虚しさ
もっと小説っぽくするつもりで書いていたのですが、なかなか進まないので、全部消して詩のようにしました。
小説など書ける訳が無い。
このままで良いのだろうか。
愛情を求めた親友に偽物の愛情を与えて、「もう必要ない」と言われるまで、同じ事を繰り返していくのだろうか。
偽物の愛情にさえ縋ってしまう親友のためとはいえ、俺もさすがに虚しくなってくる。
出来る事なら、本物の愛情を与えたい。
でも、どうしても、恋愛感情になれない。親友以上の存在だと思えない。
彼が一番辛かった時期にそばにいてやれたら、こんな事にはならなかったのかもしれない。
「じゃあ、愛して」なんて、言わなかったかもしれない。
この虚しさは、親の事情で遠くに引っ越したからって、手紙も送らず、電話もせずにいた俺への、天罰なのだろう。