第5話 アルファスの街
目指せ10万字!
未来とハピネスは時間を止めながら移動し無事異世界初めての街にとうちゃくしたのだった。
到着した途端未来は大きなため息をあげていた…
「はぁ〜まじで疲れたわ、ハピネス〜お前すぐつくっていってたよな?」
とぼけた顔おしながら口笛を吹いて、答える彼女。
「ヒューヒュー、そんなこと言いましたっけ?叶恵さん?」
「言ったわこのクソビッチが!」
「ビッチって褒め言葉ですか?? そうなんですか?」
「ちげーよ! たくこいつといると調子がくるうぜ」
こんな感じで2人は少しづつ打ち解けていくのであった。
その会2人の話を聞いている街の人たちは未来たちのことを冷たい目でみていたのであった。
「そういえば叶恵さん? 街に来たことですし宿屋をまず取りに行きましょうよ! お風呂も入りたいんで」
困った表情をしながら答える未来…
「そうだな、でも俺金なんてないぞ?」
満面の笑みで返す彼女…
「お金のことはきにしないでください!私が全部払うので!」
と自信有り気に言う彼女を見ながらこいつ本当に大丈夫かなと思っている未来であった…
そして未来はふとおもいだしたのだった。
「そうだ、イかせた時言ってた私これでも王女なんですって言ってたのって本当なのか?」
誇らしげに胸を張って答える彼女。
「ええ! 本当ですよ、エリュウス王国の王女です、
証拠の首飾りだってあるんですよ!みますか!みたいですか!きになりますか!って言っても異世界から来た叶恵さんが見てもわからないと思いますけどね」
この時未来は本当に自己主張の強い女だな、めんどくさいやつだなとおもっていたのだった。
「ハピネス、お前ってさほんとに自己主張強いよな…
まーしょうがないから見てやるよ」
と呆れ顔で答えた。
対してハピネスは早く見せたいという自分の欲望頑張っておさえていたのであった。
「それじゃーお見せしますね!こちらでーす〜ジャジャーン綺麗な首飾りでしょ!どう?すごく綺麗でしょ!」
また呆れながら未来は答えた。
「はいはい綺麗ですね〜本当に王女様かはまだ信じねーからな」
心の中で未来はこんな奴が王女とか下品すぎてありえないだろうと思っていたのだった。
その後未来のステータスを見るためにギルドにやってきていた。
「フゥ〜案外宿屋からは近かったな、でハピネス、ギルドにきたけどステータスってどこで見れるんだ?
てかいかつい人多いな…」
ニコニコしながら答えるハピネス…
「それはですね〜こちらの機械でございまーす!
ジャジャーン!」
と未来の目の前に現れた機械は地球であった体重計にものすごく似ていた、心の中で未来はこんなので測れるわけねーだろと内心思いながらその上に乗っていた。
乗るとやはり表示が体重計のように出てき、その後年齢や身長などを入力すると全てのステータスが出てきた。
叶恵 未来 ステータス
ランク
レベル1
HP G
スピード G
ガード G
パワー G
運 SSS
器用さ B
魅力 B
精力 SSS
マジック ???
火体制 ???
水耐性 ???
雷耐性 ???
氷耐性 ???
土耐性 ???
闇耐性 ???
光耐性 ???
マジックスキル なし
フラワースキル タイムフラワーSSS
固有スキル 強運 覚醒 職人 栽培
加護 精霊王の加護 花の加護
称号 最弱最強
総合評価
お主の能力は最強じゃ、だがお主はステータスはゴミ故に最弱なのじゃよ、じゃからもっと鍛えて最強の称号を目指すのじゃ!さすれば魔神級とも戦えるぞお主なら。
体重計らしきものの近くにランクについての張り紙があった。
ランクはG〜SSSまであり、
Gランクはモンスターとバトルになると瞬殺される、レベル。
Fランクでようやく雑魚モンスターと戦えるレベル
Eランクで雑魚の一つ上のモンスターと戦えるレベル
Dランクだと普通のモンスターと戦えるレベル
Cランクでようやく小ボスと戦えるレベル
Bランクで中ボスと戦えるレベル
Aランクで魔級クラスのモンスタと戦えるレベル
Sランクからは魔級ボスモンスターと戦えるレベル
SSランクでは神級と戦えるレベル
SSSで魔神級と戦えるレベル
測り終わった未来は自分のステータスを見て少し満足気な顔をしてハピネスに話しかけた。
「どうだハピネス!すごくね?俺のステータス」
ニヤニヤしながらハピネスは下を見るような目で見てきた。
「あれれ、あれあれ?未来さん私より雑魚ですね(笑)
恥ずかしくないんですか? 女王様ごときに負けて(笑)
私のランクはオールSランクですよ(笑)」
この時未来は世の中は公平じゃないんだと知ってしまった…
「お前なんでそんなにランクたかいんだよ!
おかしいだろ変態のくせに!
そうだ、お前をライオンから助けた時ってまさかお前あのライオンと戦ってたりとかはしてなかったんだよな?」
するとハピネスは少し大きめの胸を張りながらえっへんとしながら答えた。
「ふふふ、そのまさかのまさかですよ!
見直しましたか?どうですか?ほれました?カッコいいですかわたし?それなのにあの時君は私をあの場所から脱出させて助けてたと思ってたみたいで必死にわらいこらえてたんですよ(笑)」
未来はこいつを今すぐまたライオンのところに戻そうか心の中で考えていたのであった…
「叶恵さんうそですよ、またあの大きい獣のところにはつれてかないでください、お願いいたします、ころされちゃいます!」
「お前でもオールSランクなんだろ?
ならたたかえるだろ(笑)
もう一度つれてってやろうか?」
怯えて泣きそうな表情で彼女は訴えてきた。
「お願いです…なんでも…しますからそれだけはやめてください!あのモンスターおそらく神級レベルのモンスタなんでそれだけはおゆるしください!」
土下座をして頼むハピネスであった。
そしてその頃未来は神級レベルのモンスターがどれくらいやばいか考えていた…
「叶恵さん神級レベルのモンスターのヤバさなんて想像しないほうがいいですよー。出くわさないのが一番いいですし、私あの時人生の終わりを感じましたもん(笑)」
未来はほんとかよと思いながら疑いの目を向けつつ気になってしまったのでそのことを口に出して聞いたのであった。
「ハピネス、実際のところ神級レベルのモンスターてどれくらいのヤバさなんだ?」
ハピネスは過去を思い出しつつ怯えた表情だったのだがしっかりと答えてくれた。
「私の国は過去に3回ほど神級クラスのモンスターにおそわれて…その時の被害はもう絶望的なものでしたよ。
国で栽培していたフラワースキルを持つ花を全て燃やされ、街の水は枯れ、国の半分近くをそのモンスターどもに破壊されたんです…父もその時に受けた傷のせいでまだ目を覚ましません、そんな過去があったから私は強くなろうと、魔神クラスのモンスター共戦えるようになろうと日々旅をして修行をしているのです!」
未来はこいつにも背負ってるものがあってそれでこんなにもランクが高いんだなとすこし納得していた。
そんなこと聞いてしまった未来はハピネスのために決心をしたのだった。
「ハピネス、お前はあのライオンを殺したいのか?」
そう聞かれると彼女は涙ぐみながら答えた。
「ええ、あたりまえじゃないですか!あいつも国を襲った神なんだから殺したいに決まっているわ!だけどできっこないわよそんなこと!
あなたの時を止める力があればいけるかもしれないけど力を…貸してくれるんですか?」
未来は怯えながらも答えた、この子の力になってあげたいとそう思えたから、普段の未来なら絶対にありえない、なぜなら普段の未来はただの凡人で特に何かが得意なわけでもなくずば抜けているものもなく何より臆病者だからだ、だけど未来は叫んだ、変わりたいと思ってハピネスのように強くなって何も失わないためにそう心の中で思い決断した。
「あたりまえだろ!変態ビッチでもお前はもう仲間なんだから…仲間が困ってたら助けるのが当然だろ、俺はそんな風に親から教わったぜ、あとかわいい女の子には優しくしろってな、それじゃ狩に行くか!神様を!」
「はい!叶恵さん!」