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あれ?朝?
あのまま寝てしまったようです。
「イタタ・・昨日よりひどくなってる?」
ゆっくり起きて、鏡をみると、うーん、
まぶたはマシになってるけど、頬の腫れは引いてないなぁ。色は少し薄くなってるかな?って感じ・・・こんなんじゃ、お店に出れないよ。でも、休むわけにはいかないし・・・
簡単に、朝食をすませよう。
それでも、どうしても昨日の事を考えてしまう。
カイルさんは、知っているのだろうか?
カイルさんが、お金持ちとかは、どうでもいいけど、お嫁さん探してるって、見つけたと思ったら、お金目当てだったとか、ショックだよねー。
なんと言っていいかわからないなぁ。
カリーナさんは兵士に連れて行かれてどうなったか知らない。どーでもいーわ。ただ、これ以上関わりたくないよ。
はぁー。ため息がでてしまう。
ダメだ!考えてもしょうがない。
食べて、準備しなきゃ!
ノアさん・・・
泣いてる私をポンポンしてくれて、家まで送ってくれた・・・って、待って!どうして家知ってるの?私、家の場所教えてないし・・アアァッ!ノアさんに名前聞いて、私の名前名乗ってないぃぃーっ。
礼節を重んじる日本人なのに・・・私としたことが・・・
次会ったら名乗るとして、家を知ってる謎が残る。これは、本人に聞くしかないよね?
お礼もしたいし、どこで会えるかなぁ。
準備していると、
トントントン
ノックされてますねー。
顔を見られたくないので、ドア越しに
「どちら様ですか?」
声をかけると、
「カイルだ。アキラ大丈夫か?」
っ。なんで?昨日の事知っているのかな?どうしよう。
「すまない。俺の顔なんて見たくないよな。そのまま、そこで聞いてくれ。昨日の事は、知っているから。俺は大丈夫だが、アキラには、俺のせいで、迷惑かけてしまったな。すまない。怪我したんだろ?今日は、仕事休め。俺が店に説明してやるから、安心しろ。本当に、すまなかった。じゃあな。」
足音が遠ざかっていきます。
何も言えなかった・・・
顔見たくないとかじゃなく、私の顔を見られたくないのに・・・
考えてもしかたない。カイルさんの厚意に甘えて、ゆっくりしましょうか?




