第8話 ダンジョン1階層
あともう少しでようやくバトルシーンがやってきます!
楽しみにしててください!
ドタドタドタドタ!と音を立てて焦りながら追いかけてくる店主が目の前にやってきた。
「おい坊ちゃん!武器渡したのはええけど使いかた説明するの忘れとったから今軽くせつめいするでな!
ようきいときや、不死鳥フェニックスは精霊武器って言って武器そのものが生きてるんや、だからフェニックスと仲良くすることで使いこなせるようになる!ちゃんと食い物もくわすんやで!
以上や、後はフェニックスと会話してなんとかしや」
未来は本当にそんな使い方で使えるのかよと思いつつも、今まで親がペットなどを飼わない親だったためフェニックスが生きている武器と知りものすごく喜んでいたのであった。
「やったぜ!人生初ぺっとだ!しかもフェニックスとか最高かよ…涙出てきそうだ。
俺動物大好きだから本当にありがとうな店主のおじさん!
俺頑張ってミスリル石フェニックスとハピネスと一緒にとってくるから楽しみにまっててくれよ!」
店主は最後に一言言い、心の中でこう思いながらさっていった。
「坊ちゃん、嬢ちゃん死ぬなよ!
…こいつならきっと昔の精霊王みたくつかいこなしてくれるぜ」
未来とハピネスはそろって答えた。
「死ぬわけねーだろ!まかせろ!バーカ!」
ハピネスは自分のキャラに合わない言い方をしていたので後ですごくはずかしがっていた。
恥ずかしがりながらもハピネスは未来に声をかけて出発を伝えた。
「か、叶恵さん、はやくいきますよ!
15階層までは長くて険しいんですから!
それじゃはりきっていきましょうか!いきますよ!いきますよ! えいえいおーーーー!」
一人で盛り上がっているハピネスであった、内心未来もかなり盛り上がっていたが普段はそういう一面を出さないので心の中でいっしょにもりあがっていたとさ…
そんなこんなしてるうちに1階層目の扉が見えた。
扉はとても重たい岩でできていて扉にはかつてこのダンジョンに挑み亡くなっていったものたちの名前が魔法により映し出されていた。
扉や扉の周りを見る限りかなりの人数が命を落としていったことが見てわかった。
この瞬間未来はこれはゲームじゃなくて、遊びでもなくて命の駆け引きなんだと思い知らされた瞬間であった。
内心はものすごく怖いとおもっているが近くにハピネスがいたのでそこまで未来は怖がらなかった、そして少しドキドキ、ワクワクしながらその扉を開けたのであった。
…ハピネスが。
「そっれじゃ〜わたしがいちばんのりです!」
ハピネスはそう言うと軽々と石の扉を開けたのであった、それを見ていた未来はなんだよこいつの怪力…
変に刺激したらあそこ潰されるなと心の中で思っていた、そんなことを思っているとまたハピネスが勝手に心を読んできた。
「そんな事は絶対にしないですよ!
そんなことしたら私と子供作れなくなっちゃうじゃないですか!ばかなんですか!」
未来は顔を赤らめながらこいつ何言ってんだよと思いハピネスにいった。
「何てめー勝手にまた人の心読んでんだよ!くそか!
て、てかお前って俺との子供ほしいの?」
するとハピネスは大笑いしながら、バカにした様な表情で俺を見ながら言ってきた。
「あっはっあっはっはっっはあっはっはっは(笑)
ばかなんですか?本気で言ったと思ってるんですか?
だまされてんですか?笑いが止まりませんよ叶恵さん(笑)」
口ではそういうハピネスではあったが内心は少し嬉しそうにしてたのであった。
バカにされた未来はというと少しむすっとしながら真っ直ぐ通路に沿って歩きながら1階層のダンジョンの作りについて考えていた。
「おいハピネス、ダンジョンの1階層ってあんまりモンスターっていないのか?トラップとかもないのか?」
ハピネスは辺りを見渡しながら呑気に答えてきた。
「ないですよ?たぶん?モンスターもあんまりいないんじゃないかな〜とおもいます。
でもここまで何もいないのは珍しいですよ(笑)
なんか強いモンスターでも出現したんですかね(笑)」
とそんな変なことをハピネスが言ったせいでその言葉が現実のものになってしまったのであった…
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