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小さくたっていいじゃない!  作者: 蘇芳 誉
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翌日から練習が始まった。

私が綺麗に歩けるようになるまでカイルさんに会わせてもらえないそうです。

最初は普通の服でヒールを履いて歩く練習。

膝が曲がっていたり体が

上下左右に動いていたりでなかなか綺麗な歩き方にならない。

慣れないヒールですぐ足が痛くなって余計に変な歩き方になる。

「アキラまっすぐ前を見て歩くの!体揺らさないっ!」

シェリー様はとても厳しい。

褒める事はない。

私もカイルさんに恥をかかせたくないので頑張っているが、普段使わない筋肉を使ったからか体が痛い。筋肉痛になるだろうなぁ・・・

お風呂でマッサージしてもやっぱり筋肉痛で痛いけれど、それでも数日でOKが出たので今日からドレスを着て歩く。ドレスを着ると裾捌きにも気をつけなきゃいけないけど下を向くわけにはいかないから大変。背筋も伸ばして立っていなきゃいけない。

背が低いから少しでも高く見えるように・・・

慣れないヒールで靴擦れができるし、足の指も痛い。

頑張りすぎたのか熱が出てしまった。

「歩く事もまともに出来ないなんて・・・明々後日にはお披露目なんだから時間がないの!熱なんかで寝てる場合じゃないのよ?余計にカイルが笑われちゃうじゃない。なんでこの子を選んだのかしら?明日は具合悪くても練習するわよ!」

ベッドで寝ている私に言って去っていくシェリー様。


私じゃ認めてもらえないのかな?

ごめんなさいカイルさん。

頑張っているけど間に合わないみたい。

カイルさん会いたいよ。

そばにいて


翌日微熱なんだけど練習するわよっと連れて行かれる。

やっぱり調子が悪くドレスの裾を踏んでしまう。

「そんなんじゃカイルが笑われちゃうわ!こうなったら代役をたてるしかないわね。」

そこへ侍女さんがやってきてシェリー様に何か伝えて戻っていく。

「ちょっと席を外すけれどアキラは練習してなさい。」

と出て行った。

ふぅーー。

こんな体調じゃ練習にならないから部屋に戻ろうかな。

シェリー様に怒られるだろうけど、無理しても仕方ないよね。

部屋を出ると侍女さんや従僕さん達が荷物を運んでいる。

誰かきたのかな?

水を貰おうと厨房に向かっていると声が聞こえてきた。

「アキラに会わせてくれ!なんで会ったらいけないんだ?会いに行くのを邪魔してもう何日会ってないと思ってるんだよ。いい加減にしてくれよ!」

カイルさん!

「お母様アキラはどこにいるの?」

お姉様の声が聞こえた。

「カイルあの子は無理よ。誰か代役を立てましょう?あなたが恥をかくわ。」

「何言っているんだ?アキラとじゃなきゃ俺も出ない!」

「何言っているの?練習したって歩けないのよ?これ以上笑われるなんて嫌よ!カイルにふさわしい子はほかにいるわ!」

「母上、アキラを連れて帰ります。2度と会う事もないでしょう。」

「待ちなさい!カイル!」

「何がどうなっているの?わかるように説明して。お母様?」

ドアを開けてカイルさんが出てこようとしてビックリしてます。

「アキラッ!」

ギュウとしてくれる。

カイルさんだ。

「「会いたかった。」」

同じ言葉が重なる。

部屋の中でシェリー様が

「アキラ何故ここにいるの?練習してなさいって言ったでしょう!カイルに恥をかかせるだけなんだからっお披露目に出るのは認めないわよ!」

叫んでます。

「母上、カイルとアキラを認めないという事ですか?」

レオンさんの声。

「そうよ?だってまともに歩けないのよ?これじゃ余計に馬鹿にされるわ!」

「それは父上も同じですか?」

「アキラはいい子だと思うが貴族になるならできて当たり前の事だろう。努力してもらわないとね。」

「父上と母上はカイルとアキラを認めないという事ですね?では父上、私が辺境伯を引き継ぐので隠居なさって下さい。」







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