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小さくたっていいじゃない!  作者: 蘇芳 誉
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ポカーンとした顔で固まっているお姉様方と、驚いた顔をしているオリバーさん。

「レオン様、異世界というとつまり・・・」

「あぁそうだ。アキラはこの世界の人間じゃない、つまり稀人という事だ。そうだな?アキラ。」

「稀人ってなんですか?確かにこの世界じゃないところで暮らしてましたから異世界人ですね。」

「アキラ、アキラが稀人だろうと関係ないわ!アキラはアキラよ?私の義妹になるんだから!」

「そうよ?何も心配いらないわ。私達がいるし、何よりカイルさんがいてくれるでしょう?」

「アキラ様、いきなり違う世界での生活・・・さぞかし御苦労なさった事でしょう。これからは、カイル様をはじめ皆様で支えていきますから何でもおっしゃって下さいね?」

「ありがとうございます。そう言ってもらえて嬉しいです!」

涙が溢れてきます。

「アキラ、泣かないでくれ。」

「嬉し泣きだよ〜。」

「で?兄様?まだ続きがあるんじゃないの?」

「さすがフローラだね。調べたんだけど記録ではね、稀人は200年前と120年前に現れているんだ。200年前は他国だから詳しくわからないけど、120年前はクロフォード領に現れてるんだ。」

「クロフォードって・・・」

「あぁ、カイルによく絡んできてた奴の領だな。その時は男性だったそうだよ。まぁ、他にもいるかもしれないが報告されていなければ記録にないからな調べようがないんだ。その男性だけど、背が低いから馬鹿にされてたそうだけどね、農業に秀でていたみたいなんだ。やせた土地を生まれかわらせて野菜などの収穫を増やしたそうだ。それで領主が、その男性を他領に取られないように親戚の娘をあてがおうとしたんだが、自分は貴族になれない。自分と結婚すれば、娘さんも馬鹿にされてかわいそうだからと断られてね。その男性はこちらに来て困っていた時に声をかけて助けてくれた女性と結婚したそうだよ。その時に稀人は賓客として扱う。稀人は能力を示せば身分に関係なく婚姻できる。また、稀人と婚姻した貴族を馬鹿にする事も禁じる。と定められた。アキラがカイルと結婚するなら稀人だと知られる事になるだろう。アキラ、君はこの男性のように何か能力を示せるかい?」

首を振る。

「私は元の世界ではまだ学生でしたから、コレといって能力なんて・・・」

「アキラ、料理はどうだ?アキラの料理は美味いからな。俺はいつでも食べたいんだ。」

「私の料理は家庭料理だよ。」

「アキラの世界でのドレスはどんなのがあるの?

新しいデザインドレスで流行を作れば良いのじゃない?カイルのシャツだってお洒落だもの。素敵なドレスができるわ!」

「そうね。フローラ様の言う通りよ!新しい流行を作り、このクッキーのようなお菓子を出せば能力を認めてもらえるわ!」

「えっと、私は普段ドレスを着る事がなくて、こちらのドレスがどんなのか、どうゆうのが流行っているとかわからないので・・・」

「そうね、何着かドレスを見たらいいわ!お部屋に行きましょう!」

お姉様方に腕を取られて連れて行かれます。

カイルさんをみるけど肩を竦めて助けてくれそうにありません。

はぁ。仕方ない。見るだけみましょうかね。

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