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お茶の時間になりカイルさんに抱っこされて皆のところに連れていかれる。
シエル君やケイトちゃんハリー君もいる。
はじめましての挨拶をする。
オスカーさんとエリーさんが給仕してくれる。
給仕してくれているオスカーさんに
「オスカーさん、シェリー様が買われたビネガーはどこで売っていますか?」
「ビネガーでごさいますか?調べて後程お知らせいたしますね。」
「よろしくお願いします。」
カイルさん以外皆初めてみるプリンを凝視してる。見た目は地味だし何かわからないだろう。
「これは?」
「これはプリンです。レオンさんが辺境伯になるお祝いです。本当はもう少し飾ったりしたかったんだけど、時間も材料もなかったからこのままです。」
「アキラが作ったんだ。食べないなら俺が食べるから。」
「いや、祝ってくれてありがとう。いただくよ。」
スプーンですくって食べる。
「冷たく滑らかでくどくない甘さだな。これならいくらでも食べれるよ。」
お姉様達も食べて驚いてる。
「美味しいわ。」
シエル君達は
「美味しいよ〜。」
「もっと食べた〜い。」
喜んでいる。
「よかった〜。喜んでもらえて。」
「アキラ、これは、このプリンのレシピはもらえるだろうか?」
「?プリンはダンさんが作れますよ?一緒に作りましたから。」
「そうか。ありがとう。明日の夜会にも出していいか?」
「レオンさんがよければどうぞ。」
「ありがとう。オスカー指示を頼むな。」
「はい。」
「アキラ他にも何かあるか?簡単に作れるものとか、こうした方がいいとか?」
「そう言われても夜会自体がわからないので・・・」
「そうだな。明日は私が当主になる事、カイルとアキラの婚約の発表をしたらあとは歓談だな。
あの2人が招待してるからなぁ。身内や付き合いのある家の者を招待してるようだから大丈夫だと思うが、それでも色々言ってくるヤツはいるだろう。それと問題はクロフォード公爵だな。先代から爵位を継いだばかりだが今までのようにカイルに絡んでくる可能性がある。アキラに会いたいというのも何が目的なのか・・・絡まれるだけならいいが嫌がらせなどされると他の貴族も公爵につくだろうから領地にどのような影響がでるか・・・」
「クロフォード公爵ってなぜそんなに絡んでくるんですか?」
「俺が小さいからな。からかうのにちょうどいいんだろう。」
ムスッとしてる。
「学生の頃はそうでも今はそんな事しないんじゃないですか?公爵になったなら自分の評価を落とすような事をしないと思うんですよねぇ。それでも絡んでくるのなら自分の立場とかわかってないんでしょうか?それとも影響力をわかっていて絡んでくるのかな?」
「うーん。・・・絡んでこなければいいけど、どういうつもりかわからないからなぁ。」
「明日会ってからですね。なるようになるでしょうから。そうだ!えっと部屋に行ってすぐ戻ってきますので待ってて下さい。」
「ああ、なんだ?」
「すぐ戻りますね!」
カイルさんに連れて行ってもらい箱を持って戻る。
子供達は庭に出て遊んでいるようだ。
「あのこれ・・・飾ってもいいですか?」




