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は?
カイルさんが好きって事?
いやいやいやいや⁈
ライバル宣言?
「な・・にを・・・」
思いっきりドン引きしてるカイルさん。
「頼む。一目見てお前だとわかった。わかったら欲しくて我慢出来ない!お前に言うつもりはなかったんだ。アキラに言えば大丈夫だと思ってお願いしたんだ
!」
それに気づかず話すクロフォード様。
「断る。俺にはアキラがいる。男に興味はない。」
「アキラの方はお前が持っていればいい。俺はお前の人形があればいい。」
「はぁ?人形・・・俺の人形が欲しいってことか?なんだ・・人形かぁ。はぁー・・・ったく、紛らわしい言い方するな!あの人形はアキラが俺にくれた物だ。誰にもやらない。」
「そういわずに譲ってくれないか?」
「なぜ?」
「可愛いからだ。あの人形を見るとあの頃のお前を思い出すんだ。そばに置きたいと思って当然だろう?」
「却下だ。俺は男に可愛いがられる趣味はない!2度と近寄るな!」
「あの〜、確認ですが・・クロフォード様は男性がお好きなんですか?恋愛対象として彼をそばに置きたいと?」
「なっ?なぜそうなる?ちっ違うぞ!私にはアメリアがいる!男と恋愛なんてゾッとする。」
「ではなぜ彼か欲しいのですか?」
「その、嫌わないでくれるか?」
チラチラとカイルさんを気にしている。
「すでに嫌っているから問題ない。」
ガーーンって文字を背中に背負ってるよ。
オスカーさんがお茶とプリンを持ってきてくれた。
ちょっと落ち着こう。
「クロフォード様、恥ずかしがってる場合ではないです。きちんと話をしましょう。大丈夫です。ちゃんと聞きますから。あなたも黙って聞いてあげて?」
クロフォード様は、小さな頃から可愛いものが好きだった事。成長するにつれてその事は周りから認められなくなって捨てられたりしたので隠していた事。学園でカイルさんが小さくて可愛いくて愛でていた事。寮の部屋にも人がくるから可愛い物が置けなかったのでカイルさんに会って話をして癒されていた事などカイルさんの反応を気にしながら話ている。
周りがカイルさんに嫌がらせとかしていた事、カイルさんが嫌がっている事に気づかなかった事を謝った。
「なぜ俺なんだ?可愛い女の子もいただろう?」
「見た目は可愛いくても爵位や金に寄ってくる女ばかりだ。少しでも近づきすぎると婚約者にと言われるから距離感が難しいし面倒くさい。女に近寄らないようにするとゴツイ男がついてくる。可愛いものに囲まれたいのにイライラしてる時にお前を見つけた。俺より小さくて可愛いが男だから大丈夫だと思ったんだ。浮かれて周りが見えてなかった。すまない。」
「可愛いものが好きなのはわかったが俺は可愛いくないぞ?ライアン・クロフォードお前は何がしたいんだ?」




