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色も決まり落ち着いたようだ。
でも本当に流行るかなぁ?
「アキラ心配しなくても大丈夫よ?若い子達はともかく私達既婚者とくに年配の方々には受け入れてもらえるはずよ。胸を見られるのは嫌って人は多いのよ?でも、いつも流行るのは胸元を強調するような型ばかり。同じような型ばかりで、新しさに欠けるからね。アキラの型は話題になるわ!」
「そうだといいんですけど・・・逆に浮いたりしないですか?変わったドレス着てとか、遠巻きに見られるとかにならないです?」
「大丈夫よ!最初は身内の集まりから披露していくから。」
「わかりました。」
ここはお姉様達を信じよう!私に貴族の事はわからないのだから。
「じゃあ、戻りましょうか?」
「アリス姉様、ドレス見せて頂いてありがとうございました。」
「いいのよ。それにそんなにかしこまらないで?
口調もカイルさんと話す時と同じ言葉使いにして?」
うぅ。
「すぐには難しいけどそうしますね!」
先程の部屋に戻りカイルさんの隣に座ります。
カイルさんが手を握ってくれるとホッとします。
「カイル、アキラもドレスを仕立てるから、あなたから贈ってあげなさいよ。」
「ああ、もちろんだ。どんなドレスなんだ?アキラ、是非俺に贈らせてほしい。アキラのドレス姿楽しみだなぁ。」
ニコニコしてるけど期待しないで〜。
「あー、アキラ、ゴホンッ、先程の事正式に謝罪をさせてもらえないだろうか?自分がどれだけ酷い事を言ったかわかったんだ。だから、謝罪をさせてほしい。カイルには、きちんと謝罪をしたから。」
この部屋に来た時とは違う真剣な顔をしているレオンさんを見て、何があったと思いカイルさんを見る。
カイルさんは、
「オリバーが指導したんだ。どのくらい酷い事を言ったか理解したようだよ。俺にちゃんと謝罪したから、アキラにも謝罪したいって。」
えっ?
オリバーさんを見るとニッコリ微笑んで
「私は何も。」
と言うだけでわからない。
でも、
「わかりました。謝罪を受けましょう。」
「ありがとう。」
ニコニコ笑っています。
ん?謝罪は?
「あの?」
「いや謝罪を受けると言って貰えて嬉しくてね。
では改めて謝罪を。アキラ酷い事を言って申し訳なかった。今後傷つけるような事は言わないように気をつけるので許してほしい。」
はぁーっ。
「謝罪は受け取りました。」
「よかった。これからよろしく、アキラ。俺の事はお兄様と呼んでくれ。」
それは遠慮したい。
カイルさんが
「そろそろ帰るよ。アキラは明日仕事だしな。」
「その前に2人に伝えておく事がある。近いうちに王都の両親に呼ばれると思うから会いに行ってくれ。カイルが結婚できるかもしれないと喜んでいるからな。」
カイルさんが頭を抱えてます。
「じゃあ、お披露目するかもしれないわね?早速ドレスが役に立ちそうね!」
うわぁー。どうしよう?そんなサクサク進み過ぎ〜。
「すまない。アキラ・・・こんな早く会う事になるとは思ってなかった。」
「私も驚いたけど、いずれ会わないといけないんだったらいつ会っても一緒だから。とりあえず帰ってから話そう?」
「ああ、そうだな。それじゃあ帰るよ。」
「レオンさん、お姉様、アリス姉様今日はお会い出来てよかったです。お姉様方楽しい時間をありがとうございました。オリバーさん、侍女の皆さんもお世話になりました。お邪魔しました。」
「お兄様と呼んでくれない・・・」
「私達もアキラに会えて嬉しかったわ!カイルをよろしくね!」
「また遊びにいらしてね?もっと色んな事をお話しましょうね!」
「アキラ様、私達も楽しみにお待ちしております。」
「ありがとうございます。」
オリバーさんが玄関まで送ってくれる。
「アキラ様またお越し下さい。カイル様アキラ様どうぞお気をつけて。」
「ああ、オリバーも兄上を頼むな。」
「ありがとうございます。オリバーさんもお元気で!」
馬車に乗ってホッと一息つきます。
「アキラ大丈夫か?疲れただろう。今日は何か買って帰ろう。」
「ん、そうだね。あなたもお疲れ様。一緒にいてくれてありがとう。」
街で屋台の料理を買って家に帰りました。




