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小さくたっていいじゃない!  作者: 蘇芳 誉
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マーサさんとザックさんに相談してお休みをいただいた。代わりに誰かくるなら、予定より遅れても心配しなくていいと言ってくれたので安心して

王都に行ける。

カイルさんに貴族男性の正装を聞いたらモーニングコートだった。

人形にはタキシードを着せたけど作り直すかな。でもカイルさんにタキシードを着てもらおうかな?作っちゃう?生地があれば作っちゃおうか?着てもらえるかわからないけど楽しみ!頑張って作っちゃうよ〜。


王都に行く前にお姉様が家に来てと言っていたらしいので午前中お屋敷で過ごして午後から出発する事になった。

カイルさんと一緒にお屋敷に行くと挨拶する前に

「アキラ!待ってたのよ!こっちにきて!」

お姉様に引っ張られて連れて行かれます。

「カイルさん、アキラをお借りしますね?」

アリス姉様がカイルさんに言ってついてくる。

連れて行かれた部屋で侍女さん達が待ち構えていて脱がされました。

恥ずかしい。

「ごめんなさいね。アキラ時間がないから。仮縫いが出来たの。試着して、どこかキツイところとかあるかしら?」

「いえ、大丈夫です。ありがとうございます。お姉様方のドレスも仮縫いできたんですか?」

「ええ、ドレスのヒラヒラが違うけれど、どちらも素敵な出来だったわ!着るのが楽しみよ!」

「アキラも似合っているわ!でもスッキリしすぎじゃないかしら?」

「確かに流行っているベルラインとかでも大丈夫なんですけど、私は身長が低いので皆さんと同じよりはと思ったんだけど、おかしいですか?」

「大丈夫よ。確かにスッキリしすぎだけどかえって目をひくと思うわ!」

んー喜んでいるからいっかぁ。

着ることないだろうし。

「じゃあこれで仕上げてもらうわね?慌ただしくてごめんなさいね?」

「いえ、こちらこそ気にかけていただいて嬉しいです。」

「じゃあ少し早いけれどお昼にしましょうか?早めに次の街に入ってる方がいいでしょう?」

お姉様方と食堂に行きカイルさんと合流する。

「お疲れアキラ。大丈夫か?」

「大丈夫よ。あなたは何してたの?」

「散歩かな。ゆっくりしてたよ。」

少し早めのお昼を食べて出発します。

「2人共気をつけて行ってらっしゃい!」

「お父様とお母様によろしくね?私達も後から行くわ!」

えっ?

「お姉様方も王都にいらっしゃるんですか?」

「もちろんよ!待っててね!」

馬車が動きだしたので手を振ります。

「あの、お姉様方が王都に来るって知ってました?」

「ああ、アキラのドレス持って来るって言ってたよ。」

「えぇー!着ることないのにー。」

「まぁまぁ、何だかんだ言ってアキラに会いたいんだよ。」

「今日泊まる街はどんなところなの?何が美味しいのかな?」

「あー、クレメール領だがアキラの料理の方が美味いぞ?」

「私のは家庭料理だから。でも、そう言ってもらえて嬉しい。」

「食べればわかるよ。」


うーん。塩味だね。コショウとかハーブとかないの?

「なっ?今まではこの味でも食べていたのにアキラの料理を食べたらダメだな。もうほかの料理じゃ満足できないよ。」

クスクス笑って

「あなたの胃袋掴んじゃった?」

「ああ、胃袋も心も掴まれてるよ」

うー。なんで恥ずかしい事をサラッと言うかなぁ。

部屋に戻って早めに寝るからね!


朝食も塩味スープにパンだよ。早めに出発する。夕方には隣のオックス領に入りたい。

お昼もパンを買い馬車の中で済ませる。

お店に入って食べる気分じゃないから。

馬にも御者にも申し訳ないけどゆっくりでも進んでもらってオックス領に入った!

「ねぇ、ここも塩味って言わないよね?美味しいのが食べれるよね?」

「さすがに塩味だけじゃないが微妙だな。俺はアキラの料理が食べたいよ。」


うん。塩味だけじゃなかった。コショウがあった。なんなの?チェスター領でも塩味とかコショウ味とかだったっけ?自炊しててお店で食べたことないからわからないよ。この間屋台で買った串焼きとかは塩コショウだったような疲れてたからあまり気にしてなかったんだよね。

うーん。

こんな料理ばかり続くなら王都に行きたくないなぁ。




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