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小さくたっていいじゃない!  作者: 蘇芳 誉
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6

んー。まだ、眠いけど、起きなきゃ。

顔を洗って、朝食の準備をします。

小麦粉を水で溶いて薄く焼いて、その上にレタスやキャベツの千切り、ササミを茹でて裂いたものをのせてドレッシングをかけたら、クルクルっと包んだものを8個作ります。あとは、スープにパンでたりるでしょうか?

「おはよう、アキラ。いい匂いだな。」

「おはようございます。体調は、どうですか?

朝食できたので、食べましょうか。」

「あぁ。」

テーブルに運んで食べます。

私は、2個で残りはカイルさんが食べました。

「うまい。野菜に味がついてるから、いくらでも食べれそうだ。」

スープまで、お代わりして、満足そうです。

「うまかった。アキラは、料理上手なんだな。」

「そーかな?普通だと思うけど・・・あっ、そうそう。これ、よかったら着て下さい。」

昨夜作った普通のシャツを渡します。

「ん?えっ?これ・・・」

シャツを広げて、固まってる。

「あのビラビラはちょっと・・・サイズ合うとおもうけど、キツイとか、動きにくいとか、いらないなら、置いてていいですよー。」

「いや、嬉しいよ!こんな普通のシャツが着たかったんだー。嬉しいよ。アキラが、作ってくれたのか?疲れてるって言ってたのに・・本当ありがとう!」

「じゃあ、お湯持ってくるので、身体拭いて着替えてくださいね。」

お風呂は、貸せないからね。

カイルさんが、身体を拭いて着替えている間に、片付けて、私もお店に行く準備をします。

「アキラ、世話になったな。シャツまでもらって。この礼はいつか必ずするからな。ほんとに、ありがとう!」

「いえ、お礼はいいので、倒れないように気をつけて下さい。お相手が見つかるといいですね!頑張ってください。私も、仕事に行くので一緒に出ますよ。」

言って、一緒に家を出て歩きます。

「まだこの街にいるんですか?いるんだったら宿屋確保して下さいね。」

「あぁ、まだ来たばかりだからな。少しいるよ。また、会ったらよろしくな!」

「はーい。あっ、私こっちなんで。じゃあ、気をつけて下さいねー。」

別れてお店に行きます。

「おはようございまーす。ザックさん。大丈夫ですか?寝れました?」

「おはよう、アキラ。大丈夫だ。マーサは、しばらく休むから悪いが、店は早めに閉めるよ。」

「わかりました。無理しないで下さいね。あっ、これ、お祝いです。ソラくんの服。赤ちゃんの服って、わからなかったので、おかしかったら作り直しますね!」

「ありがとう。準備しようか。」

「はい!」

今日も、忙しいけれど、売り切れゴメン!で、お店を閉めます。

「ゆっくり休んでくださいねー。マーサさんにも、よろしく。じゃあまた、明日。」

「あぁ、お疲れ様。気をつけてな。」

いつもより、早い時間なので、お店を見て帰ろう。

「あら、アキラ!お店は?」

「フィーナちゃん、あれ?身長伸びた?」

前に会った時と目線が違う。

しかも、身長だけじゃなく胸も成長してる・・・

なんてこったぁ!

「何言ってるの?もう成人するんだから成長するのは、当然でしょ?アキラもって、成人してたんだったね。ゴメン!アキラ。えっと・・あの」

「いいの、いいの!気にしないで!お相手は、決まったの?」

「うん。幼馴染のフェル。カッコいい訳じゃないけど。気がついたら側にいてくれてるの。それが、嫌じゃないなって思って。」

顔を赤くしながら、話してる。

可愛いいなぁ。

「よかったね!幸せにね!」

「ありがとう、アキラ。」

「おめでたい事が続くなぁ。マーサさんも出産したんだよー。男の子。可愛いいの。マーサさんがしばらく休むからお店早めに閉める事になったの。」

「そっかー。おめでとう!お母さんに教えなきゃ!じゃあ、早く帰れるなら、今度ゆっくり話ししよう?」

「うん、楽しみにしてるねー。気をつけて帰ってね!」

野菜と、肉を買って、お祝い何がいいかなぁ?と考えながら家に帰ります。

フィーナちゃんだけじゃなく、メルちゃんのも考えなきゃだね。

成人のプレゼントは、レース編みでブレスレットを作ったんだけど、結婚のお祝いはランチョンマットに刺繍したらいいかな?自分で作るかな?

うーん、明日マーサさんに聞けたら聞こう。


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