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小さくたっていいじゃない!  作者: 蘇芳 誉
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昨日は、カイルさんの言う通りに休んだけど、今日は、仕事に行かなきゃね!

腫れは引いてきて、わからないと思うけど、色がねー。体もまだ痛い。でも、前ほど、ゆっくりじゃなく動けるから、無茶しなければ大丈夫だろう。

昨日、休んだお詫びと、カイルさんとノアさんに会った時用のお礼として、クッキーとスコーンを用意した。

会えなかったら、食べればいいし。


「おはようございまーす。昨日は、お休みしてごめんなさい。」

「アキラッ、大丈夫なの?怪我したって、あんた、この頬は・・・体は?」

マーサさんが、顔や、体を触って確認してきます。

ザックさんは、ソラくんを抱っこしてるので、片手で、私の頭を撫でてます。

「大丈夫ですよ。打ち身なんで、骨折とか、刺されたとかじゃないんでー。」

「はぁー。よかったよー。今日も休んでいいんだよ?」

「いつもより、ゆっくり動くけど、大丈夫ですよ!マーサさんの方が、産後だから無茶したらダメダメです!それと、コレ・・・昨日休んで、心配と、ご迷惑をおかけしたと思うので、よかったら召し上がって下さい。」

「この子は・・・気を遣わなくていいのに。でも、美味しそうね。ザック、休憩の時にでも食べましょうか?楽しみね!」

よかったー。

頑張って働きますよー?


今日も早仕舞いしたので、布を買いにお店に行きます。

そういえばカイルさんがどこの宿に泊まっているかも知らないし、ノアさんもどこにいるのか・・・

結婚祝いの布を買って街中を歩いて探すけど、見かけないので、諦めて家に帰っていると、前方にノアさんらしき人発見!

多少の痛みは我慢して、早歩きで側に行こうとするけど、身長が違うように歩幅が違うので追いつけない。

くっそうー。

思い切って

「ノアさん!」

大きい声で呼んだ。

恥ずかしいよ。

振り向いて、私に気づいたノアさんは、

「お嬢さん、体は大丈夫ですか?」

と、聞いてくれた。

見上げると、首が痛いけど我慢よ!

「大丈夫です。私、ノアさんの名前を聞いておきながら、自分が名乗らず失礼しました。私は、アキラです。先日は、本当に、ありがとうござました。これ、お礼です。よかったら、召し上がって下さい。」

差し出すと、クスッと笑って、

「気にしなくてよかったのに。だけど、ありがとう。」

受け取ってくれました。

ホッ。よかったー。

「アキラ、家まで送るよ。」

と言って、歩き出しました。

そこで、

「ノアさん、私の家をなぜ知ってるんですか?

私、家の場所教えてないのに、送ってくれましたよね?」

思い切って聞くと、後ろを気にしながら、

「んー。それは、あとで答える。」

と言われました。

「あとで?」

「そう、あとで。」

笑って教えてくれない。

もうすぐ家に着きます。

家の前で、

「送っていただいて、ありがとうございました。」

って言っていると、ノアさんが、かがんで私を抱きしめてきました。

ひゃあー。なっ何?

「ノノノノノアさんっ?あっ、あのっ、あのっ、」

「しー。少しこのまま。大丈夫。何もしないよ。」

そんな事言われても、私初めてなんですー!

免疫ないんですよー!

パニクってると、

「アキラッ!アキラから離れろ!」

ノアさんとの間に入ってきて、背中に庇ってくれるカイルさん。

私を、見ずに

「アキラ、大丈夫か?」

聞いてくる。

「うん。」

「遅いですよ。カイル様。もっと、早く出てきて下さい。」

はっ?カイル様?

どういうこと〜⁇

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