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小さくたっていいじゃない!  作者: 蘇芳 誉
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時間があるので、スープを作ります。久しぶりにご飯を炊きます。お米も残りが少ないので、なくなったあとが困ります。どうしよう、パンばかり食べてると、無性にお米が食べたくなるんだよねー。物語では、鳥の餌が定番だったけど、ここチェスター領では無かったんだよねー。野菜クズとかをあげてたし、聞いても知らなかったから。森の中にある川や泉など、水辺の近くを探してみるしかないかなー。

味噌や醤油もどこかにないかなー。

まぁ、ないものねだりしてもしかたないよね。焦らずに探そうっと。

サラダにハンバーグでいいかな。お肉をミンチにするのが手間だから、時間のある時にしか作らないんだよね。多目に作って冷凍すればいいし、肉団子にしておけば、ミートボールとかにできるよね。ミンチにしたお肉が温まらないようにスプーンなどで混ぜていきます。手で形を作ったら、焼いていきます。ハンバーグにミートボールが出来上がったら、粗熱をとって、冷凍します。

でも、料理ができたので、少し早いけど、晩御飯にします。温かいうちに食べないとね!


翌日も、売り切れゴメン!でお店を早仕舞いします。マーサさんは、夜中の授乳などで、寝れてないらしく、ソラくんと一緒に寝ていて聞けなかったんだよねー。

お祝いが決まらないから、森に行ってみようかなーと思っていたら、

「アキラ!」

呼ばれて振り向くと、カイルさんがいます。

その隣には、カイルさんよりも背が高い綺麗な女の人。

「こんにちは。」

「アキラ、仕事は終わったのか?どこに行くんだ?」

「ええ、ちょっと考え事をしてただけです。」

話していると、女の人がカイルさんにピタッとくっついて腕にしがみつきます。

「カイルゥ〜、こんな子供に構わないで、早く行きましょうよ〜。」

睨んでいるのか、見下したような目で私をみてます。

「あぁ、カリーナ。この子は、アキラ。アキラ、こちらは、カリーナだ。」

「初めまして、アキラです。」

挨拶してもカリーナさんは無視して、カイルさんに早く行こうと言ってます。

私も早く離れたいので、

「お相手が見つかって、よかったですね。お幸せに!」

ニッコリ笑って離れます。

挨拶もできないような人を選ぶカイルさんは、見る目がないなと思います。まぁ、私には関係ないからいっかー。森に行く気もなくなったので、家に帰ります。

明日こそは、森に行こう!

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