からの学園生活について説明が終わる。

先ほどまで説明をしていた竜胆 美波が

「では、今日はこれでお終いです。明日からの学園生活に備えて、帰ってからしっかり準備をするように!皆さん、さようなら。気を付けて帰ってください」という。

「「さようなら」」と生徒たちが揃って返し、生徒たちが徐々に教室を出て下校していく。

『俺も寄り道したいところがあるし早く出るか』と考え立ち上がると、いつの間にか隣に立っていた翔が

「一緒に帰らねぇか」と声を掛けてくる。

『あれ?初日は確か、主人公と下校する筈なんだけどな。主人公とヒロインの一人桃井 秋桜がキスするイベントを俺が防いだ影響か?』と考え、気にするのをやめ

「ああ、いいけど。俺、寄りたい所あんだけどいいか?」と聞くと

「ああ、いいぜ。何処に寄るんだ?」と何処に寄るかを聞かれ、今朝、登校する際に調べ、行くことを決めていた場所「ゲームセンターに行きたいんだ」と伝えると

「ゲームセンターかいいぜ!寄ってこう」と返して来たので、一緒に教室を出て、学園の近くで最も大きなゲームセンターに向けて歩き出す。


学園を出て30分程でゲームセンターに着くと、2人して「「グゥーーッ」」とお腹を鳴らす。

時刻を見ると12時になっている。

「なあ、隣に飲食店あるし先にそっち行かねぇか?」

「そうだな、そうするか」と言って、隣の飲食店に入る。



「ふぅーっ、食ったなぁ!」

「翔、よくあんだけ食べれるな。見ててこっちが苦しくなったぞ」

「いや、男ならあんぐらい食べれねぇとダメだろ!」

「いや、翔の中の男ってどんなんだよ!早く、ゲームセンターに行くぞ」

ゲームセンターに入ると、中はそれなりに賑わっていた。

『クレーンゲームやコインゲームがメインか、音ゲーもあるな、それに体感ゲームも。こりゃあゲームセンターがゲーム業界の覇権を握るわけだ。PCゲームはファミ○ンレベルでコンシューマーゲームはないのに、ゲームセンターにある筐体は地球のレベルと変わらないんだもんな。筐体のレベルも地球より低いものだと思ってたが、嬉しい誤算だな』と分析していると

「おい、中に入ったってのに何もやんねぇのか?」話しかけて来る。

「ああ、悪いなんかやりたいのはあるか」

「とりあえず、あれなんかどうだ?あの銃持ってゾンビ撃つ奴」

「やっぱり、ゲームセンターと言えば体感ゲームだよな」

「体感ゲーム?ああ、あれ体感ゲームっていうのか」

「知らないのか?ああゆう体を動かしてプレイするの体感ゲームっていうんだよな?」語尾に思わず疑問符がついてしまう『もしかして、この世界では違う呼び方をするのか』と考えていると

「ああ、あんま、こういう所には来ないんだ。多分リオの呼び方であってると思うぜ」と答えが返ってくる。

「そうか、意外だな。翔ってこういう所好きそうだけどな」

「確かにこういう楽しい雰囲気のところは好きだが、ゲームなんか物好きな奴しかやらないイメージだったからな」という彼の言葉に、こういう世界なのだと分かってはいても、思わずむっとしてしまう。

「悪い、言い方が良くなかった。別に悪く言うつもりはないんだ。ゲームって結構マイナーだから、そもそもゲームセンターに人がこんなにいて、楽しい雰囲気だって知らなくてな、少し偏見があったから来ようと思わなかったたかったんだ」と慌てて彼が言い直すのを見て

「いや、大丈夫だ。悪く言うつもりがなかったのは分かってる。よし、今日は楽しもうぜ」と言い、ゾンビシューティングという名前通りの体感ゲーム筐体の方に向かうと安心したのか、「そうだな」と翔は笑って返し、俺について来る。

そうして、ゲームを始めた俺たちはその後、ゲームセンターにある全ての筐体をプレイし終えるまで遊び続けた。









評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ